合コンで差をつけるメイク術「盛りメイクよりも癒やし系で勝負」
女子ウケするメイクと男子好みのメイクは違うと言われていますよね。その代表格が「盛りメイク」。気合を入れすぎてこってりメイクをしてしまいがちですが、合コンではみんな同じことを考えているので、意外と目立たないものです。
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「盛り」よりも「自分らしさ」を重視したほうが好感を持たれます。抜け感のある癒やし系メイクのポイントを覚えておきましょう。
●アイメイクのポイント
仕事帰りに合コンへ繰り出す人も多いでしょう。ビジネス向けのメイクでは華がありませんが、かといって一からやり直すのも大変。そんなときは、パール系のアイシャドーを上に重ねるだけでも印象が変わります。パーツをカラーで強調するよりも、質感とバランス重視のメイクを心がけて。
まつ毛のメイクにも注意しましょう。特に太く長すぎたり、極端に上がりすぎるのはNG。ツケマよりも、マスカラで勝負して。まつ毛メイクの幻滅ポイントNo.1は、何よりも「すだれ」や「ひじき」状であること。キレイに均等につかない古いマスカラ特有の仕上がりです。
せっかくの合コン。マスカラを新調して、美的マツゲを演出しましょう。また、下マツゲのマスカラが苦手な場合、無理をせずにノーマスカラでOK。ただし、下マツゲに、アイシャドーがついていないか確認しておきましょう。これは意外と目立ちます。
アイラインは、下ラインをやめてみるといいですね。跳ね上げラインも、男性にとっては不可解なもの。目じりと同じくらいの長さで自然にいれるのがオススメです。
とかく気合を入れすぎて失敗しがちなアイラインがストレスになるよりも、何もしないというのも立派なメイクアップです。パーツだけでなく、常にお顔全体を見られることをお忘れなく。
また、その中でも目立つのは不自然さです。結構、男性視線はキレイよりも、そこを見る傾向にあります。
目をぱっちり見せたいときには、目元に「くの字」のラインを入れると◎。輪郭が際立つので、大きく見せることができます。ブラックのペンシルを使って、目の際にしっかり入れましょう。
意外と忘れやすいのが、目頭ギリギリまでのデリケートライン。また、上下のアイラインのつながりです。
目の粘膜に入れるインナーラインを普段から行っている方は問題なし。しかし、インナーラインは相当のナレが必要です。初めて方は、くすぐったかったり涙がでたり……。
インナーラインを入れると、目の印象は驚くくらい変化しますが、本来黒くないところですから不自然さがあります。中には、目が逆に小さく見せる場合も。
これらの欠点がなく、一重や奥二重の方でも簡単にできるのが「くの字ライン」なのです。ただ、上マツゲのラインの終わりから下マツゲの目尻側を「くの字」に結ぶだけでOK。
ぼかすのは綿棒で。「くの字ライン」は簡単ながら、アイキャッチになる目線を演出することができます。
アイシャドーは、使いなれたカラーをライン的に使いましょう。お使いのチークカラーを薄く重ね塗りすると、まぶたとの色なじみが落ち着きます。これは、プロの裏技。特別なコスメを選ぶ必要はなく、お持ちのチークカラーで十分です。
●チークのポイント
チークカラーも、がっつり入れたり、まんまるすぎると、ナチュラル感が失われてしまいます。下がり気味のチークもNG。これらのチークカラーは封印して、ナチュラルさを表現することを徹底してみましょう。
チークカラーの仕上がりは、フェイスパウダー次第。さらさらパウダーの上だからこそ、同じ粉であるチークカラーがしっかり呼応するのです。
頬の上につける前に、手の甲でチェックして。少しでもベタつくようであれば、パウダーを付け足します。それから、チークカラーをつけましょう。
チークカラーはリップカラーと同系色が基本。また、パールが入りすぎていると艶々チークになり、不自然なツヤ肌に。パール控えめのものを使うのが基本です。
ブラシにとったらいきなり頬にはつけず、まず手の甲でチークカラーをブラシでなじませます。
それから、ブラシを立てずブラシの側面でなでるイメージで。チークカラーはその色自体を目立たせる必要はありません。あくまで、メイクアップ全体の色調を整える。また、ファンデーションで失った赤味をお顔に与えるだけです。そのため、優しく柔らかく。カラーはメイク全体を見ながら「控えめかな?」程度で仕上がりです。
また、ブラシの毛先を立てて使うと、お肌にも悪影響を与えることをお忘れなく。
チークカラーを入れるのが苦手であれば、あえて入れないというのもアリです。無理して入れる必要はありません。
●リップメイクのポイント
いつの時代も男性はグロッシーな唇が好き。グロスを唇の中央にそっとのせるとツヤ感がアップ! このとき、人さし指ではなく、薬指や小指を使うときれいにつけることができます。
チューブやリップタイプのものよりも、ジャータイプのほうがうるうるリップを演出することができてオススメです。
(メイクアップ監修)
渡会治仁
カテゴリーを問わないメイクアップや幅広い美容知識を持つメイクアップアーティスト。豊富なキャリアを生かし、コスメ開発&プロデュース、コンサルティング、教育、執筆活動を行っている。また、コスメ&メイク評論家として活動中。http://ameblo.jp/okeshouhonpo/
(ヘアメイク監修)
美聖(mikiyo)
ヘアメイク&着付けだけではなく、演歌・昭和歌謡・シンガーソングライターとして活躍。東京浅草中心に活動中。http://ameblo.jp/mikiyo-so/
(モデル)
長谷川舞
(OFFICE-SANGA)
※この記事は2013年09月10日に公開されたものです