甘やかされて育った人の特徴とは? 大人になってからの恋愛傾向とその末路
甘やかされて育った人にはどのような特徴があるのでしょうか。愛情をたくさん受けるのは良いことですが、度がすぎると大人になってから苦労する場面も多くあるようです。今回は、甘やかされて育った人の特徴と大人になってからの末路を紹介します。
職場や友人、恋人などあなたの周りに「この人、甘やかされて育ったんだろうな」と思う人はいますか? もしくは、社会に出てさまざまな人と出会う中で「自分って甘やかされて育ったのかな……」と感じている人もいるかもしれません。
今回は、甘やかされて育った人の特徴を紹介します。また、彼らの恋愛傾向や末路についても見ていきましょう。
甘やかされて育った人の特徴14個
まずは、甘やかされて育った人に共通する特徴を紹介します。
(1) 物事は全て自分の思い通りになると思っている
甘やかされて育った人は、わがままになる可能性が高いでしょう。これは、子供の頃に我慢したり、人に譲ったりする経験が少なかったことが関係しているかもしれません。
何でも自分の思い通りになると思っている傾向があり、希望が通らないとすねてしまうことも多いでしょう。
(2)空気を読むのが苦手
甘やかされて育った人は、自分の欲求に素直で、周囲の空気を読むのが苦手な一面も。
幼少期からわがままが許される環境だったために、自分の言動が周りの人に迷惑を掛ける可能性があるということまで考えが及ばないのでしょう。
自分が一歩下がる、相手のことを思いやるという行為が難しいようです。
(3)周りに迷惑を掛けても謝らない
甘やかされて育った人の中には、「ごめんなさい」が言えない人も。たとえ周りに迷惑を掛けていたとしても、自分が悪いことをしたとは思っていないのかもしれません。
このタイプは、自身の言動に対して反省することが少ないために、同じ失敗を繰り返したり、時には逆ギレしたりすることもあるでしょう。
(4)感謝の気持ちを抱きにくい
彼らは、人から何かしてもらった時に「ありがとう」が言えない傾向にあります。やってもらって当然という環境で育ったために、人への感謝の気持ちを抱きにくいのでしょう。
(5)面倒なことは人にやってもらう
困ったことがあれば誰かに押し付けようとするのも、彼らの特徴です。
子供の頃から親が手助けをしてくれることが多かったために、自分で問題を解決したり、決断したりすることが苦手なのかもしれません。
(6)怒られるのが苦手
甘やかされて育った人は、人から怒られた経験が少ない傾向にあります。そのため誰かに注意されると「自分は攻撃されている」と思ってしまう可能性も。
職場であれば、間違いを指摘されただけで落ち込んでしまったり、やる気をなくしてしまったりすることもあるかもしれません。
(7)自分が好き
甘やかされて育った人は自己肯定感が高い傾向にあります。幼い頃から、「かわいいね」「すごいね」と褒めてもらうことが多かったからでしょう。
自分のことが好きすぎるあまり、他人から短所や欠点を指摘されても「これでいいんです!」と、開き直ることもあるかもしれません。
(8)子供っぽくて世間知らず
彼らの中には一般常識や行儀作法に疎い人もいるでしょう。 親や周囲の人に「それはダメだよ」とマナー違反を指摘されることが少なかったのかもしれません。
その結果、大人になっても子供っぽさが抜けず、世間知らずな人だと思われることもあるようです。
(9)自分に甘い
甘やかされて育った人は、とにかく自分に甘い傾向があります。面倒なことやつらいことはやりたがらないでしょう。
できないことがあれば、「向いてないんだ」とすぐに諦めてしまうことも多く、努力をするのが苦手なのも特徴です。
(10) 優柔不断
彼らの中には、優柔不断なタイプも多いでしょう。子供の頃から親や周囲の人が先回りして、あらゆることを決めてくれていたのかもしれません。自分で責任を持って決断することが苦手な傾向にあります。
(11) 金銭感覚がずれている
甘やかされて育った人の中には、頻繁に散財したり、借金をしてでも欲しいものを手に入れたりと、金銭感覚がずれている人も。
我慢することや計画的に買い物をすることが苦手なようです。大人になっても親におねだりをする人もいるかもしれません。
(12)自己中心的な性格
甘やかされて育つと、自己中心的な性格になりやすいでしょう。
これは、子供の頃から自分の気持ちを最優先するのが当たり前になっていることが原因だと考えられます。
自身の言動を常に正しいと思っている傾向があるので、時に周囲と意見が衝突することもあるかもしれません。
(13)食べ物の好き嫌いが多い
食べ物の好き嫌いが多いのも甘やかされて育った人によく見られる特徴です。
嫌いな物は出てこない、もしくは親が食べてくれるなど、克服する環境がなかったのかもしれません。
誰だって好き嫌いはあるものですが、極端すぎると一緒に食事に行っても楽しめず、周囲も困惑してしまうでしょう。
(14)周囲への気遣いができない
甘やかされて育った人は、幼少期からあらゆることを親がやってくれていたせいか、周囲への気遣いができない人が多いです。
自分から他者のために行動を起こすことは少なく、思いやりがないと思われることもあるでしょう。
甘やかされて育った人の恋愛傾向3つ
甘やかされて育った人が大人になり、恋愛をするとどのようになるのでしょうか? ここでは彼らの恋愛傾向を紹介します。
(1)自分の要求が通らないと不機嫌になる
彼らは自分の要求はかなえてもらって当然だと思いがちなので、思い通りにならないことがあると不機嫌さを全面に出してアピールするでしょう。
恋愛はお互いが歩み寄ることで成り立つものですが、自分が我慢したり、相手のことを優先したりするのが苦手なようです。
(2)相手がしてくれたことに感謝の言葉がない
甘やかされて育った人は、恋人が自分のためにしてくれたことに対して、感謝したり、ねぎらったりすることが少ないでしょう。
デートの時にご飯を奢ってもらっても、「ごちそうさまでした」「ありがとう」など、相手にお礼を言えない人も多いかもしれません。
(3)面倒なことは全て恋人任せ
幼少期から面倒なことや手間が掛かることを、親や周囲の人に先回りしてやってもらってきた人は、恋愛でも相手任せにする傾向があります。
例えば、掃除や洗濯などの家事に協力しない、旅行の計画や手配を相手に丸投げするなどが挙げられるでしょう。
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甘やかされて育った人の末路
甘やかされて育つと、大人になってから困ることも出てきそうです。周囲から注意されても耳を貸さずに自分の思い通りに生きていると、どんな末路をたどるのでしょうか?
(1)仕事が長続きしない
甘やかされて育った人は、困っても誰かが何とかしてくれると思いがち。責任感を身に付けないまま大人になると、仕事が長く続かない、定職に就かず職場をコロコロ変えるというパターンに陥りやすくなります。
また、自分に甘く、面倒なことを避ける性格故に、嫌なことがあっても我慢したり、周囲とうまく付き合うために努力したりするのも苦手でしょう。
周囲から「ちょっとあの人扱いづらい……」と思われ、孤立してしまうこともあるかもしれません。
(2)周囲から人がいなくなる
わがままを繰り返し、自分勝手に生きていると、友人や恋人含め周りの人が付き合いきれずに去っていく可能性があります。
気が付いた時には、頼れる人が誰もいない苦しい状況になってしまっているかもしれません。
(3)自立できない
甘やかされて育った人は、幼少期から親や周囲の人が手助けをしてくれることが多かったために、自立できない人が多いでしょう。
また、一般常識や行儀作法に疎く、世間知らずな一面もあるので、周りから「大人なんだから」と注意されてしまうこともあるかもしれません。
甘やかされて育った人は将来苦労するかも
愛情をたくさん受けて育つのは良いことですが、度がすぎると大人になってから苦労する場面も多くあるようです。
今回紹介した特徴に身近な人や自分が当てはまる場合、「このままで大丈夫かな……」と少し不安になってしまう人もいるかもしれません。
しかし、自覚を持ち、立ち居振る舞いを意識していくことで状況は変わるはず。苦労や困難も、自分を成長させるのに必要なことだと思って、いろいろなことにチャレンジしていくのがおすすめですよ。
(古川 えのき)
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