たった3つの作戦で決まり! 「義理人情に弱い上司」をコントロールするワザ
働く女子にとって、人間関係は最大のストレス。相手がもっと、自分の思い通りに動いてくれればいいのに……。そう思うことはありませんか? 今回は、思い込みが激しく聞く耳を持たない、体育会系で熱い、義理人情に弱い、そんな「瞬間沸騰パワー型」タイプの上司をうまく動かすための3つの作戦について、『戦略的、めんどうな人の動かし方』の著者である五百田達成さんに聞いてみました。
■競走馬作戦
熱くなりやすい人ほど、競争が好きで、負けず嫌い。特に男性の場合、競争心をあおることで相手の士気を高め、行動を起こさせられることがあります。たとえば上司に自分の提案を通したいときには、「営業2部には絶対負けられないですよね!」とライバルを設定してみましょう。すると上司は、「じゃあ上に話を通しておくよ」と言ってくれるかもしれません。
■ケムマキ作戦
言葉に左右されやすいこのタイプの人には、「言葉で相手を煙に巻く」戦術が効果抜群! たとえば、
・横文字:「その件はペンディングしておいて、オルタナティブアクションを考えましょう」
・数字:「この手法を取り入れた他社は、前年比300%増収だったりするんですよ」
・グローバル:「アップルやグーグルでは、ふつうに行われていますよ」
などがあります。
逃げやごまかし、その場しのぎは交渉人の大切なスキル。なんとなく納得させて、承諾を得てしまいましょう。
■GNP作戦
「GNP」とは、「義理」「人情」「プレゼント」の頭文字。仕事は結局、人と人とのやり取りなので、この3つはあなどれません。旅行のおみやげを配る、飲み会の幹事に立候補する、自分から仕事を手伝ってあげる。そして大切なのは、小さな「貸し」を積み重ねたあとで、きちんと見返りを求めることです。「こないだの件の代わりに、ちょっとした頼みごとがあるんです」など押し付けがましくないテンションで伝え、きっちり返してもらいましょう!
情に厚い人は、懐に入ることができれば強力な味方になってくれることも。うまく気持ちを刺激して、自分の有利になるように動いてもらいましょう!
(平林理奈/Playce)
※この記事は2014年07月25日に公開されたものです