北欧メーカーが集めた未来の家電「微生物で空気を浄化」「キッチンで野菜栽培」「服を印刷」
スウェーデンのエレクトロラックスは、創造性溢れる未来の家電コンセプトを募る「Electrolux Design Lab 2014(エレクトロラックス デザイン・ラボ 2014)」で、35名のセミファイナリストを発表した。
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11年目を迎えた本デザインコンペでは、「空気浄化」、「料理の楽しさ」、「ファブリックケア」の3つをテーマに作品を募集。未来のための健康的な家庭環境をデザインしているコンセプト案が多く見られた。
参加者がプロセスを通して、創造的で革新的なコンセプトを開発できるよう、各ステージを段階的に実施。35名のセミファイナリストは、8月に行われる公開投票で、最も多くの票を獲得すると、People‘s Choice ward賞と賞金1,000ユーロを授与する。
10月には同社の専門家により6名のファイナリストに絞り、11月12日にパリで開催する最優秀者選考式典のイベントで、最優秀賞を選ぶ。
LIO「微生物で空気を浄化」
LIOとは、生きた微生物に空気を浄化させるナチュラルな共生体験。微生物は炭素分子を消費し、家庭環境内の空気を浄化。インテリア空間に新鮮な空気を供給して不快な臭いを取り除く。最適な空気のコンディションに調整。デザイナーはAlessya Ivanove(ブルガリア)。
Little Helper「キッチンで野菜栽培」
Little Helperは、野菜の成長を促進する。ユーザーがモバイル・アプリケーションに接続すると、使用中の種を分析し、成長させる方法を教え、結果を追いレポートする。農業の伝統を知らない次世代の若者たちに、自然や健康維持の為に食べ物を育てることに関心を持たせるために考えた。デザイナーはRita Moreira(ポルトガル)。
Zero Waste「服を印刷」
Zero Wasteは、廃棄物ゼロの、トレンディなワードローブ。古い衣類を装置に入れ、身体の寸法をスキャンし、タッチ・スクリーン・カラログから好きな衣類のスタイルと色を選ぶと、3D印刷する。リサイクルし、簡単に復元できるので、環境にやさしいワードローブ・システムになる。環境を保ち、時間とお金も節約する。デザイナーはKarolin Korge(エストニア)。
(エボル)
※この記事は2014年07月17日に公開されたものです