20代後半の女子が思い描く30代の人生―2位「専業主婦」1位は?
リクルートジョブズが運営する、女性向け転職サイト「とらばーゆ」は現在、20代後半(=「U29」)の女性たちが、自分独自(=「ユニーク」)の未来を描くことを応援する『U29ユニーク女子プロジェクト』を展開しており、20代後半の未婚女性1,000名および30代女性1,000名を対象にした、「ライフスタイル」に関する調査を実施した。
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「U29女子」(20代後半女性)たちが考える“理想の30代?の姿を探るため、「あなたは、自分が30代になったときの姿について、理想とするイメージが具体的にありますか?」と聞いたところ、「具体的なイメージがある」と回答した人は10%、「具体的ではないが、なんとなくのイメージはある」と答えた人は56%となった。
大半の人がおぼろげながらも、「30代になったらこうなりたい」とイメージしている。
女性たちに “理想の30代?の姿を具体的に聞いてみた結果は、
●結婚・出産後、子育てをしながら仕事を続けている:53% ●結婚・出産後、子育てをする専業主婦になっている:15% ●結婚はするが、出産はせず、仕事を続けている:10% ●結婚はするが、出産はせず、専業主婦になっている:1% ●結婚はせずに、仕事を続けている:21%だった。
多くの人が30代の時点では結婚・出産をしていたいと考えているほか、家庭をもった後も仕事を続けていたいという意向を持つ女性が、専業主婦派を上回っていることがわかる。
「30代になった時の働き方のイメージ」は、「正社員・契約社員としてフルタイムで働いている」(65%)が最も多く、以下、「正社員・契約社員として時短勤務で働いている」(18%)、「パート・アルバイトとして働いている」(9%)と続いた。
20代後半の女性たちに対して、「“理想の30代?の姿が実現できる確率は何%くらいだと思いますか?」と聞いたところ、回答者の3人に1人(36%)が、実現できる可能性について50%以下の数字を挙げる結果になった。
理由としては、「長く付き合っていた恋人と別れ、結婚が遠のいた気がするから。(26歳)」といった、パートナーと出会えるかを不安に感じる声のほか、「独身の現在でも今の仕事がきついので、子育てをしながら両立できるか不安。(29歳)」、「今の会社をやめる気はないが、産休・育休制度がないため。(28歳)」など、特に出産後の家庭と仕事との両立が困難と考える女性の回答が目立った。
「“理想の30代?のイメージを実現するために、現在何か具体的な行動をとっていますか?」と聞いたところ、「具体的な行動をとっている」と答えた人はわずか20%だった。
多くの20代後半女性が、「考えたり計画を立てたりしたことはあるが、行動にはうつせていない」(54%)、「行動しておらず、行動の内容も特に考えていない」(26%)というのが実情だ。
「具体的な行動ができていない理由」としては、「何から始めたらよいのか分からないから」が40%で最も多い結果で、中には「なんとなく・特に理由はない」(17%)という回答もあった。
同調査では、30代女性の“実態?についても調査した。
「現在のライフスタイルは、20代の頃に理想と考えていた通りのものですか?」と質問したところ、「とても理想通りである」「ほぼ理想通りである」と回答した30代女性の割合は、合計で23%にとどまる結果だった。
「現在のライフスタイルに満足をしていますか?」という質問では、64%の女性が「満足している」と答えた。
このことから、多くの女性たちが、「20代の頃の“理想?とは異なる」けれども、「満足のいく」30代を過ごしている様子がわかった。
(エボル)
※この記事は2014年08月04日に公開されたものです