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ビジネスでも使える! 初夏の時候のあいさつ

手紙を出す際に添える時候のあいさつ。春先だと「春暖の候、いかがお過ごしでしょうか?」といった文章になります。では、これからの季節、例えば初夏の時候のあいさつはどんなものがあるのでしょうか? ビジネスでも使える、晩春から初夏にかけての時候のあいさつの定型句たちを紹介します。

5月の時候のあいさつ

●晩春の候
●新緑の候
●薫風の候
●惜春の候
●薄暑の候
●立夏の候
●初夏の候

5月の時候のあいさつで代表的なのはこれらの言葉です。薫風や新緑など春を感じさせる季節の言葉と、惜春や薄暑といった夏の到来を予感させる言葉が多く並びますね。

これらに、

「ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」
「皆様にはご機嫌うるわしくお過ごしのことと存じます」
といった気遣いの言葉をつなげます。

例えば、

新緑の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます

といった感じですね。

ほかにも、「風薫る季節」「新緑萌える季節」といった少しくだけた言い回しでもかまいません。「うっすらと肌も汗ばみ」といったあいさつもよく使われます。

6月の時候のあいさつ

●青葉の候
●深緑の候
●梅雨の候
●入梅の候
●桜桃の候
●初夏の候
●向暑の候
●薄暑の候
●小夏の候

6月はこういった時候のあいさつが代表的です。やはり梅雨に関する言葉は外せませんね。また、5月は「新緑」でしたが、季節が進んで「深緑」になっていたりするのは面白いところです。「夏」を使う言葉も増えています。

これらの言葉に先ほどと同じく、
「ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」
などの文章をつけて使います。

また、「うっとうしい梅雨の季節となりましたが……」などの、かなりくだけた言い回しのものや、「衣替えの季節となりました」などのあいさつもあります。

7月の時候のあいさつ

●盛夏の候
●真夏の候
●向暑の候
●猛暑の候
●酷暑の候
●炎暑の候
●大暑の候

7月になると、よく使われる時候の言葉のほとんどが「夏」と「暑さ」に関するものになります。また、よく目にする「暑中お見舞い申し上げます」というのも、7月の時候のあいさつです。

社会人になると、7月にお中元を贈ることもあるでしょうから、こういった7月の時候のあいさつは覚えておくといいですね。

ビジネスメールのやりとりだと、「お世話になっております」などで済ましがちですが、そのうちかしこまったメールを出すこともあるでしょう。

そういった際には、ぜひこうした時候のあいさつを使ってみてください。メール全体がグッと締まった感じになりますよ。その際は「貴社の更なるご発展を心よりお祈り申し上げます」や「季節の変わり目ですので、ご自愛くださいませ」といった結びのあいさつも忘れないように。

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2013年05月22日に公開されたものです

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