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東京のどの辺りにいくらぐらいの家を建てるのがお得なの? 不動産業者に聞いてみた!―狙い目は東京都の西側

東京はどこも土地の値段の高いイメージがありますが、探してみるともちろん安い場所もあります。ただ、ほとんどが都心から遠く離れた場所だったりします。では、価格と立地のバランスが取れているのはどの辺りなのでしょうか?不動産業者の方に聞いてみました。

【知っておきましょう!不動産表記の実際「徒歩1分は80メートル」】

狙い目は東京都の西側

――東京都の中で、立地もそこそこ良くて土地の値段も高すぎない、ちょうどいいバランスの場所はどの辺りなのでしょうか?

うーん、難しいですね。土地を買ってそこを貸して……といったことではなく、あくまで自分が住む場合と考えると、まずは京王線の仙川より先ですね。例えば、柴崎や国領(いずれも調布市)辺りは都心に出る際の便利さ、住環境の良さ、そして土地の価格のバランスが取れていると思います。

仙川も駅近は高いですが、少し離れると下り坂の土地も多く、土地の価格も下がります。

――土地の価格はだいたいいくらくらいですか?

自分の知っている限りでは、国領や柴崎でだいたい坪120万円くらいですね。もちろん、立地条件の差によってこれより高くなったり安くなったりはしますが。駅から10分くらいの場所ですと、このくらいの価格です。

――他には、どんなところがバランスが取れていますか?

副都心線が横浜方面まで直通になったことで、さらに便利になった西武池袋線沿線なども狙い目です。特に、練馬区の大泉学園より先、西東京市辺りなどがいいですね。都心に出るのにもそこまで時間はかかりませんし、住環境も比較的整っています。

――こちらは土地の価格はどれくらいなのですか?

こちらもだいたい坪120万円ほどです。ただ、こちらの方が駅から離れるほど安くなります。10分以上駅から離れると、かなり安くなると思いますよ。他には、東武東上線の東武練馬や上板橋、都営三田線の西台、高島平などもいいですね。

――なるほど。この辺りが、土地の価格と立地などのバランスが取れている地域なのですね。では、こうした地域にどれくらいの価格の上物を建てるといいのでしょうか?

東京都の上物の平均価格は一坪60万円くらいです。これと同等、またはこれより安く抑えることができれば、まずまずと言えるのではないでしょうか? 実際、先ほど述べた地域は建て込みでも4,000万円ほどがメインですので。

――なるほど。では土地を買って家を建てるなら、先ほど挙がった地域に、一坪60万円以下で、ということですね。

自分が住むとすれば、それがいいですね。今は東急東横線、東急田園都市線、小田急線、東急世田谷線沿線あたりは非常に高くなっているので、安く上げたいならばこういったところは避けたほうがいいですよ。

価格と立地のバランスが取れているところ

・京王線 柴崎、国領
・西武池袋線 保谷、ひばりヶ丘
・東武東上線 東武練馬、上板橋
・都営三田線 西台、高島平

土地の価格と立地条件のバランスが取れているのはこういった地域だそうです。住宅用地の購入や住宅の建設を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2014年01月06日に公開されたものです

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