世界で大ヒット！日本生まれのゴジラの全ての歴史

いよいよ来月7月に、ハリウッド版ゴジラの2作目が公開されます。すでに公開中の作品トレーラー映像では、新生ゴジラのフォルムを「チラ見」することができ、多くの人が「これは良いかも！」と感じているようです。

【映画デートの苦い思い出1位「つまらない映画を選んでしまった」】

さて今回は、世界が注目する「ゴジラ」の歴史を紹介しましょう。

実はこんなに多い、ゴジラの歴代作品たち

●第1作『ゴジラ』（1954年11月公開）

記念すべき第1作。「水爆実験で目を覚ましたゴジラが東京を襲う」という、おなじみのストーリーはこの第1作です。国内だけでなく海外でもヒットし『Godzilla』の名を世界に轟かせました。

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●第2作『ゴジラの逆襲』（1955年4月公開）

第1作の大ヒットを受けて2作目が製作されました。この作品ではゴジラは大阪に上陸し怪獣・アンギラスと激闘。戦いの舞台となった大阪城が破壊されました。

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●第3作『キングコング対ゴジラ』（1962年8月公開）

7年ぶりに製作されたゴジラ第3作。この作品からカラーでの上映となりました。タイトルのとおり、アメリカの怪獣キングコングが登場。ゴジラとともに各名所を破壊しました。

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●第4作『モスラ対ゴジラ』（1964年4月公開）

この作品ではゴジラはモスラに対する悪役として登場。名古屋市に侵攻し、名古屋城を破壊しました。ちなみに昭和ゴジラシリーズでは、唯一ゴジラが怪獣相手に負ける作品です。

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●第5作『三大怪獣 地球最大の決戦』（1964年12月公開）

ゴジラ、モスラ、ラドンの三大怪獣が登場する、ゴジラシリーズ最初のオールスター的作品。ゴジラの永遠のライバルになる「キングギドラ」が初登場した作品でもあります。

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●第6作『怪獣大戦争』（1965年12月公開）

この作品で、ゴジラとラドンはX星という木星の衛星に運ばれキングギドラと対決。ゴジラが地球外で戦うのはこの作品が唯一です。

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●第7作『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』（1966年12月公開）

7作目は南洋の孤島が舞台。『ロビンソン・クルーソー作戦 キングコング対エビラ』という企画が没となったため、ゴジラをベースにして作られました。また、「怪鳥 大コンドル」というタイトルにない怪獣も登場します。

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●第8作『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』（1967年12月公開）

7作目と同じく、南の島を舞台に怪獣同士が激闘を繰り広げる作品。ゴジラの息子「ミニラ」が初登場したため、ゴジラはオスなのかメスなのか話題となりました。

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●第9作『怪獣総進撃』（1968年8月公開）

ゴジラ、モスラ、キングギドラなどゴジラシリーズの怪獣以外に、バランやバラゴンといった別の東宝作品の怪獣など総勢11体が登場。オールスターキャストの、まさに夢の作品でした。

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●第10作『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』（1969年12月公開）

ゴジラやミニラなど、複数の怪獣が登場しますが、実はそれらは「主人公の少年の妄想だった」というこれまでと少し趣の変わった作品。シリーズで初めて社会問題をテーマにしました。

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●第11作『ゴジラ対ヘドラ』（1971年7月公開）

環境問題をテーマにした作品。海の汚染が原因で誕生した怪獣「ヘドラ」が登場します。おどろおどろしいヘドラの姿に恐怖を覚えた子供も多数いました。

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●第12作『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』（1972年3月公開）

この作品でゴジラは地球を守る正義側として登場。地球侵略側のガイガンやキングギドラと激闘を繰り広げました。

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●第13作『ゴジラ対メガロ』（1973年3月公開）

前作から地球を守る正義側となったゴジラが、海底王国のシートピア人の命令で地上を攻撃する怪獣メガロと戦う作品です。本作で初めて電子ロボ・ジェットジャガーが登場しました。

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●第14作『ゴジラ対メカゴジラ』（1974年3月公開）

地球征服を狙う「ブラックホール第3惑星人」が作った「メカゴジラ」や、沖縄の守護神「キングシーサー」が初登場。メカゴジラはメカニカルなフォルムが受け、一躍人気怪獣になりました。

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●第15作『メカゴジラの逆襲』（1975年3月公開）

前作でゴジラに負け破壊されたメカゴジラが修復・強化され再登場。強力な武装を駆使し、ゴジラを追い詰めました。本作でゴジラシリーズの製作はいったん終了となりました。

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●第16作『ゴジラ』（1984年12月公開）

ゴジラ生誕30周年記念作品として、9年ぶりに製作された作品です。本作では、初期のコンセプトを踏襲し、ゴジラは人類の敵として登場。新幹線を破壊するなど、大暴れしました。

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●第17作『ゴジラvsビオランテ』（1989年12月公開）

平成になって初めてのゴジラ作品。ゴジラの敵役として植物が進化した怪獣・ビオランテが登場します。また、これまで存在の薄かった自衛隊の活躍が目立つ作品でもありました。

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●第18作『ゴジラvsキングギドラ』（1991年12月公開）

ゴジラ最大の敵役だったキングギドラが19年ぶりに復活した作品です。作品終盤で登場するメカキングギドラも注目を集めました。また。本作で初めて「ゴジラザウルスが放射能の影響でゴジラになった」という説が語られました。

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●第19作『ゴジラvsモスラ』（1992年12月公開）

ゴジラとモスラ以外にも、「バトラ」というモスラの亜種が登場。ゴジラ・モスラ相手に激闘を繰り広げました。また、劇中では開業前の横浜ランドマークタワーが破壊されるシーンもあり話題になりました。

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●第20作『ゴジラvsメカゴジラ』（1993年12月公開）

本作では、これまで悪役だったメカゴジラがゴジラから地球を守る側として登場。これまでよりさらにメカニカルな外見となっており、子供たちからのさらなる人気を集めました。

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●第21作『ゴジラvsスペースゴジラ』（1994年12月公開）

宇宙から飛来した怪獣・スペースゴジラが登場。圧倒的な力でゴジラを追い詰めました。ちなみに、前作でゴジラシリーズの製作は終了予定だったのですが、海外版ゴジラの製作が遅れたため急きょ製作されたのだそうです。

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●第22作『ゴジラvsデストロイア』（1995年12月公開）

海外版ゴジラの完成の見通しが立ったため、平成ゴジラシリーズの最終作品として製作されました。「ゴジラ死す」のキャッチコピーは話題となり、多くの人が映画館に足を運びました。

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●第23作『ゴジラ2000 ミレニアム』（1999年12月公開）

「初代ゴジラの再生」を基本理念として製作されたゴジラ第23作。初期の「都市を襲う恐ろしいゴジラ」を存分に堪能できる内容になっています。

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●第24作『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』（2000年12月公開）

本作では巨大なトンボのような怪獣・メガギラスが登場。また、当時大きく注目されていたお台場も戦いの舞台となりました。

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●第25作『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』（2001年12月公開）

数十年ぶりに登場したゴジラと、長き眠りから覚めたモスラ、キングギドラの3体が激突する作品。おまけ程度にバラゴンも登場します。

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●第26作『ゴジラ×メカゴジラ』（2002年12月公開）

1993年公開の『ゴジラvsメカゴジラ』と同様に、メカゴジラがゴジラから日本を守る側として登場。より「ロボットもの」の色が強い作品となっています。

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●第27作『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』（2003年12月公開）

前作『ゴジラ×メカゴジラ』の続編として製作されました。作中ではゴジラが東京タワーと国会議事堂を破壊。特に東京タワーの破壊シーンは大きな見どころとなっています。

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●第28作『ゴジラ FINAL WARS』（2004年12月公開）

ゴジラ生誕50周年作品として製作された、国内ゴジラシリーズの最終作品です。集大成作品なだけあり、合計15体の怪獣が登場。次々にとゴジラと戦いを繰り広げる様は圧巻です。

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●ハリウッド版『GODZILLA』（1998年公開）

いわゆるハリウッド版ゴジラです。『インディペンデンス・デイ』などで知られるローランド・エメリッヒが監督を務めたこと、また実際の爬虫類(はちゅうるい)をベースとした独特のフォルムのゴジラも話題になりました。

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今回のハリウッド版2作目を含めると、実に30本にも及びます。誕生から60年。本当に長い間愛されているのです。間もなく公開される『ゴジラ』はどんなふうになっているのか、本当に楽しみですね。

(貫井康徳＠dcp)

※この記事は2014年07月21日に公開されたものです