社内恋愛のリスクとは? リスクを回避して上手に付き合うコツ
社内恋愛はリスクが高すぎる!? ですが、きちんと対策をすれば上手に付き合うことができ、恋愛も仕事も楽しめるはず。社内恋愛における5つのリスクを解説しながら、うまく付き合っていくコツを紹介します。
社内恋愛にリスクはつきもの。軽い気持ちで社内の人と付き合って失敗すると、自分と相手の評価にダメージを与えてしまうことも。
とはいえ、職場は出会いの場の1つです。社内恋愛がきっかけで、幸せな結婚をかなえた人が多いのも事実。
社内に恋人がいる人は幸せな恋愛をするために、リスクを知った上できちんと対策をしましょう。今回は、社内恋愛のリスクとメリット、上手に社内恋愛する方法を紹介します。
社内恋愛の5つのリスクとは?
社内で出会った人と恋愛をする場合、日常の何気ないシーンにある落とし穴に注意しなくてはいけません。
社内恋愛にはどのようなリスクがあるのでしょうか。事前に押さえておきましょう。
(1)仕事に集中できなくなる
社内に好きな人がいると、つい相手のことが気になってしまい、仕事の集中力と効率が下がってしまうことがあります。
恋人が職場でモテると噂の同僚と話しているだけで、「何を話しているのだろう」「心変わりしたらどうしよう」など、些細な嫉妬心に囚われてしまうことも。そうなっては、仕事どころではなくなってしまいます。
また、同じ社内で仕事をしているということは、あなたの失敗は相手に筒抜け。それが余計なプレッシャーになり、思う通りに仕事ができないリスクがあります。
(2)人間関係が辛くなる可能性
社内恋愛をしていることが職場の人たちにバレてしまうと、人間関係が悪化してしまう恐れがあります。
例えば、社内で人気のある相手が恋人になった場合、あなたは妬みや嫉妬を買ってしまうかもしれません。
また恋人と会話をしているだけで注目されたり、あることないこと噂されたりするリスクも十分にあるのです。
社内恋愛がきっかけで人間関係が悪くなると、職場全体の雰囲気も悪くなってしまい、居づらくなる可能性があることも十分に承知しておきましょう。
(3)社内恋愛を隠し通す苦労に心が折れる
社内恋愛を隠し続けることは簡単ではありません。出勤や退勤の時間をずらしたり、有給が被らないようにしたり、細部まで気を使う必要が出てくることも。
それでも勘が鋭い人は、雰囲気だけで「あの2人はできてる?」と気づいてしまうため、常に自分の感情や振る舞いに注意する必要があります。
感情が表に出やすいタイプの人にとっては、社内恋愛を周囲に悟られないようにするのは至難の業。常に気を張って社内恋愛を隠し通す覚悟を持たなくてはいけません。
(4)仕事とプライベートの切り替えが難しい
社内恋愛をすると、仕事でもプライベートでも恋人に会うので、オンとオフの気持ちの切り替えが難しくなります。
例えば、ケンカをした時、あなたは通常通り恋人と一緒に仕事ができますか? 険悪な雰囲気の時、平然を装うことができるでしょうか。
いくら口では「切り替えられる!」と言っても、感情はそう簡単にコントロールできないものです。
(5)別れた後が気まずい
社内恋愛をして別れてしまうと、毎日職場で恋人に会うたびに気まずい思いをします。
顔を合わせることが嫌でも、仕事中は何事もなかったかのように振る舞うことが必要。想像しただけで大変ですよね……。
また、別の人と付き合うと、元恋人に知られる可能性があります。それが後々トラブルに発展することだってあるかもしれません。
反対に、元恋人の新しい恋愛事情を耳にする可能性も。それに自分が耐えられるか、やはり覚悟が要る恋愛なのです。
▶次のページでは、「社内恋愛はリスクしかない」のか、メリットを考えていきます。
「社内恋愛はリスクしかない」は間違い? 社内恋愛のメリット
社内恋愛にはさまざまなリスクがありますが、悪いことだけではありません。社内恋愛だからこそ得られるメリットもあります。
(1)会える時間が増える
社内恋愛なら好きな人と毎日会って、長い時間を一緒に過ごすことができます。
「恋人に会えなくて寂しい」という思いを感じないのが、社内恋愛の大きなメリット。前向きな気持ちで出勤できる人もいるでしょう。
同じ会社で働いているからこそ、相手のスケジュールをある程度知ることができるので、「この後時間が空いたら少し会おう」と気軽に誘えます。会えないことによる不安とは無縁な関係性でしょう。
(2)仕事について理解してもらえる
社内恋愛なら、仕事について悩んでいる時、相手が状況を理解してくれます。同じ会社で働いている相手だからこそ、分かってもらえることは多いでしょう。
悩みの内容によっては恋人がサポートしてくれたり、解決に導いてくれたりすることもあるでしょう。
また、反対にあなたが恋人の仕事の悩みを聞いたり、サポートしたりすることもできます。
社内恋愛なら、プライベートだけでなく仕事面でもお互いを支え合えるので、自然と絆と愛を深められます。
(3)恋人の人柄が分かる
社内に恋人がいると、仕事ぶりや人に対する接し方などが自然と分かります。仕事中は、トラブルが起きた時や部下に対する態度など、本性を見られる場面が多いです。
相手の性格についてきちんと把握することで、不要なトラブルを避けたり、結婚後のイメージがつきやすくなったりします。
(4)憶測による浮気の心配が減る
社内恋愛なら恋人の退勤時間や、一緒に出張するメンバーなどを把握できるので、余計な憶測をしなくて済むでしょう。
「本当に残業なの? 他の人と会ってない?」「出張は異性と一緒?」など聞きにくい質問をしなくても、彼の状況を把握できるので安心していられます。
▶次のページでは、リスクを乗り越えて幸せな社内恋愛するコツを解説します。
幸せな社内恋愛をする3つのコツ
社内恋愛でも、リスクを踏まえた上できちんと対策をすることで、楽しくて幸せなお付き合いができるはず。
上手に社内恋愛をするには、どのような点に気をつけたらいいか紹介します。
(1)周囲には社内恋愛を秘密にする
一番無難な方法は、社内恋愛を職場の人たちに隠すことです。
余計な注目を集めたり噂されたりすることがなくなるので、いつも通りに仕事をこなしやすくなります。
仕事の会議や、飲み会、社員旅行などでも、堂々と人前で会話できます。周囲に気を使わせることもないでしょう。
また社内恋愛がバレなければ、嫉妬や妬みなどで人間関係が悪化することもありません。
(2)恋人とルールを作る
社内の人とお付き合いを始める時は、2人で話し合ってルールを作りましょう。
例えば、
・職場では敬語で話をする
・職場でデートの話はしない
・職場では距離を置く
・出勤と退勤の時間をずらす
このように何点かルールを作っておくと、社内恋愛がバレるリスクを減らせます。有給休暇を取る際も、あらかじめ相談をして別々の日に取ると怪しまれにくくなるでしょう。
(3)社内では恋愛感情を出さない
社内に恋人がいたとしても、仕事中は恋愛のことは一切考えずに、業務に集中することを心がけましょう。
仕事中に恋愛感情を持ったまま相手へ接すると、無意識にラブラブな雰囲気が出てしまい、勘が鋭い人にバレてしまうかもしれません。
また、たとえ仕事中に恋人が他の異性と会話をしたとしても、嫉妬心を表に出さないように注意が必要です。
社内恋愛はリスクを上手に回避しよう
社内恋愛には、さまざまなリスクがつきものです。しかし、あらかじめ恋人と相談してルールを決めることで、ある程度リスクを回避できます。
長くお付き合いを続けるために、仕事とプライベートをきちんと分けて、仕事中は業務に集中することを意識しましょう。
そしてプライベートでは、恋人との時間を心から楽しんでじっくり愛を育んでくださいね。
(いがらしももこ)
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