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ダイエット中の飲み会も怖くない!? 太りにくいお酒とおつまみの組み合わせはコレだ!

奥田弘美

ダイエット中はお酒を飲んではいけない、ということはありません。糖度を意識してお酒の種類を選べばよいのです。蒸留酒のほうが低糖質なので、焼酎やウイスキー、ハイボールなどを選ぶのが効果的。もしくは、今流行りの低糖質ビールもよいですね。

ダイエット中に避けたほうがよいのは、シロップが入っているカクテルや、マッコリ系などの甘いお酒。これらはお酒の中ではもっとも太りやすいのです。お米から作る日本酒や、ブドウから作るワインも糖度が高いため、飲んでも少量に留めておきましょう。

食べ物は、お米や小麦などの炭水化物と油脂類の「黄グループ」、お肉やお魚、大豆などタンパク質を多く含む「赤グループ」、ビタミンやミネラルが豊富な「緑グループ」と、大きく3つに分類されます。これら3グループをバランスよくとることで健康を維持しやすくなるのです。

お酒は、基本的に黄グループ。日本酒はお米、ビールは麦、焼酎は麦やイモが原料だと考えればイメージできますよね。食事のバランスを考えるのなら、チャーハンやお茶漬けなどのご飯もの、ラーメンやパスタなどの麺類、フライドポテト、ピザ、お好み焼きといった黄グループとの組み合わせは避けましょう。

合わせるおつまみは、赤と緑のグループであるお肉・魚介+野菜の組み合わせがベストです。もちろん、ひとつのお皿でお肉・魚介+野菜をとる必要はありませんが、冷しゃぶサラダは、脂身の少ない豚肉とたっぷりの野菜を合わせて食べられる、おつまみにぴったりのメニューです。ドレッシングは、ノンオイルの青じそドレッシングやポン酢などをお好みに合わせて選んでください。これからの季節なら、蒸し鶏サラダや、お刺身とたっぷりの大根のツマ、カツオののっけ盛りなんかもさっぱりといただけてよいですよね。

シーザーサラダは一見野菜がたくさんとれるように見えますが、レタスなどの葉物の野菜にチーズ系の油たっぷりのドレッシングをかけるので、実はあまりバランスがよくありません。選ぶなら、ドレッシングの量を自分で調整できる根菜のスティックサラダやバーニャカウダがオススメです。特にニンジンやパプリカなど色とりどりの緑黄色野菜は、栄養もありますし、お腹にたまりやすいので満足感が高いと思いますね。

あとは、良質なタンパク質をとることを忘れてはいけません。揚げ物類をなるべく避けておつまみを選んでみましょう。和食ならば冷奴などの大豆製品はもちろん、焼き魚、お刺身。赤ワインの席なら、グリルで油を落としたチキンソテー、牛のフィレ肉やアサリの醤油バターも合いますよね。

このように、バランスを考えて食べれば、飲み会に行っても太りにくくなるうえ、ビタミン類や酵素類をとることで、悪酔い予防にもつながります。

もちろん、食べたいものを我慢しすぎる必要はありません。「どうしてもパスタや雑炊が食べたい!」ときは、みんなで分けて少しだけ楽しんで、次の食事はお腹がすくまで食べないということを意識するとよいですね。

(Playce)

※この記事は2014年05月29日に公開されたものです

奥田弘美

精神科医(精神保健指定医)、日本医師会認定産業医、作家、メディカル&ライフサポートコーチ研究会代表。1992年、山口大学医学部卒業。“体も心もより元気に幸せになる”をテーマに、執筆や講演を通してわかりやすい心身のヘルスケアや自己実現法を提案。著書に『ココロの毒がスーッと消える本』(講談社+α文庫)、『いつも「やらなきゃ」と言っているあなたへ』(PHP研究所)、『何をやっても痩せないのは脳の使い方をまちがえていたから』(扶桑社)などがある。

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