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あなたはいくつ知っている?地域そのものが舞台となっている「ご当地アニメ」たち『Wake Up, Girls!:仙台』

アニメ作品の中には、実在する市町村が作品の舞台として登場するものがあります。そうしたアニメは、モデルとなっている町の自治体がアニメ製作に協力している場合がほとんど。そのため、地名も実際のものだったり、背景もそのまま描写されていたりします。

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今回は、こうした実在の市町村が舞台となっている、「ご当地アニメ」たちを紹介します。

●『あの夏で待ってる』(2012年放送)
主人公と、突然その前に現れた謎の少女との「ひと夏の恋」を描いた作品です。舞台は「長野県小諸市」です。市も製作協力しており、作中には小諸市内の名所や観光スポットが登場します。聖地巡礼で訪れるファンとの交流会など、さまざまな催しも行われました。

●『ガールズ&パンツァー』(2012-2013年放送)
昨年、一般ニュース番組でも取り上げられるなど大ヒットした『ガールズ&パンツァー』。作中では、「戦車道」と呼ばれる、女性が戦車に乗って模擬戦を行う武道が「乙女のたしなみ」とされており、登場する戦車や戦闘描写などが注目されました。

この作品の主な舞台となっているのは茨城県東茨城郡大洗町。第4話の市街戦では大洗町そのものが登場しました。現在でも、多くのファンが聖地巡礼で訪れているそうです。

●『Wake Up, Girls!』(2014年放送)
弱小芸能プロダクションに所属するアイドルグループの活躍を描いた作品。作品の舞台となっているのは宮城県仙台市です。作中には仙台市内のさまざまな風景が登場しています。仙台駅や勾当台公園、国分町や「元祖仙台駄菓子本舗 熊谷屋」といった実際に住んでいる人が「こんなところも出ているのか」となる場所も登場しています。

●『たまゆら』(2011年、2013年放送)
広島県竹原市に引っ越してきた、写真好きの女子高生の学園生活を描いた作品です。前述のとおり、舞台となっているのは広島県の竹原市。市も製作協力を行うなど、積極的にバックアップを行いました。竹原市の他に、広島県の呉市、三原市、尾道市、神奈川県の横須賀市などの風景も作中に登場します。

●『輪廻のラグランジェ』(2012年放送)
宇宙からやってきた謎の敵から地球を守るために、ウォクスと呼ばれるロボットに乗って戦う少女たちの活躍を描いた作品です。作品のメインの舞台は千葉県の鴨川市。作中にも「前原横渚海岸」や「鴨川松島」、さらには「鴨川シーワールド」といった鴨川市の特徴的な風景が多く登場しています。

●『有頂天家族』(2013年放送)
人間に紛れて暮らすタヌキの一家の生活を描いた作品。森見登美彦の同名小説が原作です。原作でも京都市内が舞台となっており、アニメでも忠実に京都市内の風景が描写されています。特に四条河原町周辺の風景が頻繁に登場するので、現地をよく知る人は背景がどこかすぐ分かるでしょう。

●『いなり、こんこん、恋いろは。』(2014年放送)
不思議な力を持つ女子中学生の学校生活を描いた青春物語です。京都府京都市の「伏見区」が作品の舞台。作中には「伏見稲荷大社」や京阪「伏見稲荷駅」がモデルとなっている風景が登場します。また、京都市左京区の南禅寺周辺をモデルにした背景も登場します。

京都市内の美しい景色を楽しめるアニメでもあります。

以前は、作品のモデルとなっていてもどこの市町村なのか公表されないことがほとんどでしたが、最近では市町村が製作協力をするなど、アニメと市町村とのタイアップが確実に増えています。もしかしたら、皆さんの地元もアニメの舞台になるかもしれませんね。

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2014年06月01日に公開されたものです

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