お香を香炉で焚くには? 使い方やメリットを解説
お香を香炉で焚く方法にお困りではありませんか? 今回は、香炉を使ったお香の焚き方を分かりやすく解説。香炉のメリットも併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
香炉(こうろ)を使えば、さまざまな種類のお香を楽しむことができます。
本記事では、香炉の使い方やメリットを解説。お香を本格的に楽しむためにも、ぜひ参考にしてください!
香炉とは?
「香炉(こうろ)」とは、お香を焚く時に使う入れ物のこと。
基本的に、お香には以下のような種類があります。
・スティック型・コーン型・渦巻き型のお香
・練香・印香(お香の原料を丸や型状に押し固めたもの)
・香木(香りがする木材)
練香・印香は直接火をつけず、「香炉灰」と呼ばれる灰や「香炭」という炭から伝わる熱で楽しむお香。また、香木も同じ方法で香りを楽しむことがあります。
このように、お香に直接火をつけず、間接な熱で香らせる方法を「空薫(そらだき)」と呼び、これを行うには、香炉が必要になります。
また香炉は中に香炉灰を入れることでお香を置く際に位置を安定させる役割も持っています。
香炉があれば使えるお香の種類が増えます。さまざまなお香を楽しみたい方は持っておくと良いでしょう。
香炉の選び方
香炉には、デザイン性が高くおしゃれなものがたくさんあります。
使わない時はインテリアとして飾ることもできるので、伝統的なデザインや模様の中からお気に入りを探してみましょう。
また、一般的な香炉以外に電子香炉も販売されています。火の管理が心配な方は、電子香炉を使うという選択肢もありますよ。
香炉の使い方
ここからは、香炉を使ってお香を楽しむ方法を紹介します。用意するものは、香炉・お香・香炉灰の3つ。
以下は、スティック型のお香を使う場合の手順例です。
1.香炉の8分目を目安に、香炉灰を入れる。
2.お香に火をつける。
3.お香を香炉灰にセットし、香りを楽しむ。
お香は、香炉の中心にセットします。スティック型のお香の場合は、中心に真っすぐ立たせましょう。
香炉を使う時の注意点
香炉にはふたがついている場合が多いです。基本的に、お香を焚く時にはふたを開けたまま使用します。
ふたを閉めると中の酸素がなくなって、お香が消えてしまうことがあるからです。
香炉・香炉灰のお手入れ方法
お香が燃えた後の灰は、香炉の中にたまっていきます。毎回掃除する必要はありませんが、次第に燃えカスなどが増えてくるので、定期的にお手入れするのが香炉をきれいに保つポイントです。
香炉灰の中にある燃えカスは、箸などを使って取り出します。細かな汚れがたまった時には、新聞紙などの上に出し、ふるいでこすと良いでしょう。
その後、灰は香炉に戻して平らにならし、お手入れ完了。このように、香炉灰は何度も使い回しが可能です。
ただし、香炉灰にはお香のにおいがつきやすいので、におい移りが気になった時には、新しいものに交換するのがおすすめです。
香炉でお香を本格的に楽しもう
香炉があれば、練香や印香、香木等さまざまな種類のお香を楽しむことができます。
これから本格的にお香を始めたい方や、いろいろなお香の楽しみ方をしたい方におすすめです。
おしゃれなデザインのものが多いので、インテリアに合う香炉を見つけてみてはいかがでしょうか。
(hasemana)
※画像はイメージです