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画家ゴッホの耳、ドイツの美術館で展示中「生きたレプリカ」

画像はイメージ

19世紀のオランダ人画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホが、自分で自分の耳を切り取ったのは有名な話です。彼の子孫からとったDNAをもとに作成された耳が、現在ドイツで展示されています。

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カールスルーエ・アート・アンド・メディア・センターによると、アーティストのDiemut Strebe氏が、ゴッホの兄弟テオの曾曾孫(ひ孫の息子)であるLieuwe van Gogh氏から提供された細胞をもとに、このレプリカを作成したそうです。

3Dプリンターを使い、1888年に切り取られたという、ゴッホの耳に似せて形作られました。

アメリカに拠点をおくStrebe氏は、Lieuwe van Gogh氏を説得するのは簡単だったといいます。すぐにこのプロジェクトを気に入ってくれたそうです。

ゴッホとLieuwe van Gogh氏が共有する遺伝子は、男性に受け継がれるY染色体を含む16分の1です。女性に受け継がれるミトコンドリアDNAも将来的には追加する予定です。

ゴッホ自身の遺伝子を採取する試みは、ゴッホがさわったとされる封筒についていたのが他の人物のDNAであることが判明し、崩れ去りました。Strebe氏は「郵便屋さんのせい」と冗談めかしています。

来場者がマイクを通して話しかけることができるゴッホの耳は、7月6日まで展示されます。

Strebe氏は来年はニューヨークで展示したいと考えているそう。いつの日かゴッホの耳が来日するのでしょうか。ちょっと楽しみですね。

German museum shows live replica of van Gogh?s ear
http://news.yahoo.com/german-museum-shows-live-replica-van-goghs-ear-161607421.html

※この記事は2014年06月11日に公開されたものです

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