キスマークの見分け方。虫刺されややけどとの違いとは？

キスマークは、恋人との甘いひとときの思い出として体に残ったサイン。

だから、自分についたキスマークを見るとセクシーで甘酸っぱい気持ちになるし、逆にあなたが恋人の体に残していれば、2人の愛の証しのように感じて幸せな気分になれますよね。

しかし、もし恋人や気になる人に身に覚えのないキスマークっぽいあざがついているのを発見したら、あなたはどうしますか？

知識がないと、浮気を疑ったり、落ち込んでしまったりするかもしれません。

いざという時に不安や怒りで動揺しないように、そもそも本当にキスマークなのか、違いを見分けるポイントを学んでおきましょう。

キスマークの見分け方【見た目】

そもそもキスマークとは、相手の肌にキスをした時に唇で皮膚を強く吸い込むことでできるあざのことで、正式名は「吸引性皮下出血」といいます。なんだかセクシーじゃなくなっちゃいますね。

まずは、キスマークと間違えやすい傷との見分け方を紹介していきます。

（1）虫刺されとの違い

キスマークは、吸引によるあざなので、腫れたり、熱を持ったりすることはありません。また、時間の経過と共にだんだん薄くなって消えていきます。

しかし、全体が腫れを伴う強い赤みや、時間がたつにつれ広がって大きくなることがあれば、キスマークではなく虫刺されだと判断して良いでしょう。

（2）やけどとの違い

キスマークは色が少しずつ変化していきますが、乾燥することはありません。一方、やけどによる痕は、表面がカサカサしてくるのが特徴です。

また、キスマークと間違えやすいやけどとして、首筋や鎖骨周辺にヘアアイロンが触れてしまうことがあるでしょう。自分の勝手な判断でモヤモヤしないためにも、相手に直接聞いてみるのもおすすめです。

（3）ひっかき傷との違い

ひっかき傷の痕は、時間の経過と共に黒ずむことがあります。

形が直線やギザギザしていたり、色がだんだん黒みを帯びていったりするようであれば、ひっかき傷と判断して良いでしょう。

キスマークの見分け方【大きさ】

前段で間違えやすい傷との見分け方を紹介しましたが、それでも区別がつきにくい場合があるかもしれません。ここからは、もう少し着眼点を絞って見分け方を紹介します。まずは、大きさからです。

１回の吸引でできるキスマークの大きさは、2.5センチ程度の円形が多いといわれています。

ですので、2.5センチ以上のかなり大きい痕や、逆に1～2ミリ程度の小さなものであれば、キスマークではないと判断して良いでしょう。

キスマークの見分け方【位置】

見分け方の１つとして、体のどの部分に付いた痕なのかでも区別できる場合があります。

物理的には全身どこでも可能ですが、キスをし合う行為の中で、唇から首筋、鎖骨周辺へと移る時に付けることが多いと考えられます。

また、首筋以外にも腕や太ももの内側、おなかなども皮膚が柔らかいため痕が残りやすいです。

とはいえ、位置だけで判断するのは難しいので、大きさや色なども併せて確認すると良いでしょう。

キスマークの見分け方【期間】

1週間たっても消えない痕やいつまでも薄く残っている場合は、キスマークではなく、それ以外の傷や炎症などによるものかもしれません。

キスマークは、強い吸引によってできた内出血なので、時間の経過と共に徐々に薄くなります。

遅くても4～5日程度で目立たなくなっていき、1週間もすればほとんど消え、基本的に痕は残らないでしょう。

キスマークの見分け方【色】

キスマークの色は赤から紫色など人によってさまざまです。また、唇で吸ってできるあざなので、吸引力の強い円の中心が濃く、グラデーションのように外側に向かってだんだん薄くなるものが多いでしょう。

全体がまんべんなく同じ色なのであれば、キスマークではない可能性が高いかもしれません。

キスマークだと早とちりするのは禁物！　落ち着いて判断を

キスマークの見分け方をお伝えしましたが、大事なのは恋人や気になる人にキスマークっぽい痕がついているのを発見しても、慌てず騒がずまずは落ち着くことです。

そして、本当にキスマークなのかを、大きさ、位置、期間、色、などを見て冷静に判断し、心のゆとりをもって対処することを心掛けましょう。

愛の証しであるキスマークですが、もし意図的にキスマークを付けることがあれば、2人だけの秘密のマークとわきまえ、周囲に気づかれない程度に薄く残すのが相手への優しさでもあるのです。

（おかざきなな）

※画像はイメージです