「ダイテ下さい」「この便はウナチャン」? 思わず笑ってしまう業界用語・8選!
意味不明な単語なのに、なぜか大声で飛び交っていたり、アナウンスでもっともらしく流れていたりする業界用語。今回はこれを聞くとつい笑ってしまうというような、ちょっとおかしな業界用語を集めてみました。
「そこ、わらって!」「もうわらっていいよ」
「わらう」というのは、放送・広告業界で使われる業界用語で「払う」や「取り払う」という意味があるのだとか。物を片づけてほしいときや、「もう帰っていいよ」という意味で「わらう」という言葉がよく使われるそうです。新米さんだと「そこ、わらって!」なんて指を指されて、本当に笑ってしまうことも多いようです。
「ネコにタル詰めてこい!」
これは建築業界で使われる業界用語です。建築現場でよく使われる一輪の手押し車のことを「ネコ」、モルタルコンクリートのことを「タル」と呼ぶのだそうです。猫にたるを詰める? 猫だる? など、初めて聞くといろいろな想像をしてしまって、笑ってしまいそう……というか、じっくり考えると怖い想像かも?
「お花つみに行ってきます」
なんともメルヘンチックな業界用語ですが、これは登山中にトイレを催したときに使う言葉。登山愛好者内でよく使われる隠語なのだそうです。登山中に、これを言われた場合は「私も一緒に」とは言わないほうがいいかもしれません。
「プリンスメロン」
これは政治家などがよく使う用語で、親の七光を利用して政界に入った二世・三世議員など、温室育ちの政治家をからかう言葉なのだとか。温室で大切に育てられたメロンのようなので、そう呼ばれるようになったそうです。
「兄貴から使え」
居酒屋さんなど、飲食業界でよく使われる業界用語です。消費期限間近な食品のことを「兄貴」と呼びます。消費期限にまだ間がある食品は、逆に「弟」と呼ばれるとか。「兄貴から使え!」「弟はあと!」などお店の人が怒鳴っていても、決して誰かの兄弟をこき使っている訳ではないのでご心配なく。
「G&B(ジー・アンド・ビー)」
観光業界やCAさんの間でよく使われている隠語です。「G&B(ジー・アンド・ビー)」という言葉の意味は、「じいちゃん、ばあちゃん」。略して「G&B(ジー・アンド・ビー)」なのだとか。ブランドの名前みたいでかっこいいですが、内容は全く違います。
「この便はウナチャンとなっています」
これも観光業界や、特にCAさんの間でよく使われる用語です。「UNABLE TO CHANGE NAME」の頭文字「UNA」と「CHAN」をとってつけた言葉で、予約していた便の定員が一杯になり、もう新規客が入れられない、満席状態である、出発が近くてお客さんの変更ができないときに「ウナチャン(顧客の名前変更不可)」という意味で使われるそうです。
「ダイテ下さい」
「ダイテ」は銀行業界でよく使われる言葉で、代金取立手形のことを略した言葉です。銀行でダイテくださいなんていう言葉がやり取りされていたら、笑ってしまうというよりも、「まずいことを聞いてしまった」なんて冷や汗が出そうです。
業界人同士なら、何が笑っちゃうのかわからないおかしな業界用語の数々。あなたの業界には、どんなおもしろい業界用語がありますか?
(ファナティック)
※この記事は2013年12月06日に公開されたものです