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もう臭わない! 部屋干しの3つの掟

部屋干しをするうえで気になることといえば、「洗濯物の臭い」ではないでしょうか?せっかく洗濯して干したのに、臭いからもう一度洗濯‥なんてことになってしまうと、時間もお金も無駄になってしまいます。それでは、どのような方法で部屋干しすれば、嫌な臭いが発生しないのでしょうか?順を追って解説していきます。


<原因を知る>
■あの臭いの元は何?
通常の洗濯で落としきれなかった汚れ、衣類などについたタンパク質、皮脂が部屋干しをすることで臭いを発生します。外で干したり、乾燥機で乾かすと臭いはしません。室内は湿度が高く、通風が無いので、洗濯物が乾くのに時間がかかります。また、外で干すと日光の殺菌効果が期待できますが、太陽の光が射し込まない室内ではその効果は望めません。これらの乾燥時間の長さ、日光消毒がされていないなどが影響し合って汚れの分解、汚れに菌が繁殖することにつながり、部屋干しの洗濯物が「臭う」原因といわれています。

失敗した洗濯物の臭いは強烈

臭いの成分は「中鎖脂肪酸」。この臭いは、汗、またチーズのなかでも強烈な臭いを発することで知られる山羊乳チーズと同じ成分です。ですから、容易には消臭できない厄介な臭いなのです。結局、洗濯をやり直さざるをえない状況になります。

<洗い方の掟>
■洗剤を見直す
臭いの原因となるタンパク質、皮脂を洗濯で、できる限り落とすために市販の洗剤のなかでも部屋干し用、タンパク質、皮脂汚れを落とす能力の高いものを選びましょう。

汚れ物をためない

汚れ物を何日もためておくと雑菌などが増殖し、臭いの原因が拡大する可能性があります。

下洗いをする

見える汚れ、すでに臭うものはそのまま洗濯機にいれるのではなく、できる限り下洗いすることをおすすめします。洗濯機のなかで汚れ、臭いがほかの物に付くのを防ぐことができます。

お風呂の残り水を使わない

節水のため、洗濯水として使っても基本はOKですが、部屋干しをするならNGです。お風呂の残り水にもタンパク質、皮脂が含まれているからです。できれば下洗いにも使わない方がベターです。

<干し方の掟>
■壁、窓のそばに干さない
洗濯物を乾かすためには風の通り道が必要になります。壁や窓のそばだと空気が循環しません。また、窓のそばは湿気が多い場合があるので、カーテンレールなどに引っ掛けるのはやめましょう。

洗い終わったらすぐに干す

洗濯機の終了のサインが出たら、すぐに洗濯機から取り出して干しましょう。洗濯機の中に洗濯物を残したまま時間が経つと、どんどん雑菌が増殖します。

干すスペースと乾きやすい量を考えて洗濯する

部屋干しの場合スペースが限られ、どうしても洗濯物どうしが接近しがちですが、適度な隙間がないと乾燥を遅らせる原因になります。また、濡れた洗濯物が多くなるほど室内の湿度が上がり、これも乾きが遅くなります。

交互に干す

丈の長いものと短いもの、分厚いものと薄いものは交互にかけることで風の通り道ができて乾きやすくなります。

換気をして湿気をこもらせない

湿度を下げるために、窓を開けたり、換気扇やエアコンのドライ機能を使いましょう。雨や花粉が気になる日でも換気は必要です。雨の日は窓を開けると湿気が入ってくるので換気扇のみに。

扇風機を併用する

換気扇だけでなく、扇風機やサーキュレーターを活用しましょう。洗濯物に直接風があたることで乾きが速くなります。

【まとめ】洗濯の方法と干し方を工夫するだけでイヤな臭いを防げることがわかりました。めんどうなひと手間と思わないで、ぜひ習慣化したい暮らしの知恵と考えて実践してみてください。

ひょっとこプロダクション

※この記事は2014年04月11日に公開されたものです

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