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雑学 生活

11月19日は世界トイレの日!というわけで日本と海外のトイレ事情をTOTOに聞いてみた!

日本のトイレ11月19日は「世界トイレの日」です。環境衛生の向上や改善を考える日として、今年7月に国連が定めました。今回は、その世界トイレの日にちなんで、日本と海外のトイレ事情を、トイレ・バスメーカー『TOTO』の広報部、山下名利子さんに聞いてみました。

■日本と海外ではトイレの形状・設置の仕方がちがう

――今回は、日本と世界のトイレ事情を伺いたいと思います。日本と世界のトイレはたとえばどんな違いがあるのでしょうか?

山下さん まず、基本的な部分からですが、日本とヨーロッパを比べた場合をお話ししますと「トイレを設置する形」がちがいます。日本の場合は床に置くように設置しますが、ヨーロッパでは壁に掛けるように設置するので、便器が浮いています。

――便器が浮いているタイプは、日本ではあまり見かけないタイプです。

山下さん これは建築様式のちがいです。日本では「タンクと便器が上下にセットされたタイプ」が一般的ですが、ヨーロッパでは、タンクが壁にあらかじめ埋め込まれていることが多いのです。そのため、便器を壁に掛けて接続する形で設置しています。

――そのタイプのトイレはヨーロッパだけなのでしょうか?

山下さん ヨーロッパではこのタイプが主流です。また、日本でも公共の場所ではこのような壁掛けタイプが採用されていることがあります。

――日本で一般的な「タンクと便器が上下にセットされた床に置くタイプ」は、世界的にはそれほど多くはないのですか?

山下さん 日本と同じく、床に置くような形のものは、中国やアメリカなどで見られます。ただ、最近では中国でもヨーロッパの文化スタイルに倣って、壁に掛けるタイプも採用されています。

あとはビデ用の衛生陶器ですね。日本の場合はウォシュレットでビデが使えるのであまり見かけませんが、海外ではビデ用の衛生陶器の設置がまだまだ主流です。

――確かにビデ用の衛生陶器は日本では見かけないものですね。

■日本にはない海外のトイレの設備

――海外のトイレの中で、日本にはない設備などはありますか?

山下さん 例えば、東南アジアなどのトイレには、スプレーのように水を出す装置が備え付けられてあります。これは用を足した後、下半身や足の部分など、体を洗浄するするもので、日本や欧米ではあまり見られないものですね。

――紙で拭かずに、水で洗うのですね。

山下さん 日本でも似たような装置が付いている場合がありますが、それはあくまでタイルや便器の洗浄用だったりしますね。

――用を足した後、紙でお尻を拭く文化の国の中には、紙をトイレに流さない国があると聞いたことがあるのですが、どんな国がトイレに流さないのでしょうか。

山下さん 最近はトイレに流せる国は増えましたが、アジア圏ではまだ備え付けのゴミ箱に捨てるところが多いように思います。やはり詰まりやすいからだと思います。

――なぜ詰まってしまうのでしょうか?

山下さん 詰まる一番の原因は、便器の「排水性能」です。それから汚物と紙が排水管の中を流れる「搬送性能」が良くないことによって起こります。日本の便器は、この2つの性能が秀でているといえると思います。

――そう考えると、当たり前のように紙が流せる日本は珍しいのですね。

■日本のトイレの「流す」技術はすごい!

――日本のトイレが他の国のトイレよりも「優れている!」というのはどんなところでしょうか?

山下さん まず、先ほどお話しした便器の基本的な性能ですね。排水(便器の汚物を便器から出す)性能と、その汚物を運ぶ搬送性能です。

次に、ウォシュレットなどの「+α」の機能商品の存在ですね。座ると便座が温かい、お尻を洗ってくれて、自動で流してくれる、さらにはトイレのフタが自動で開く、などは他の国々のトイレにはなかなかないものです。

――確かに、ウォシュレットには多くの外国人が驚きますね。

山下さん フタが自動で開くことは、外国人のお客さまが特に驚かれる機能ですね。便座が温かいことも「誰かがずっと座っていたのでは?と思った」というおもしろいエピソードを聞いたことがあります。

――まさかフタが勝手に開くとは思わないですし、便座が冷たいのが当たり前の国の人が、温かい便座に座ると戸惑いますよね(笑)。

山下さん そうした本当に至れり尽くせりの機能を兼ね備えている便器がホテルやデパートに当たり前のように設置してあるのも、日本のすごいところだと思います。

――他にはどんなところが優れているのでしょうか?

山下さん 先ほどの話にもありましたが、トイレに紙を流すことのできる国としても日本は他の国よりも優れていると思います。同じくトイレに紙を流す国でも、流したはずの紙が流れきらずに戻ってきたりするのですが、日本ではそういうことはまずありません。

――それだけ優れているということですか。

山下さん 日本のメーカー同士が切磋琢磨して、しっかりと流れるように技術を高めた結果だと思います。また、TOTOでは便器の節水にも注力していまして、少ない水で流せることも日本のトイレの優れているポイントですね。海外、たとえばアメリカのカリフォルニア州などは排水の制限があるので、そういった地域で重宝されています。

――水が豊富でない地域だと、節水力が高いことは本当に助かるでしょうね。

山下さん また、日本は世界的に見てもきれい好きであることも、トイレの技術が進化した要因だと感じます。

――日本人のトイレに対する意識は他の国とは異なりますし、それだけ大事に考えてきたのでしょうね。

日本と海外のトイレそのものの形状がちがうこと、また諸外国独自の設備など、みなさんはご存じでしたか?

世界トイレの日でもある11月19日。普段トイレの掃除をまめにする人はいつもより張り切って、普段しない人はこの機会に掃除をしてきれいにしてみてはどうでしょうか?

TOTOのHP
http://www.toto.co.jp/

(貫井康徳@dcp)

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