マニキュアが剥がれてしまう原因は? 長持ちさせるコツ
「頑張ってきれいにマニキュアを塗ったのに、すぐ剥がれてしまった……」そんな経験がある人も多いのでは? 今回はマニキュアが剥がれる原因や対処法、剥がれにくくするためのコツを紹介します。
「セルフネイルのマニキュアは剥がれやすい!」
そういうイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか。確かに、少しでも剥がれていると汚い印象になってしまい、気になりますよね。
できることなら少しでも剥がれづらくして、お気に入りのネイルを長い間楽しみたいと思いませんか?
この記事では、そういったセルフネイルの悩みを少しでも解消できるように、マニキュアが剥がれやすい原因や対処法を紹介していきます。
マニキュアが剥がれる原因は?
剥がれかけのマニキュアに気づいた瞬間、ブルーな気持ちになってしまいますよね。
適当にマニキュアを塗っているわけではないのに、なぜか剥がれてきてしまう……。これは誰もが経験したことのある悩みだと思います。
「マニキュアはこんなものだから」とう諦める前に! 実はマニキュアの塗り方にちょっと気を使うことで、「剥げやすさ」は解決できるのです。
まずは剥げやすくなってしまう原因から見ていきましょう。
油分や水分を拭き取っていないから
そもそもマニキュアは、油や水が爪の表面を覆っていると密着してくれません。
時間が経つと髪が脂っぽくなるのと同じように、爪にも油分が生じます。また、水仕事をしたすぐ後に塗ると、水分が邪魔して剥がれやすくなる原因に。
そのためマニキュアを塗る前には、油分除去や吸水性の高いタオルで爪を拭き取ることが大事です。
ベースコートやトップコートを塗っていないから
ベースコートとトップコートというアイテムがあるのはご存じでしょうか。
「別に塗らなくても……」と思って塗らない方も多いです。
しかし、ベースコートとトップコートにもそれぞれ大事な役割があるんです。
ベースコートは爪の表面の凹凸をならしてくれる効果も持っている優れもの。また、マニキュアのノリと持ちが良くなります。
トップコートはマニキュアの発色、ネイルパーツの保護、ツヤなどにも効果があります。
このベースコートとトップコートの工程をしっかりと行っておくと、マニキュアの持ちがキープされるでしょう。
日常生活で爪を酷使しているから
水仕事はマニキュアを剥がれやすくする原因になります。マニキュアの剥がれを気にする場合は少し面倒ですが、ビニール手袋などをつけて行うことをおすすめします。
私がよくやってしまうのですが、パソコンを強くタイピングするのも、マニキュアが剥がれやすくなる原因に。
長い爪の場合、つい爪先でタイプしてしまい徐々に爪先から剥がれてきてしまいます。指の腹でタイプするようにすることで少し負担が軽減されますよ。
マニキュアが剥がれるのを防ぐ「3つのコツ」
せっかくのセルフネイルは長持ちさせたいですよね。
どうすればマニキュアが剥がれず、さらに長持ちさせることができるのでしょうか?
続いては、マニキュアを未然に防ぐ方法を紹介していきます。
爪のケアが大事! 健康な爪を維持しておくこと
マニキュアが剥がれないようにするためには、爪の健康状態を「良」にしておくことが大切です!
乾燥やマニキュアのしすぎで傷んでしまっているのはよくありません。自爪が健康だからこそマニキュアを楽しめるということを忘れないようにしましょう。
爪トラブルでコンディションが悪い時には、マニキュアを塗らずに爪の育成期間にするのもいいでしょう。
マニキュアを塗る手順を間違わないこと
マニキュアが剥がれる原因として、ベースコートやトップコートの大事さをお伝えしました。
まずは、マニキュアの正しい塗り方を知ることが基本でしょう。
ベースコート、マニキュア、トップコートの順番に塗る。それだけでも変わります。
これに付け加えて、爪の脇の皮膚にはみ出さないようにすること、マニキュアは薄く二度塗りするなど、さらにコツを入れるだけで格段に変わります。
マニキュアをエッジの先に細く引くこと
マニキュアが剥がれてしまう原因の1つに、爪先にマニキュアを引いていないからということがあります。
やり方は簡単。上の画像のように、爪の先に筆を軽く当てて、ラインに沿ってなぞるようにすればいいだけ。この一工夫でマニキュアが剥がれにくくなりますよ。
マニキュアを爪の先まで塗っていないと、日常生活のちょっとしたことで爪先から剥がれてしまいます。
「剥がれるのはいつも爪先から」という方はぜひ挑戦してみてくださいね。
マニキュアを剥がれにくくする塗り方の手順は?
どれだけ丁寧にセルフネイルをしていても、マニキュアが剥がれてしまうのは爪の下準備ができていないから。
今まで下準備しなかった方も必見、簡単なケアをした上でマニキュアを塗っていく手順を紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
【STEP1】まずは事前準備! 自爪をケアする
マニキュアが剥がれないためには、まず自爪をきれいにする必要があります!
準備するもの
・爪やすり
・ウッドスティックもしくは甘皮プッシャー(どちらか)
・消毒用エタノール
エタノールは普段自宅にあるものではないので、消毒用ウェットティッシュでもOK。
しかし、保湿成分が入ったノンアルコールのウェットティッシュは爪に油分を与えてしまうのでNGです。
ケアの手順
さっそく手順を見ていきましょう。
(1)手を洗う
手に付いた汚れと爪の油分を取り除くための大事な工程です。
(2)甘皮をプッシュアップしておく
甘皮にマニキュアが乗ってしまうことで剥がれる原因になってしまいます。
また、スペースも広くアートがしやすくなりますよ。
(3)エタノールで消毒する
エタノールではなく、アルコール消毒でもOKです。
爪の油分を除去する効果があるので、しっかり行いましょう。
【STEP2】マニキュアを塗る前に! ベースコートを塗る
自爪がケアできたら、次はベースコートを塗っていきます。
ベースコートには、マニキュアの塗りムラなくしたり、発色を上げたりする化粧下地のような役割があります。
ベースコートは一度塗りが原則です! 塗りはヨレの元なので、薄く一度塗りをします。
爪の根元1㎜程度空けて塗るようにしましょう。
エッジ部分に塗るのも忘れないでくださいね!
【STEP3】マニキュアを塗っていく
ここまできたら、ようやくマニキュアを塗っていきます。
1回できれいに塗ろうと思わないで、回数を分けましょう。
上の画像は一度塗りの状態です。
二度塗りで、きれいにムラなく塗れます。
ミルフィールを重ねるように薄く塗るならば、三度塗りをしてもOKです。
なお、エッジ部分に引っ掛けるように塗ることが大切です!
その後、爪の中央から塗るとムラなく塗れますよ。
【STEP4】トップコートを塗る
トップコートはできるだけぷっくり塗りたいので、つい刷毛に多めにつけてしまいがち。
ですが、マニキュアを塗ってすぐではカラーがトップコートでにじむことがあります。また、量が多いと曇ってしまい、ツヤが消える原因にもなります。
なので、トップコートはマニキュアを塗ってから30分以上空けて塗るのがおすすめ。
トップコートは、日にちを空けながら3~4日に1回程度塗るとマニキュア自体の持ちが上がりますよ。
セルフネイルをもっと楽しむには「事前準備」がカギ!
自分を飾るためにマニキュアを塗っているのに、剥がれるとなんだか気持ちも落ち込んでしまいますよね。
そのためには正しい爪のケアや塗り方を覚えることが大事になります。
今回紹介した方法は基礎的なことなので、実践することで、マニキュアがすぐ剥がれてしまう悩みとはおさらばできるでしょう! ぜひお試しください。
(文・撮影:BEAUTY MANIA)