あなたの「腹八分目」はどこ? 満腹感の判断の目安は●●だった!
胃の張り具合と満腹感にはタイムラグがあるので、食事中に「もうお腹パンパン!」と感じるということは、実はその時点ですでに食べ過ぎです。パンパンになるまで食べてしまうと、食後さらに血糖値が上がり続け、お腹が苦しくなったり気だるくなったりすることも……。そのため、「空腹じゃなくなったとき」を目安に食事をストップする。これが腹八分目で食べ過ぎないポイントです。
それほどお腹がすいていなくても、「おいしそうだから」「残すのはもったいないから」「作ってくれた方に悪いから」「珍しいものだから」と理由をつけて、食べてしまっていませんか? 「もう空腹じゃないな」と感じたら、そこで潔く箸を置いてみてください。
自宅でしたら残したご飯にラップをして、次の食事にまわせばよいですし、外食の場合でも、腹八分目で留めておきましょう。多くの方は、食事を残すことに抵抗があるかもしれません。しかし、徐々に肥満になって、糖尿病や高脂血症などになり食事制限がかかってしまったら……? そのお店に食べに行くことも叶わなくなってしまうかもしれません。これからも健康でおいしい料理を食べ続けるために、思い切って食事を切り上げることも大切なのです。
また、お店の一人前の量が、自分にとっての一人前と思わないように、自身で食べる量を調整するのもコツです。でも過度に残すのも気が引けますよね。例えば、行き慣れている飲食店ではじめから盛りつけが多いことがわかっている場合は、注文時に小盛りを頼むのもよいでしょう。
もし「食べ過ぎてしまったな」というときは、次の食事はしっかりお腹がすききってから食べることを意識してみましょう。例えば、イタリアンやフレンチのコース料理を食べた次の朝は、胃が重くてお腹はほとんど空いていないはず。そんなときは、飲み物だけで済ませたり、フルーツをかじる程度に調整してもよいのです。
とはいえ、前日の食べ過ぎで朝食を抜いてしまう場合は「特例」だと考えてください。食事と食事の間隔が長くなると、身体の栄養吸収力が高まり、太りやすい体質に変化します。午前中の活動エネルギーのため、また、体温を上昇させ、代謝を上げるためにも基本的には夕食を腹八分目で終え、朝ごはんはできるだけとるようにしましょう。
大切なのは、「空腹でなければ食べない」こと。ダイエット効果はもちろんですが、これは食事をおいしく食べる秘訣でもあるんです。空腹こそが何よりのごちそうです。特別なディナーや珍しいスイーツならなおさら、お腹がすききってからおいしくいただきましょう!
(Playce)
※この記事は2014年05月28日に公開されたものです