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「嫌い」が「好き」に変わる心理テク―欠点も含めて自分を周りにさらけ出す

何か悪いことをした覚えもない、トラブルになる原因も思い当たらない、仕事だってミスなくこなしている。それなのに、何となく周りから距離を置かれているのは気のせい? ……そんな悩みを抱えている人は意外と多いのではないでしょうか?そしてどんな人がこのケースに当てはまるのでしょうか?

仕事ができる・勉強ができる人

まず、「頭がいい人・仕事ができる人」。頭の回転の速さは生まれ持った素質の部分もあると思いますが、勉強ができる・仕事ができるというのは、本人の努力による部分が大きいでしょう。しかし、周囲にその「努力の跡」が見えないと、劣等感からねたみの感情が生まれ、「あの人って苦手」「好きになれない」なんて言われてしまうことも……。

本人は何も悪いことをしていないのに、なぜ距離を置かれるの?と疑問ばかりが湧いてしまうかもしれません。でももし周囲との距離を縮めたいと思うなら、自分自身の良いところだけでなく、欠点も含めて周りにさらけ出してみるのがおススメです。

自分では自覚がなくとも、周囲から見ると「まさかの天然キャラ!」「こんな一面もあったの?」と、一気に親近感を抱いてもらえる可能性が。人は「その人らしさ」を垣間見たときに、親しみを感じるものなのです。

きちんとしているのに?

人から嫌われる要素には、いろいろなものがあります。例えば「遅刻ばかりしている」「期限を守らない」「貸したものを返してくれない」「自分勝手」……挙げ始めたらキリがありませんが、これらの要素にほんの少しでも自分が当てはまっていると感じ、そうならないために日々心がけている人も多いはずです。

しかし、中には「他人には絶対に欠点を見せたくない」「絶対に迷惑をかけてはいけない」という意識の強い人もいます。自分自身を律し、正しくあろうという姿勢は、おそらく周囲からも評価されているでしょう。しかしそんな姿勢が、ときには「ちょっとかたくなな人」というイメージにつながってしまうこともあります。

また、人によっては「自分にも完璧さを求められるのではないか」という恐れにも似た気持ちを抱かせてしまう可能性もあるでしょう。

そういった「完璧主義」的な側面は、ときにマイナスなイメージとして捉えられることがあります。「自分はちゃんとしているのに」という気持ちは、人間関係においてはやや傲慢さを感じさせるものだからです。

こういったタイプの人が周囲と距離を縮めるには、まず、一歩ひいて周りの空気を感じること。そして自分自身に求める完璧さを他人に同じように求めないことです。そうすることで、自分自身が他人との関わりの中でどう振る舞うべきかが見えてくるでしょう。

人の印象はほんのちょっとしたことがきっかけで変わることがあります。自分自身の欠点を恐れず「これも自分の一部」と思えば、もっと魅力的な自分自身に出会えるかもしれません。

※この記事は2013年12月20日に公開されたものです

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