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どんどん増える!? 自動車のご当地ナンバーってどんなものがあるか知っていますか?

日本各地には「ご当地」と名の付いたものがたくさんあります。ご当地グルメやご当地土産、ご当地キャラなど本当に多くありますよね。その中の一つに「ご当地ナンバープレート」というものがあります。今回は、このご当地ナンバープレートを紹介します。

ご当地ナンバープレートは2006年から交付開始された

ご当地ナンバープレートは、国土交通省が地域振興や観光振興を目的に開始した「新たな地域名表示ナンバープレート」のことです。2004年に募集が開始され、2006年に国土交通省が認定した地域に対して新たな地域名のナンバープレートが交付されました。

それまでは、自動車検査登録事務所がある地域の地名がナンバープレートに付けられることが原則(例外もあり)でしたが、この制度によって、自動車検査登録事務所を新たに設置しなくても、新たな地域名のナンバープレートを交付することが可能になりました。

ちなみに、ご当地ナンバープレートの審査対象となる地域の基準ですが、

●地域特性等について一定のまとまりのある複数の市町村の集合が原則。
●登録されている自動車の数が10万台を超えていること。
●都道府県内の人口、登録自動車の数等に関して極端なアンバランスがないこと。
※地域名表示ナンバープレートの導入の要綱より

となっています。

また、ナンバープレートに表記される地域名の基準は、

●行政区画や旧国名などの地理的名称であり、当該地域を表すのにふさわしい名称であること。当該地域名が全国的にも認知されていること。
●読みやすく、覚えやすいものであること。既存の地域名と類似し混同を起こすようなものでないこと。
●ナンバープレートに表示された際に、十分視認性が確保されるよう、原則として「漢字」で「2文字」とする。やむを得ない理由があるとして例外を認める場合であっても最大で「4文字」までとし、ローマ字は認めないものとする。

といったように定められています。


■現在交付されているご当地ナンバーは19種類

現在交付されている、自動車のご当地ナンバーは次の19種類です。

●仙台ナンバー(宮城県)……仙台市

●会津ナンバー(福島県)……会津若松市、喜多方市、下郷町、檜枝岐村、只見町、北塩原村、西会津町、磐梯町、猪苗代町、会津坂下町、湯川村、柳津町、三島町、金山町、昭和村、会津美里町、南会津町

●つくばナンバー(茨城県)……古河市、結城市、下妻市、常総市、つくば市、守谷市、筑西市、坂東市、桜川市、つくばみらい市、八千代町、五霞町、境町

●那須ナンバー(栃木県)……大田原市、那須塩原市、那須町

●高崎ナンバー(群馬県)……高崎市、安中市

●川越ナンバー(埼玉県)……川越市、坂戸市、鶴ヶ島市、毛呂山町、越生町

●成田ナンバー(千葉県)……成田市、富里市、神崎町、多古町、山武市、芝山町、横芝光町

●柏ナンバー(千葉県)……柏市、我孫子市

●金沢ナンバー(石川県)……金沢市、かほく市、津幡町、内灘町

●諏訪ナンバー(長野県)……岡谷市、諏訪市、茅野市、下諏訪町、富士見町、原村

●富士山ナンバー(山梨県・静岡県)……富士吉田市、西桂町、忍野村、道志村、山中湖村、鳴沢村、富士河口湖町、富士宮市、富士市、御殿場市、裾野市、小山町

●伊豆ナンバー(静岡県)……熱海市、三島市、伊東市、下田市、伊豆市、伊豆の国市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町、函南町

●豊田ナンバー(愛知県)……豊田市

●岡崎ナンバー(愛知県)……岡崎市、幸田町

●一宮ナンバー(愛知県)……一宮市

●鈴鹿ナンバー(三重県)……鈴鹿市、亀山市

●堺ナンバー(大阪府)……堺市

●倉敷ナンバー(岡山県)……倉敷市、笠岡市、井原市、浅口市、里庄町、矢掛町

●下関ナンバー(山口県)……下関市

交付されてからもう何年も経過しているので、すっかりおなじみになった印象のあるナンバーもありますが、これらは最近になって交付されたものなのです。

これらのご当地ナンバープレートを取得するには、特殊な条件はありません。従来のナンバープレートと同じく、管轄地域に住所があれば、そのナンバーを取得することができます。

逆に、その地域外ではどんなに取得したくても無理です。これが少し悲しいところですよね。

最近では、東京都の杉並区や世田谷区もご当地ナンバーの申請をしているそうです。これからどんどんご当地ナンバーが増えていくかもしれませんね。

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2013年06月15日に公開されたものです

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