お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。
男女の本音 デート・カップル

雨宮まみが語る、「恋をしてなきゃ女失格」疲れって?

春です。4月~5月は、環境が変わったり、会社に新しい人が配属されてきたり、そういう変化の多い季節……。はい、ここまで読んで「そうなのよね~!」とウキウキときめく気持ちになった方! 手を挙げてください。そういう方にとって、この先に書かれていることは、おそらく必要のない文章かもしれません。

変化の多い季節とか、新しい人が入ってくるとか、そういうことを言われても、もう心がピクリとも動かない、気づいたら何年恋をしてないのかわからない、自分の心の状態をイメージすると、枯れた観葉植物が浮かんでくる……。お客様の中にそういう方はいらっしゃいませんか?(機内アナウンスふうに)

「もともと恋愛にまったく興味がない」という方もいらっしゃると思います。でも「興味はある、したいとも思っている。でも、なぜか彼氏ができない」。今はそういう人が多いのではないでしょうか。「ではないでしょうか」なんて言っていますが、私にも当てはまるることです。

■私が恋愛できない理由3つ

なぜこのような状態になるか分析してみますと、まずは「手痛い失恋」などの、恋愛によって傷ついた経験の積み重ねで、心が疲労骨折をしていて、これ以上の負荷がかかることを無意識のうちに恐れていることが挙げられます。

2つ目は、「加齢」。恋愛でキャッキャしているメイン層は、テレビをつけてもマンガを読んでも20代ぐらいです。そこを過ぎて20代後半~30代に突入してしまうと、素敵な男性に出会ってアプローチしたいと思っても、「男に飢えたおばさんが血眼で言い寄ってきて怖い! とか思われるんじゃないだろうか」「まわりの若い女の子たちと比べられて、肌年齢の衰えとかを凝視されるのが怖い」と、自分の年齢を引け目に感じて腰がズズズーッと100mぐらい引けてしまう。

そして3つ目は、「恋してなきゃ女失格」疲れです。雑誌を読んでいても、充実して輝いている女性は、結婚しているか、幸せな恋愛をしているかですし、恋やセックスをしている女性は、お肌の調子までよくなりそうなことが書いてあったりします。飲み会などの席でも、「で、○○さんは彼氏いるの?」「いません」「気になってる人とかは?」「いません」と答えてしまうと、まるでその場がお通夜のような空気になってしまいますし、自分だけが人生で重要な何かを持っていないかのような気持ちになります。こういうことが続くと、純粋に「恋したい」と思うより先に、「もう、恋愛とかそういうのと関係のない世界に行きたい……」と思ってしまうのです。

「彼氏はほしいけど、手に入らない」という苦境を長年味わい続けた結果、「ほしい」と期待し続けることに疲れてしまった。そんな状態だとも言えるのかもしれません。

でも、「彼氏ほしい?」と聞かれたら、私は即座に「ほしい!」と答えます。疲れようが、傷つこうが、やっぱり「ほしい」んです。

では、「ほしい」と「できない」の間には、いったい何の障害が横たわっているのでしょうか?

■彼氏ができない原因、まずは客観的になってみて

自分を客観的に捉えようと、友人に「何が原因で私に彼氏ができないんだと思う?」と聞いてみたところ、返ってきた答えは「真面目すぎる」「ストライクゾーンが狭い」「結果を求めすぎる」ということでした。

まず「真面目すぎる」というのは、「ちょっといいかな~ぐらいの相手でも、一度二人きりで会ってみたら印象が変わるかもしれないのに、それをしない」ということでした。確かに、「この人!」というくらいピンと来た相手でないと、なかなか自分から積極的に関係を進めていこうとしない傾向があります。

そして次の「ストライクゾーンが狭い」。これも思い当たります。対男性のセンサーが鈍いのか、ピンと来るまでの速度も遅いですし、「ちょっと感じがいいな」ぐらいの好意をなかなか自分ではっきり認識することができません。

最後の「結果を求めすぎる」は、「付き合う」という結果をいきなり求めすぎて、「徐々に仲よくなっていく」という、交際に至る前の、もっとも重要な段階をすっ飛ばしていきなり告白しようかと思いつめたり、「私のこと好きじゃなさそうだから」とあきらめてしまったりすることを指しています。好きになってもらうためには、自分をアピールする期間も必要ですし、相手もこちらをよく知らないうちに、付き合うかどうかなんて決められないにちがいないのに、せっかちなため、期待しつつ待っている状態に耐えられず、「告白」or「あきらめ」という極端な2択に走りがちだということです。

あくまでもこれは私の場合ですが、みなさんにも当てはまる部分はおありでしたでしょうか。一度、「自分が恋愛をできないのはなぜなのか」を客観視すること。恋愛をするためには、とても大事だと思います。「じゃあ、どうすれば恋愛ができるのか」というのは、その次に考えていければいいと思います。

(雨宮まみ)

著者プロフィール:雨宮まみ(あまみやまみ)

ライター。男性向けエロ本の編集を経て、フリーのライターに。自伝エッセイ『女子をこじらせて』(ポット出版)、対談集『だって、女子だもん!』(ポット出版)のほか、マイナビニュースでのWeb連載「ずっと独身でいるつもり?」を加筆修正、書き下ろしを加え再編した『ずっと独身でいるつもり?』(ベストセラーズ)が発売中。2014年5月22日(木)に、自分の見た目とどうつきあうかを書いた『女の子よ銃を取れ』(平凡社)が発売予定。

お役立ち情報[PR]