紙のお香とは? 使い方を写真つきで解説
紙のお香とは、香りを染み込ませた特殊な紙でできたお香のこと。コンパクトなサイズ感で、持ち運びしやすいのが特徴です。今回は、そんな紙のお香の使い方を、手順写真つきで詳しく解説します。
「お香」と聞くと、スティックタイプのものを想像する方が多いのではないでしょうか。
あまり知られてはいませんが、紙に火をつけて香りを楽しむ、紙タイプのお香もあるんです。
リラックスタイムを過ごすアイテムの1つとして、今回は紙のお香の使い方を紹介します。
そもそも「お香」って何?
「お香」とは、主に木や木の実・葉・茎を原料とし、火をつけて燃やすことで香りを楽しむアイテムです。
香りには気持ちを落ち着かせる効果が期待できます。そのためお香は、リラックスしたいシーンにおすすめです。
紙のお香の特徴
お香の中でも「紙タイプ」のものがあります。これは、香りを染み込ませた特殊な紙でできたお香のこと。別名、「ペーパーインセンス」とも呼ばれます。
一般的なお香の形として多いスティックタイプやコーンタイプなどと同様に、紙のお香も火をつけて楽しみます。
紙タイプのお香の特徴は、持ち運びが簡単にできることが挙げられます。
スティックタイプなどは形が崩れやすいので、持ち運びや保管に注意を払う必要があります。ですが、紙のお香は崩れる心配がないので、比較的扱いやすいのがメリットです。
紙のお香の使い方【手順画像つき】
では実際に、紙のお香はどのように使うのでしょうか。
今回はフランスのブランド「Papier d’Armenie(パピエダルメニイ)」の紙のお香を使います。
本のようになっている紙のお香を開いてみると、このように1ページ3枚つづりになっています。1枚ずつ、紙のお香を切り離して使っていきますよ。
紙のお香を使う時に用意するものは以下の通り。
・紙のお香
・マッチやライター
・お香を乗せるお皿
ここからは、写真と共に紙のお香の使い方を解説します。
手順1.紙をジャバラ状に細かく折る
まずは、切り離した1枚のお香をジャバラ状に細かく折ります。この工程がポイントで、折り目が細かければ細かいほど火が長持ちしやすくなります。
手順2.お皿に紙のお香を置く
お皿を準備したら、お香を置きます。お香を置くお皿は、必ず不燃性のものを使用しましょう。
また今回は白いお皿を使用しましたが、お皿に汚れがつくのが気になる方は、暗い色のお皿を用いることをおすすめします。
手順3.お香の端に火をつける
いよいよお香を焚いていきます。
火をつける時のポイントは、紙の中心ではなく端から燃やすことです。火をつけると、このようにお香が端からゆっくりと燃えていきます。
ジャバラ状に折っていると、折り目の箇所で燃え広がるスピードが少し落ち、長めに燃えやすくなります。
燃え終わると、このようにお皿に灰が残ります。
今回は、火をつけてから燃え終わるまで1〜2分程度でした。燃え尽きた後もお香の香りは残るので、十分楽しむことができましたよ。
紙のお香を使い終わった後の処理方法
紙のお香が燃え終わったら、次は後始末です。紙のお香の灰は、燃えるゴミとして捨てることができます。
火が消えていても、灰にはまだ熱がこもっている可能性があるため、そのまま捨てて、他のゴミに引火すると大変です。
捨てる前には熱がこもっていないか確認する、心配な方は水をかけて湿らせてから捨てると良いでしょう。
紙のお香の有名ブランド
紙のお香の特徴や使い方を見て、実際にその香りを楽しんでみたいと思った方が多いのではないでしょうか。
そこで最後に、紙のお香で有名なブランドを3つ紹介します。今回紹介するのはフランス、イタリア、そして日本のブランドです。
(1)Papier d’Armenie(フランス)
最初に紹介するのは、今回使用したフランスのブランド「Papier d’Armenie(パピエダルメニイ)」です。
代表的な香りは、バニラとバルサミックノートが印象的な「トラディショナル」・フルーティーな「ローズ」・インセンスとミルラが溶け込んだ「アルメニイ」の3種類です。
ご自身の好みに合わせて選んでみてください。
公式通販HP:Papier d’Armenie
(2)Santa Maria Novella(イタリア)
イタリアの「Santa Maria Novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ)」です。
サンタ・マリア・ノヴェッラの紙のお香は、クラシカルな箱のデザインがおしゃれで人気。芳香樹脂とオリエンタルスパイスを染み込ませた、スパイシーな香りです。
火をつけるのではなく、タンスやクローゼットに入れて香りを楽しむ方も多いそうですよ。
公式HP:Santa Maria Novella
(3)HA KO(日本)
日本にも紙のお香ブランドがあります。それが「HA KO(ハコ)」です。
ヒノキ・レモングラス・ラベンダーなどの香りが楽しめます。葉っぱ型のお香がとてもかわいらしいですよ。
公式HP:HA KO
紙のお香を焚いてリラックスしよう
お香にはスティックタイプやコーンタイプなどがありますが、今回はその中の1つである紙のお香を紹介しました。
海外のものから日本のものまでさまざまな種類があるので、ぜひご自身の気分にピッタリなお香を使ってみてくださいね。
(aoi okamoto)
※画像はイメージです