ヨセミテにバンフ、一度は行ってみたい世界の絶景国立公園たち「イエローストーン国立公園(アメリカ)」
美しい景色が楽しめる国立公園。日本だと、「南アルプス国立公園」や「日光国立公園」などが有名ですね。同じように、世界各国にも美しい自然を見ることのできる国立公園が数多くあります。今回は、そんな世界の国立公園たちを紹介します。
●イエローストーン国立公園(アメリカ)
アイダホ州、ワイオミング州、モンタナ州の三つの州にまたがる「イエローストーン国立公園」。第18代アメリカ大統領のユリシーズ・S・グラントによって、1872年に指定された世界最古の国立公園です。世界でも最大級の間欠泉や、真っ青に透き通った温泉がたまったくぼ地「Fountain Paint Pot」など、見どころがたくさんあります。
●ヨセミテ国立公園(アメリカ)
こちらはアメリカのカリフォルニア州にある国立公園です。1890年に国立公園に指定され、1984年にはユネスコが認定する世界遺産にも登録されています。ヨセミテ国立公園の見どころは、なんといっても雄大な山々です。
4,000メートル級の山々を眺めることのできる「トンネル・ビュー」というスポットからの光景は絶景の一言です。
●グランドキャニオン国立公園(アメリカ)
名前のとおり、有名な峡谷のグランドキャニオンを有する国立公園です。アメリカのアリゾナ州にあり、1919年に国立公園に、そして1979年には世界遺産に登録されました。2007年にオープンしたスカイウォークは、崖から20メートルも突き出した橋で、グランドキャニオンの谷底をガラス部分から見下ろすことができます。
●バンフ国立公園(カナダ)
カナダのアルバータ州にある国立公園です。カナダ国内では一番古く、歴史があります。バンフを一望できるサルファー・マウンテンやボウ川の川下りなどが人気です。また、スキーリゾートとしても有名なので、ウインタースポーツが好きな人にもお薦めです。
●レーク・ディストリクト公園(イギリス)
カンブリア州にある国立公園です。イングランドで最大の湖であるウィンダミア湖や、標高978メートルのスコーフェル山を擁します。「雄大な自然!」という雰囲気ではありませんが、湖と周辺の野山の落ち着いた景色は心癒やされること間違いありません。
また、自然だけでなく、歴史ある建築物の数々も見ることができます。
●ガラパゴス国立公園(エクアドル)
ガラパゴスゾウガメをはじめとする希少生物たちがすむガラパゴス諸島。この一帯は国立公園として、エクアドル政府などが保護活動を行っています。さまざまな希少生物たちと出会うことができ、近年観光客も増加傾向にあるようですが、生態系への影響も懸念されています。
●イグアス国立公園(アルゼンチン・ブラジル)
アルゼンチンとブラジルにまたがる国立公園です。世界遺産にも登録されている「イグアスの滝」を見るために、多くの人が訪れています。イグアスの滝は季節によって水の量が大きく変わるので、乾季(8-10月)を避けて訪れるのがいいとされています。
●クルーガー国立公園(南アフリカ)
日本の四国地方と同じくらいという、とんでもない広さを誇る国立公園です。見どころは、もちろん「野生動物の観察」です。南アフリカでは野生動物の観察のことを「ゲームビューイング」といい、クルーガー国立公園でも、車でさまざまなルートを走り、動物観察を行うことができます。
哺乳(ほにゅう)類だけでも約150種類生息しているとのことです。
●ウルル─カタ・ジュタ国立公園(オーストラリア)
オーストラリアのノーザンテリトリーにある国立公園です。この国立公園の一番の見どころは、何といっても世界で2番目に大きな一枚岩である「エアーズ・ロック」でしょう。現地では「ウルル」とも呼ばれており、朝日と夕日を浴びてさまざまな色に変化する間が一番の鑑賞時間といわれています。
ちなみに、世界最大の一枚岩は同じくオーストラリアにある「マウント・オーガスタス」です。
海外の国立公園ともなると、なかなか行く機会がありませんが、今回紹介した国立公園を擁する地域を訪れる場合は、ぜひ観光ルートに入れてみてください。
(貫井康徳@dcp)
※この記事は2013年10月31日に公開されたものです