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女子率高し!ゴスペル甲子園で優勝! 青山学院大学の実力ボーカルグループ

青山学院大学 United Rhythm Carriersのメンバー。右から、八田康二朗さん、飯島百合子さん、土方真理さん、秋元瑛理さん

青山学院大学 United Rhythm Carriersの方々。右から、八田康二朗さん、飯島百合子さん、土方真理さん、秋元瑛理さん

青山学院大学 United Rhythm Carriers(ユナイテッド・リズム・キャリアーズ)はボーカルグループです。その実力は、2012年度のゴスペル甲子園 学生部門で見事に優勝を果たしたほどです。「ボーカルグループ」とはあまり聞き慣れない言葉ですが、どんな活動をしているのでしょうか?

発足当初は「黒人音楽愛好会」だった

青山学院大学 United Rhythm Carriers(以下URCと略)に取材をお願いし、部長の八田康二朗さん、渉外担当の飯島百合子さん、土方真理さん、秋元瑛理さんにお話を伺いました。

――URCはどのように始まったのでしょうか?

飯島さん 元々は「United Rhythm Carriers黒人音楽愛好会」として1999年に発足しました。大学から正式なサークルとして認定され、2012年度をもって部会へと昇格しました。

――なるほど。ソウルフルな感じがしますね。

飯島さん 会を発足させたのは「Arvin Homa Aya」さんという人で、この人はハーフの方です。今ではプロのミュージシャンとして活動されています。

――すごい先輩がいらっしゃったんですね。

飯島さん はい。翌年には、ストリートライブをやったり、ライブイベントを行ったりして活発にサークル活動を行っていました。2001年にはサークル名が「United Rhythm Carriers 音楽愛好会」に変更されました。

――ボーカルサークルというと、あまり聞かないサークルですが、どんなことをするのでしょうか。

八田さん 簡単に言うと「合唱」です。普通の合唱サークルと違うのは、演目がゴスペルだったり、ソウルだったりする点です。「歌いたい」という気持ちを持つ人間が集まったサークルです。

――アメリカで『glee/グリー』という、合唱サークルを題材にしたドラマが大ヒットしましたが、あのような感じなのでしょうか。

八田さん あそこまですごいかどうかは別にして、「歌いたい」気持ちは同じだと思いますよ(笑)。

ライブをメインに活動しています!

青山学院大学 United Rhythm Carriersの練習風景。女性が多いのが分かりますね。

青山学院大学 United Rhythm Carriersの練習風景。女性が多いのが分かりますね。

――サークルではどんなことをするのでしょうか。

八田さん 1年に2回、春と秋にライブをやります。春のライブは新歓も兼ねていまして、4月か5月に行います。秋のライブは毎年11月に行います。

飯島さん 2年生と1年生は学祭でもパフォーマンスを行います。

八田さん 各学年のメンバーは、ライブや学祭に向けて練習します。

――練習はけっこう大変ですか?

八田さん 週に1回、土曜には全体で練習します。1・2年生の練習が毎週火曜日、2・3年生の学年ごとの練習日が他にあります。日程的には詰まっていますが、楽しく充実しています。

――忙しそうですね。

八田さん はい。みんな時間を工面するのが大変ですね。でも、練習で一生懸命やらないと本番で困ったことになりますから(笑)。

――どのような練習をするのですか?

八田さん パートが3つあります。ソプラノ、アルト、テノールです。パートごとに練習をして、音の取り、確認をして、全体でのコーラス確認が主ですね。

――先ほど、サークルを発足させた人がプロとして活動しているとおっしゃってましたが、そういったサークルに在籍した卒業生との交流はあるのですか?

飯島さん 年に1回、サークル出身の人たちと、現役のメンバーが集まる会が催されます。11月か12月に行われるのですが、毎年80人ほどが集まります。そこではパフォーマンスをしたり……。楽しいですよ。

土方さん サークルが始まった当初、初代から歌い継がれている曲があるんですが、それをみんなで歌ったりとか。

――それは楽しそうですね! 初代から歌い継がれている曲とはどんなものがあるのでしょうか。

土方さん 「Can?t Give Up Now」(Mary Mary)などです。

――歌う曲目はどのように決めるのですか? 歌いたい曲をみんなで出し合うのですか?

土方さん まず、サークルに歌い継がれている曲というのがありまして、これを「既存曲」と呼んでいます。新しく歌う曲を「新曲」と呼んで区別しています。既存曲は11曲ぐらいあります。

――「Can?t Give Up Now」もそうなのですね?

土方さん はい。他に「Joyful Joyful」や「September」といった曲がそうです。

――「Joyful Joyful」は映画『天使にラブソングを2』(Sister Act2)で使われた有名な曲ですね。「September」はアース・ウィンド・アンド・ファイアーのヒット曲ですね。新曲の方は誰が決めるのですか?

土方さん 曲目を出してもらって、各パートで歌える曲なのか、またハーモニーが美しく歌えるかなどを考慮します。音責や副音責、各パートのリーダーなどが話し合って決めます。

――「音責」というのは役職ですか?

土方さん はい。監督のような役職ですね。副音責はその補佐です。

目標はサークルをもっとメジャーに!

――2012年度のゴスペル甲子園で優勝という素晴らしい結果を出していますね。

八田さん ありがとうございます。ただ、これは一つの結果として、もっとチャレンジをしていきたいと思っています。

――なるほど。これからの抱負を聞かせてください。

八田さん そうですね、URCをもっとメジャーな存在にしたいですね。大学内でさらに認知されるようになりたいですし、また全国的にも有名になりたいです。そのためにもっと実力を付けていきたいと思います。

みんなで歌ってうまくいったときの達成感は何物にも代え難いとのこと。ボーカルグループは大変に楽しそうです。

青山学院大学 United Rhythm Carriers

●発足:1999年
●大学内サークル
●メンバー:現在69名(男性21名/女性48名)

8月22日 10:00~

ディズニーランドでUnited Rhythm Carriersが講演を行います!
皆さんもぜひお出かけください!

(高橋モータース@dcp)

⇒『青山学院大学URC | United Rhythm Carriers』の公式サイト
http://www.urc-agu.com/

※この記事は2013年07月19日に公開されたものです

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