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わがままを通したいときに使える心理テク「文脈効果:前後の文脈で人の認識が影響を受け、変わる」

常にわがままを言うのは論外ですが、ときには大人でも「これだけはどうしても譲れない!」と思うわがままがあるものです。そんなときには心理テクニックを利用して、聞き入れてもらえる可能性をアップさせちゃいましょう。

【説得上手になる2つの心理テク「一番いいところだけ伝える」「悪いことも伝える」】

ちょっとズルイ(!?)コツを、紹介します!

人の印象は簡単に変わる

心理学には「文脈効果」と呼ばれる心理効果が存在します。これは、「前後の文脈や周囲の状況によって人の認識が影響を受け、感じ方が変わる」という効果です。なんとなく難しいですが、「こんにちは。わたしのまなえは○○です。よろくしおねがいします」という文章があったとします。明らかに間違っているところがありますが、一見して「こんにちは。わたしのなまえは○○です。よろしくおねがいします」と通常通りに読んだ方も多いのではないでしょうか。

これは前後の文脈から、脳が正しい文章になるよう勝手に組み替えたため。これこそが文脈効果なのです。

言い方を変えてみよう!

実はこの文脈効果は、文章の間違いにだけ作用するものではありません。セールスなど、さまざまな場面でも活用されているテクニックなのです。単なる「かき氷」より「海の家のかき氷」と言われたほうが、なんとなくおいしそうな感じがしますよね。

これも周囲の状況を想像した脳が、「かき氷」そのものへの価値を変化させているのです。

誰かに難易度の高い要求をしたいときには、このようにまずは言い方を変えてみましょう。例えば気になる彼をデートに誘いたいときには、「デート」という名目を変えてしまうのがオススメです。「美術館で仕事の参考になりそうなイベントをやっているから、一緒に勉強しに行こうよ」と誘ってみてはいかがでしょうか。

「二人で出かける」という内容は変わらなくても、「デート」が「勉強」になるだけで、誘いに乗りやすい雰囲気を作ることが出来るのです。

わがままを聞き入れてもらえるかどうかは、あなたの「言い方を変えるスキル」にかかっているのかもしれません。プレゼントや食事など、「私のためにお金を使って欲しい!」と思うときには、「おごって!」ではなく「投資してくれない?

」と言いかえてみてはいかがでしょうか。なんとなく相手に「それならいいかも……」と思わせることができるかもしれません。

※この記事は2014年08月05日に公開されたものです

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