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【お悩みガールズ白書】仕事がうまくいかなくて落ち込む……。どうやって切り替えれば?

◆9回の裏だと思ったら、3回の表だというように考え方を変える

蓮見:僕、意外でした。ジェーン・スーさんがそんなに落ちこむようなことがあるって。

ジェーン:ついこの間もありましたよ。半年前くらいかな? そのときは一番ひどかったな……。「うわっ! 久しぶりに、こんなにネガティブな自分が出てきた! 人の足を引きずり下ろしたいと思うようなドス黒い気持ちが、まだ自分の中にあったんだ!」と驚きました。つらいんだよねー。社会が全部敵だし、自分だけ不遇な目に遭っているような気がするし、うまくいっている人に対して「おめでとう」って言えない自分がいたりとか。(落ちこむようなことって)まだまだ多々ありますよ。

蓮見:私も、デキる人を見るとやっぱり妬んじゃうんですよ。でも、私と同じような境遇の人はほかにもいるはずだと思って探すんです。

ジェーン:(笑)! 仲間探しだ!

蓮見:そうすると安心するんですよね。

ジェーン:うん、うん。

蓮見:安心するとそこで終わっちゃうんだけど、そこから向上心!

ジェーン:なるほどね。私は何をするかっていうと、この「人生」という賭場からおりない! と考える。だって、実力よりも運や縁が左右することのほうが多いじゃないですか、人生。だから賭けごとをやっている場所みたいなもんなんですよね、日常って。そして、10年くらい前のつらかった経験を思い出す。あんなにつらいことがあっても、私はまだ生きている!ってことは、今回も大丈夫なはず……と自分を説得するんです。だから、(置かれている状況が)9回の裏だと思ったら考え方を変える! まだ3回の表、みたいに!

蓮見:(笑)! 随分戻りましたね、それ!

ジェーン:戻るよ~! そして、賭場からおりない! 大丈夫、それで!

◆ジェーン・スーより

妬み嫉み僻み。どれもやっかいな感情です。気持ちが引っ張られることもあるけれど、これはやばいな~と思ったときは不貞腐れてる場合じゃない。それで大損しそうな時は、見切りをつけて場を流す。それで少しは痛い目にあっても、ちゃんと損切りをするんですよ。でも人生という賭場からは降りないのが大事。場を流しても賭場からは降りるな!

<番組情報>
◆週末お悩み解消系ラジオ『ジェーン・スー 相談は踊る』
毎週土曜日 19時~21時生放送
出演:ジェーン・スー
http://www.tbsradio.jp/sd/

<ジェーン・スー>
東京生まれ東京育ちの日本人。作詞家、ラジオパーソナリティ、コラムニスト。音楽クリエイター集団agehaspringsでの作詞家としての活動に加え、ラジオ番組、テレビ番組など幅広く活動中。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社刊)。2014年7月24日に2冊目の著書『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎刊)が発売。

(マイナビウーマン編集部)

※この記事は2014年07月22日に公開されたものです

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