【神奈川限定】これは誰!? ぱっと見で誰かわからない、京劇役者になりきったキティちゃん
全国のご当地土産として、すでにしっかり定着しているご当地キティ。そんなご当地キティを47都道府県別にご紹介していきます。今回は「これは誰!? ぱっと見で誰かわからない、京劇役者になりきったキティちゃん」をご紹介します。
中国の伝統的な古典演劇、京劇。
神奈川県の横浜中華街には、中華街を拠点に活動を行う京劇の劇団があります。
そんな神奈川県名物・京劇をPRするため、キティちゃんも京劇の役者になりきっています。
京劇で出てくるキャラクターには主に4つあり、生(ション)、旦(ダン)、浄(ジン)、丑(チョウ)と呼ばれる種類があります。
女性が主に演じるのは旦(ダン)という役柄で、女性の年齢や性格、立ち振る舞いでさらに細かくキャラクターが分かれています。
今回のキティちゃんも、女性役の「旦(ダン)」になりきっています。
派手な衣装と、キリッとしたメークがポイントです。
しかし……。
かろうじてリボンとヒゲで、キティちゃんだということはわかるものの……。
うしろから見たら、もうどこの誰だか、まったく分かりません!

京劇のこの派手な衣装には、色使いやモチーフの選び方、モチーフの数などにも細かく意味が込められており、衣装の色の選び方は陰陽五行学説にもつながっているそうです。
キティちゃんが、このように誰だかわからない仕上がりなっているのも、きっと何か意味があってのことなのでしょう。
それにしても、キティちゃんの立ち姿、決まってる!
このキティちゃんを見かけたら「成駒屋!」ならぬ「好(ハオ)!」と、ぜひ声をかけてあげてくださいね。
(※中国では京劇で役者が見えを切ったときに、お客さんが「好(ハオ)!」とかけ声をかけるそうです)
(ファナティック)
※この記事は2014年05月16日に公開されたものです