自宅で使えるアウトドア調理グッズなら使い勝手もよくて一石二鳥
そとごはんのおいしさも特別感も格段に上げるのがアウトドア用の調理グッズ。使ったことがない女性にとっては手を出しにくいイメージがありますが、持ち運びしやすいコンパクトなサイズだったり、使い方もカンタンなものが多いのです。しかも、最近は自宅で使えるような仕様も多く、もしアウトドアになかなか行けない人でもタンスの肥やしにしてしまう心配はありません。
そんな、手軽で便利なアウトドア調理グッズを自宅でもおそとでも作りたくなるオシャレレシピとともに紹介します。
煮込みやローストにもってこいのダッチオーブン
鍋全体が均一の温度に保たれるため、じっくり素材に火を通すことができるダッチオーブン。煮込み料理だけでなく焼いたり、食材の水分を逃がさず無水調理ができたりなど万能感が魅力です。「LOGOS」のダッチオーブンは、面倒な手入れをする必要がなく、台所のコンロでも使えるように鍋底の脚を無くしたデザイン。IHにも対応しています。
「SLダッチオーブン8inch(バッグ付き)」4,200円/
ダッチオーブンで作るなら……
切って入れるだけで本格的 「アクアパッツア」(4人分)
<材料>
キンキ(またはカサゴや金目鯛)20cm(2尾)、ニンニク(ひとかけ)、白ワイン(30ml)、水(300ml)、オリーブオイル、エクストラバージンオリーブオイル、パセリのみじん切り、塩コショウ(それぞれ適量)
A:アサリ(300g)、エビ(ブラックタイガー15尾)、マッシュルーム(10個)、ドライトマト(4個)、ケーパー(10g)、ブラックオリーブ(8個)、ローリエ(2枚)、タイム(2本)
1
切れ目をいれたキンキとエビに塩コショウをふり、マッシュルームは4分の1に切り、ドライトマトとブラックオリーブはスライスする。
2
ダッチオーブンにつぶしたニンニクとオリーブオイルを入れて熱し、ニンニクの香りがオイルに移ったらニンニクを取り出し、キンキを入れて両面に焼き色をつける。
3
焼き色がついたらA、白ワイン、水の順に加え、フタをして蒸し煮にする。
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アサリが開いたら、パセリとエクストラバージンオイルをかけて完成。
ホットサンドメーカーで“そとカフェ”気分
ホットサンドはもちろんスイーツやお好み焼き、ライスバーガーなどレシピ豊富で重宝するのがホットサンドメーカー。
「snow peak」の商品は、熱伝導率が高いアルミ素材を使用し、食材をバランスよく加熱します。ハンドルをたためて収納しやすいのも便利です。
「ホットサンドクッカー トラメジーノ」7,480円/
ホットサンドメーカーで作るなら……
カワイイ見た目に気分がアガる 「米粉フルーツパンケーキ」(2人分)
<材料>
米粉(150g)、ベーキングパウダー(3g)、卵(1個)、牛乳(150cc)、砂糖(10g)、植物性油(小さじ2分の1)、くるみ(4-5粒)、ドライフルーツ(50g)
1
米粉、ベーキングパウダーを合わせ、くるみの粒が大きければ2-4等分にカットする。
2
卵→砂糖→牛乳→粉もの→油の順番で混ぜていき、最後にくるみ、ドライフルーツを加えて混ぜる。
3
トラメジーノ両面に油を塗り(2)を型いっぱいに流し入れ、閉めて両面を焼く。
4
両面に焼き色がついたら、お好みで粉砂糖、はちみつをかけて完成。
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やっぱり人気はカレー!定番や素材そのままを楽しむ人多し
今回、マイナビウーマン読者に「今まで食べておいしかったそとごはんについて」聞いたところ、ダントツで多く挙げられたメニューが「カレー」。
「作り方も材料も普通でしたが、外で作るとすごくおいしい」(23歳/通信/秘書・アシスタント職)
というコメントに代表されるようにシチュエーションでおいしさが増す代表格メニューのようです。
そして、もう1つ多かったのが海の素材や野菜、お肉を焼くだけのバーベキュー。失敗がない上にワイルドな感じがアウトドアにぴったりのよう。さらに、バーベキューの火を使ってイカのワタ焼きやニンニクのホイル焼き、魚の香草焼きといった簡単料理をしている人もいるよう。そのほか、スイーツ系として、リンゴやマシュマロを焼いたり、チョコレートを溶かしてフルーツをつけて食べるという人もいましたよ。
手軽にスモークしてどんな食材も立派なひと品に
代表的なそとごはんのひとつである燻製。肉も魚もチーズもスモークするだけで特別感がある立派な料理になります。
難しい温度管理も、コンパクトで初心者でも手を出しやすい「SOTO」の「スモークポット」は、便利な温度計付き。短時間でスモークでき、換気扇さえつければ家の中でも使える仕様になっています。
「スモークポット」4,725円/
燻製器で作るなら……
オシャレでワインとの相性もバッチリ 「牡蠣スモークのオイル漬」(2-3人分)
<材料>
牡蠣(10粒)、日本酒(200cc)、塩(大さじ1)、三温糖(大さじ3分の2)、水(250cc)、ローリエ(2枚)、にんにく(1片)、鷹の爪(1本)、オリーブオイル(100cc)
1
塩洗いした牡蠣を日本酒で約3分ゆで、水に塩、三温糖、ローリエ1枚を入れ火にかけ溶かす。
2
火を止めてあら熱が取れたら、牡蠣を30分程度漬けたあと、キッチンペーパーで水気をふき取り、網などにのせ1時間程度乾燥させる。
3
スモークポットの底にスモークチップ(約10g)を入れ、網の上に牡蠣を余裕をもって乗せたら、フタをして中火で10分加熱する。※燻製温度は約100℃
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加熱後、つぶしたにんにくと鷹の爪とローリエ(1枚)を入れたオイルに牡蠣を入れて完成。
誰でもパンやケーキを焼ける厚手の南部鉄鍋
戦後、子どものためにパンを焼き続けたおばあちゃんの道具を南部鉄器で再現した「タミさんのパン焼き器」。熱伝導率と保温効果が高くガスコンロでも使え、誰でもふっくらとしたパンやケーキを焼けます。鍋として煮込み料理に使えたり、フタをフライパン代わりにも使えます。
「タミさんのパン焼器 ミニ」4,200円/
パン焼き器で作るなら……
懐かしいおいしさにホッとする 「ソーセージパン」(1-2人分)
<材料>
小麦粉(50gと適量)、ベーキングパウダー(小さじ2分の1)、卵(1個)、砂糖(大さじ1)、牛乳(大さじ1)、塩(ひとつまみ)、フィッシュソーセージ(1本/100g)、バター(適量)
1
鍋の内側にバターを塗り、小麦粉をうすくまぶす。
2
卵、砂糖、牛乳、塩を混ぜたボウルに、小麦粉とベーキングパウダーを泡だて器で混ぜ合わせてものを加え、さらに混ぜ合わせて鍋に流し入れる。
3
いちょう切りと小口切りの2種類の切り方をしたフィッシュソーセージを(2)にのせる。
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フタをして中火で8-10分焼き、竹串を刺してみて何もついてこなければ出来上がり。
もっていると便利?プチそとごはんグッズ
必要なものがそろった便利なセット
調理に必要なアイテムが一式そろっている見た目もかわいいセット。使わないときは、マグネットで固定できるので立てて置いておけます。ケースは目盛り付きのまな板になり、スプーンとフォークは、組み合わせてトングとしても使えます。2,100円/
登山中、小腹が空いたら手を汚さず新おにぎりを
片手で新スタイルのおにぎりができるユニークアイテム。フタの部分に少しだけおかずを入れることもできます。小腹が空いたときに手を汚さず楽しめるのでトレッキングなどアウトドアにもぴったり。約80gのご飯が入る通常サイズと約2倍の約160g入るメガサイズがあります。「スマート飯」840円、「スマート飯MEGA」1,260円/
油も持ち運べる小型の密封容器
なるべく荷物を少なくしたいキャンプ。液ダレしにくい構造になっており、調味料や油など液体類を小分けしてもっていくときに便利な容器です。耐久性のあるシリコン素材を使っており、口が大きく詰め替えしやすく洗いやすいので繰り返し使えます。「ゴートゥーブ」1.25OZ 690円、2.0OZ 840円/
そとならではのアイデア満載読者の記憶に残った変わり種メニュー
おいしいのはもちろんですが、意外性があるのもそとごはんが楽しい理由のひとつ。「特に印象に残っているメニュー」について読者に聞いたところ、
「パン生地を拾った枝に巻きつけて焼いたパン」(25歳/ホテル・旅行・アミューズメント 建設・土木/事務系専門職)、
「飲み終わったビールの缶に鶏を刺して作った丸焼き」(29歳/自動車関連 商社・卸/事務系専門職)
など、その場にあるものを使って作る料理が印象的だったよう。
また、意外と挙げた人が多かったのが「ブタの丸焼き」。
調べてみると、ネットで簡単に買えるよう。内臓や体毛は処理されているので、焼くだけでいろんな部位の食べ比べができます。そとごはんの秘密兵器にぜひ!
「仔ブタさん丸ごと1匹」2万4,980円/
(執筆:浜田彩)