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「決められない」人に共通する意識「責任を絶対負いたくない」

ちょっとしたことも決められない、いつも人に頼ってしまう…、そんな依存度の高い人はいませんか?単に「決められない!」というレベルならいいのですが、依存度が高くなってしまうと、ちょっと心配なことも…。今回はそんな依存度が高い人の心理状態を探ってみたいと思います。

あなたは「決められない女」ですか?

あなたの周りには物事を決められない、なんでも人に頼ってしまう「決められない女」はいませんか?

普段の生活の中で「決断」を下すことは、実は意外と多いものです。「決断」と言うとちょっと大げさな感じもしますが、例えば「今日はどんな服を着る?」、「ランチは何を食べる?」といったささいなことから、「どんな仕事に就くか」、「この人と結婚する?」といった人生を左右する大きなことまで、人は生活していく中で、毎日たくさんの「決断」を迫られています。

しかし、内容の重要度を問わず、「自分一人では決められない」という人もいますよね。ランチのメニューを決められなくって相手に選んでもらったり、ショッピングで友達に買う服を決めてもらったり…。

そんな、自分でものごとを決められず、いつも誰かに頼っている「決められない女」は、自分や自分の判断に自信が持てず、近しい関係の誰かへ決定権をゆだねてしまう…という関係を作ってしまいがち。人に依存し、他人の意見に乗ることで、自分自身に責任が及ぶことを回避しているのです。

依存体質が進行してしまうと…

依存度が進行すると、その依存関係を崩さないために、自分の気持ちよりも他者の欲求を優先したり、自分が「嫌だ」と思うこともやってしまったりします。恋人から暴力を受けているのに、相手への依存関係を続けるために必死で耐え続ける…というケースなどがこれに当たります。

客観的に見ると、愛情のある関係にはとても見えないその関係。友達だったら、すぐに付き合いをやめさせるでしょう。しかし依存度が高い人にとっては、相手のいいなりになることで、「依存する」という欲求を満たせる、ある意味都合のいい関係なのです。

ただし、あまりにも依存度が高い場合には、「依存性パーソナリティ障害」の可能性を疑った方がいいのかもしれません。

依存体質は育てられてきたもの

そもそも他人に依存している人は、子どものころに「自立する心」が育てられなかった可能性があります。例えば過保護な親に育てられ、一人では何もさせてもらえなかった…というのがいい例です。

親が、自分から子どもが離れていくのを恐れて、無意識のうちに自立する機会を作らなかったことで、「ひとりでやる」という考えが培われずに大人になってしまうケースが多々あります。

すると大人になっても誰かに頼っていくことが当たり前になってしまい、物理的に親から離れたとしても、再び親と同様に「頼れる」人に依存するようになってしまうのです。

「自分は依存体質かも…」と自覚し、改善の努力ができる状態ならば、これらを自覚することで少しずつ事態を好転させられるようになるかもしれませんが、しかし、あまりにも依存度が高くなってしまうと、自分自身だけでは改善が難しい場合もあります。

そんな時はプロのカウンセリングを受け、時間をかけて依存体質から脱却していくのも一つの方法なのです。

※この記事は2013年07月20日に公開されたものです

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