東京23区に持ち家「こだわりあるが、自信はない」。3人に1人は「23区の壁」に
株式会社オープンハウスは、9月23日「不動産の日」に先立ち、東京23区内に居住し住宅購入を検討している30代?40代既婚男女200名を対象に「東京23区内での持ち家志向に関する意識調査」を実施した。
【都内出身者の約6割が「老後も東京で生活していると思う」東京への愛情調査で】
東京23区内に居住している住宅購入意向者は、東京23区内への居住志向が83.5%と高く、希望エリアでの持ち家に86.8%が「こだわりがある」ものの、「購入する自信がない」人が33.8%という結果になった。
●30代は「マンション派」、40代は「一戸建て派」の傾向に。
「一戸建て派か、マンション派か」の質問に、全体では「一戸建て派」が「どちらかというと一戸建てを検討」と合わせて49.5%、「マンション派」に「どちらかというとマンションを検討」を加えると50.5%との回答を得た。年代別では30代が「マンション派」57.0%、40代では「一戸建て派」56.0%が高い傾向にある。
●8割以上が、「23区内」に住みたい。
次に「住みたいエリア」を聞いてみると、全体で最も多いのは「現在住んでいる区内」43.0%で、「近隣の区内」21.5%、「近隣ではないが23区内」19.0%と続き、住みたいエリアとして「23区内」を希望する人は83.5%という結果になった。
●住みたい「希望エリアが23区内」その理由は?
「希望エリアが23区内」と回答した人に、その理由を聞くと、全体で最も多いのは「交通や買い物などの利便性が高いから」74.9%で、「住み慣れているから」69.5%、「資産価値が高いから」24.0%と続いた。年代別でみると、30代では「利便性」79.8%や「行政サービスの充実」19.0%を重視している。【赤矢印部分】
●約9割が「23区内」へのこだわりが。
「希望エリアが23区内」と回答した人に、「希望のエリアへのこだわり」を聞くと、「こだわりはある」と答えた人は「どちらかというとこだわりがある」と合わせて86.8%と高い傾向にある。
●こだわりがあるが、3人に1人は「購入する自信はない」
続いて、「実際に希望エリアに住宅を購入する自信があるか」と聞いたところ、問4で「こだわりはある」と回答した人の33.8%が「購入する自信がない」と回答している。そして「こだわりがある」人ほど、「購入する自信がある」傾向にある。【赤矢印部分】
●購入する自信がない3大理由は?
問5で「購入する自信がない(どちらかというと購入する自信がない)」と回答した人の、その理由で最も多いのは「住宅購入資金が不足しているから」60.9%で、「おおよその価格を理解しているから」43.8%、「借金をすることに気後れがあるから」35.9%という結果になった。
●予算を重視、希望のエリア外でも理想に近しい物件なら「購入する」。
「希望エリア外でも、予算内で理想に近しい物件」であれば「購入する」人は「どちらかというと購入すると思う」と合わせて67.5%と約7割が回答している。23区内に住宅を購入したい人は希望エリアよりも、価格が現実のようだ。
※この記事は2013年09月20日に公開されたものです