乙女ゲーの王子様がストライク!? 2.5次恋愛にハマる女性の理由は?
プレーヤーが女性主人公となり、登場する男性キャラと恋をする、女性向け恋愛ゲーム、通称「乙女ゲー」。1994年にコーエー(現コーテーテクモゲームス)から発売された『アンジェリーク』以降、PSPなどのハードゲームだけではなく、ケータイやスマホアプリでも、よく見かけるようになりました。
「無料ゲームで何気なくはじめた『乙女ゲー』に、いつの間にかハマっちゃってる……」なんて、ふと我に返ってしまう人もいるのでは? そんなプレイヤーの方々に、ゲームにのめり込んでいる、と感じる瞬間を聞いちゃいました!
・「夜に、お酒を飲みながら一人でひたすらゲームをやっているとき。『まずいなあ』と思いますが、ハマっちゃってると止められません」(27歳女性/金融・証券/事務系専門職)
お酒を飲みながら、というところがリアルですね。
・「『ときめきメモリアル Girls Side』のCGをコンプしようと躍起になっているとき」(25歳女性/印刷・紙パルプ/事務系専門職)
やる気を出した瞬間、ふと「私、何やってるんだろう……」と、我に返るのかも。
・「ゲームの中の王子様に恋してしまったとき」(31歳女性/金融・証券/事務系専門職)
どストライクな王子様に出会ってしまったんですね!
・「現実の男性がよく見えなくなってしまったとき」(27歳女性/情報・IT/クリエイティブ職)
世の男性は、二次元の男の子もライバルになってしまう時代がくるかもしれません……。
さらに、大学時代に乙女ゲーにどハマりしていたリュウぴめさん(25)にも、お話を伺いました。
「あの頃は、とにかく彼が一番。実家の番号の名前を大好きなキャラの名前に登録していたので、家からかかってくると自動的に彼からの電話っぽくなるように設定してました(笑)」
――なんというか、ナイスアイディアです……!
「まあ、電話に出てもお母さんとかなんですけどね。あとは、友だちとファミレスでごはん食べてても『○○なら、これ注文するんだろうな』とか、『これ○○と食べたい』とか考えちゃうんですよ」
――それは完全に恋ですね。
「そうだったと思いますよ。同じゲームをしてる友だちとは、完全に恋バナ。ゲームのイベントで発生するキャラの反応を楽しみにしている人もいたし、完全に主人公になりきる人もいるし、いろんな楽しみ方があると思います」
――みんながみんな、主人公になりきって恋をしているわけじゃないんだ!
「私の場合は自分が2.5次元にいるような感覚でした。主人公の女の子と自分の性格と似ていなかったので、ゲームに入り込むというよりは、キャラ対自分という感覚に近いかも」
――主人公と自分が同じ性格とは限らないというか、そのほうが珍しいですよね。リュウぴめさんにとっての乙女ゲーは、どんな存在でしたか?
「現実で顔と性格、すべてが合致する男の子と恋愛するなんて夢のまた夢なんですけど、乙女ゲーなら夢が叶う可能性があるんですよね。現実逃避してたのかもしれません(笑)」
現在は、三次元の彼氏がいらっしゃるという彼女ですが「もう今は、学園系の恋愛ゲームっていう年齢でもないので、疲れて家に帰ってきたOLをたくさんのイケメンが癒してくれる乙女ゲーが出たらやりますよ!」とのこと。それは……、私もやってみたい(笑)!
他人ごとのように書いている筆者でうが、実は私も学生時代に『天下統一恋の乱』ケータイアプリで、伊達政宗さんと擬似恋愛に興じた経験があります。リュウぴめさんより質が悪いのは、そのゲームをしていない友人にも正宗さんの恋バナしてしまったこと。友人には本当に申し訳ないことをしました……。反省してます。
※マイナビウーマンにて7月にwebアンケート。有効回答数239件
<大貫未来/清談社>
参考サイト
・乙女ゲーム特集http://www.jp.playstation.com/psn/store/magazine/120524/02/
※この記事は2013年10月11日に公開されたものです