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他人に認められたい人ほどつらい恋愛になる「承認欲求」の罠

羽林由鶴

カップル

努力できるってとても立派です。でもその努力は何のための努力でしょう? なりたいものになるための努力ならいいのですが、他人に認められるための努力なら、それが原因で幸せになれなくなっていることがあるんです。

【罠1】認められたい人ほど、自己嫌悪に陥る

他人に認められたとき、初めて充実感、達成感を得られるという人は危険です。子どものころはいろいろな場面でわかりやすくほめられることが多いです。字が上手でも、足が速いでも、算数の計算が正確でも、細かなひとつ一つの行動や出来事を認められ、ほめられる場面がたくさんあります。そのほとんどは自分が努力をすればそれなりに前よりもうまくなることができるものでした。

だから「認められるためには努力すること」と記憶されています。ところが大人になるとわかりやすくほめられることは減っていきます。自分だけの努力で必ずしも成果が出ないことも多いものです。認められたいと思うから今のままじゃダメだと自分を追い詰め、自己嫌悪に陥ります。

【罠2】認められたい人ほど、人間関係を難しくする

認められたい気持ちが強い人は、認められたと思えない自分が許せないのです。だから今ある自分のいいところを認めるという考えすらありません。いいところがあると言われても、こんなことはいいことじゃないとか、でもこんなところがまだまだダメだとか、わざわざ認められない理由を引っ張り出すことが得意です。

また、他人のことも認めません。ちょっとしたことすべてに疑心暗鬼になってうまくいっていない気がしてがっかりしたりイライラしたりします。認められたい人からは認められないと感じ、自分と似たところがある人や自分よりダメだと思った人のことは絶対に認めません。人とのかかわりがいつも評価したりされたりのように感じるので、一回一回のかかわりが緊張の連続です。その結果、人の好き嫌いが多く、人間関係を難しくします。

【罠3】認められたい人ほど、つらい恋愛にはまる

認められない一番の相手は自分が好きな人、恋人や結婚相手……認められるために完璧な女性、いい女を目指してしまう人がいます。自分磨きにはじまり、家事育児はもちろん、男性のために尽くしまくってしまいます。

その結果男性にとってはつまらない女性になってしまったり、母親代わり、尻拭いの係をがんばってやり続けている女性も多いんです。最初のうちは認められている感じがあったとしても、それが当たり前になってしまえば認められたと思えるほめ言葉や感謝の言葉は減っていくものです。

すると認められたいから次の努力をはじめます。もっともっと認められるように望まれてもいないことに手を出し世話を焼いたりしはじめます。感謝されることばかりに重きを置いて、相手に感謝する場面をどんどん減らしてしまうのです。その結果男性の自信を奪ってしまうのでしっかりした男性は離れていってしまいます。ダメンズの世話をして生きることを認められることと誤解している、つらい恋から抜け出せません。

 

羽林由鶴からのメッセージ

人はみんないろいろな面があります。ひとりの人間の中にもいろいろな部分があるし、ときと場合によってもずいぶん変わるということを知っています。誰が上でも下でもなく、だから他人を認めるという行為が、特別な役割でもない限りおこがましいと思います。

それは認めていないという意味ではありません。認めていても「認めています」とは言わないということです。もう大人なのですから、他人に認められたいと思わないでくださいね。実は大人同士では、すばらしい人だけが承認されるわけではありません。むしろすばらしくなくても承認しあえる関係こそが永遠のパートナーになっていきます。

「できてもできなくてもそれがあなた、そんなあなたが大事」ということが一番の承認です。出来事を承認されても、その人の自信にはなかなかなりません。むしろ認められるためにもっとがんばらなきゃとますます落ち着かなくなってしまうこともあるくらい。

存在そのものが認められたら、「いつか今ある承認が消えてしまったらどうしよう」なんて考えなくてもすむのです。だけどそもそも一番の承認は自己承認。自分で自分を「いいね」と思えたら、それだけでまあまあ幸せな毎日になりますよ。

羽林由鶴

『人見知り女子の恋愛法則~「また会いたい」と言われる人になる!』103kgの恋愛カウンセラー。著書に『なぜか相手がホッとして愛してしまう癒し系の女性になるヒント』(青春出版社)など。最新刊は『人見知り女子の恋愛法則~「また会いたい」と言われる人になる!』(角川書店)

※この記事は2014年02月13日に公開されたものです

羽林由鶴

103kgの恋愛カウンセラー。著書に『なぜか相手がホッとして愛してしまう癒し系の女性になるヒント』(青春出版社)など。最新刊は『あきらめる生き方』(泰文堂)

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