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中古マンションを購入する際に見るべきポイント4つ「共有部分」「直天、直床NG」

中古マンションの購入を考えている人もいらっしゃるでしょう。その中古マンションが良い物件かどうか、どこに注目して判断すればいいのでしょうか。

【将来住むならマンション派?戸建派?】

中堅不動産ディベロッパーの営業マンに4つのポイントを挙げてもらいました。

●「共用部分」をよく見る!

その物件を見に行ったら、まず共用部分をよく観察することが大事だそうです。共用部分とは、エントランス、駐輪場、駐車場、共用廊下、ゴミ捨て場、屋上といった場所です。そのマンションがよく管理されているかは共用部分に表れるのだそうです。

「共用部分が荒れていたりする場合は、少し考えた方が良い」とのことです。

●新耐震基準はクリアしているか?

耐震基準を満たしているかは大事なポイントです。1981年に新耐震基準が施行されています。その中古マンションが新耐震基準を満たした建築物であるかどうかは必ず確認しましょう。

「古いマンションで耐震診断が終わっているのであれば、診断結果の確認を必ずしましょう。診断結果に対しては、建て替え、補強など、どのような工事を行うのかを確認しましょう」とのことです。

●直天、直床は避けよ!

最近の新築マンションは、ほとんどの場合、天井、床に緩衝部分となる空間があり、そのおかげで保温性能、遮音性能が良好です。また、二重天井、二重床になっていることで、水のトラブルが少ないのです。

しかし、古いマンションの中には「直天、直床」という物件もあります。この場合、保温性能、遮音性能がよくありません。隣近所の生活音が響くのはストレスになりますから、その物件は避けた方が良いでしょう。

・直天デメリット:照明器具の位置をずらしにくい。
・直床デメリット:専有部分で床段差が生まれる。
・二重天井・二重床メリット:設備、配管メンテナンスがしやすい。

上記のような点にも注意しましょう。

●「管理費」は適正か?

物件の価格も大事ですが、管理費が適正なのかはとても重要とのこと。たいていの場合、小規模マンションでは(戸数が少ないため)管理費は高価に、大規模マンションでは安価になる傾向があります。

管理費は安価な方が家計が助かりますが、管理費には将来の修繕費用の積み立てといった側面もあります。安価だからいいというわけではありません。管理費が適正かどうかをよく確認することは重要です。

例えば「近々に大規模修繕が予定されていたりしないか」などはぜひチェックしておくべき、とのこと。なぜなら「大規模修繕工事の後には、管理費、修繕費が上がる可能性があるから」だそうです。

「マンションで一番大事なのは管理。管理を買え!」という言葉があるそうです。中古マンションを購入する際にもぜひ参考にしてください。

(高橋モータース@dcp)

※この記事は2013年08月22日に公開されたものです

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