お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

ブレンドティーとは? 特徴や種類、おすすめの飲み方

marie

ブレンドティーとは、どんなものを指すのかご存じでしょうか。この記事では、ブレンドティーの特徴や種類を解説。また、代表的なブレンドティーについておすすめの飲み方も紹介します。

紅茶にはさまざまな種類があり、それぞれ風味や味わいに特徴があります。

そんな中、特にポピュラーといえるのが「ブレンドティー」ではないでしょうか。

この記事では、ブレンドティーとはどういったものなのか、特徴などを解説します。

また、代表的なブレンドティーの種類とおすすめの飲み方についても紹介するので、参考にしてみてください。

ブレンドティーとは

まずは、ブレンドティーとはどのような紅茶を指すのか見ていきましょう。

ブレンドティーとは「異なる茶葉を組み合わせた紅茶」

ブレンドティーとは、生産地や収穫時期の異なるいくつかの茶葉を組み合わせた紅茶のこと。

ブレンドティーと聞くと、味や香りの特徴が異なる茶葉をブレンドしたものとイメージする人が多いかもしれません。

もちろん、そのようなものもありますが、同じ生産地でも違う農園で収穫した茶葉を組み合わせていれば、それはブレンドティーと呼ばれます。

そのため、「ダージリン」「アッサム」「セイロン」といった商品名で販売されている紅茶も、収穫時期などが異なる茶葉を組み合わせている場合はブレンドティーになるのです。

茶葉をブレンドする理由は品質を安定させるため

紅茶は天候や収穫年度、栽培する地域によって味や香りが異なります。

例えば、同じ「ダージリン」という産地の名前がついた紅茶でも、その年の天候や栽培された農園によって味わいにバラつきがあるのです。

そして、それらの品質を一定に保つのは簡単なことではありません。

ブレンドティーは、このような味わいのバラつきを解消するために、栽培時期や農園が異なる複数の茶葉を組み合わせます。

これによって、1年を通じて安定した品質と味わいの紅茶を提供することが可能になるのです。

フレーバーティーとの違い

フレーバーティーとは、ベースとなる茶葉に花やフルーツ、スパイスなどの香りを人工的につけたものです。

フレーバーティーを紅茶だと思っている人もいるでしょう。ですが、実はベースとなる茶葉に決まりはなく、緑茶や中国茶が使われることもあります。

代表的なフレーバーティーの1つに「アールグレイ」がありますが、これはベースの茶葉にベルガモットの香りをつけたものです。

その他、バラの花の香りをつけた「ローズティー」、りんごの香りをつけた「アップルティー」などもフレーバーティーに分類されます。

一方ブレンドティーは、産地や農園などが異なる茶葉をブレンドしたのみで、人工的に香りをつけてはいません。

つまり、フレーバーティーは茶葉に香りがつけられたもので、ブレンドティーは茶葉そのものを複数組み合わせたものという違いがあります。

ブレンドティーを選ぶメリット

複数の茶葉を組み合わせてつくるブレンドティー。

品質を安定させる他、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

(1)飲みやすい味わいになる

複数の茶葉を組み合わせることで、品質の安定だけでなく、特定の茶葉の欠点を補うことが可能。

例えば、渋味が強い茶葉であれば、まろやかな茶葉をブレンドすることで飲みやすい味わいをつくることができます。

また、香りが物足りない茶葉は、豊かな香りの茶葉と組み合わせると、おいしいブレンドティーにすることができるでしょう。

このように、茶葉同士の欠点を補って飲みやすい紅茶にしたり、複数の茶葉を組み合わせることで理想の味わいにできるのがブレンドティーのメリットです。

(2)水質に合った紅茶になる

紅茶の味わいは、使用する水によっても変化します。

水質は、カルシウムとマグネシウムを多く含む硬水と、それらが少なくまろやかな口当たりの軟水に分けられ、日本の場合は一般的に軟水です。

そのため、硬水が一般的な地域でつくられた茶葉だと、日本の軟水で入れた場合に味や香りの印象が変わってしまうこともしばしば。

その点、ブレンドティーであればそれぞれの水質に合う茶葉を組み合わせることができます。

同じ産地の紅茶でも、ヨーロッパの硬水に合うブレンド、日本の軟水に合うブレンドというように、おいしい紅茶をつくることが可能です。

(3)手頃な値段で購入できる

前述のとおり、ブレンドティーは茶葉同士の欠点を補い合うことで一定の品質を保つことが可能です。

品質にバラつきが出にくく、特定の茶葉にこだわらないため、購入価格が安定しやすい点もメリットの1つといえます。

代表的なブレンドティー3選

ブレンドティーの種類は実に豊富ですが、ここではその中から代表的なもの3つを紹介します。

おすすめの飲み方も紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。

(1)イングリッシュ・ブレックファスト

名前のとおり、朝食のお供としてつくられたブレンドティー。

一般的にはアッサム、セイロン、ケニアの茶葉をブレンドしており、朝の目覚めにぴったりの濃厚な味わいが特徴です。

香りが強くコクのあるブレンドティーなので、ミルクを加えて飲むのがおすすめです。

(2)アフタヌーンティー

アフタヌーンティーは、午後のティータイムを楽しむのに適した豊かな香りのブレンドティー。

ダージリンをベースにアッサム、もしくはセイロンとブレンドされるのが一般的です。

イングリッシュ・ブレックファストよりも軽めの味わいなので、ミルクティーとしてだけでなくストレートでもおすすめ。

ビスケットやケーキなどのお菓子にもよく合うブレンドティーです。

(3)ロイヤルブレンド

ロイヤルブレンドは、上品でバランスの良い味わいが特徴のブレンドティー。

ダージリンやアッサムなどに、セイロンを合わせたものが主流です。

ミルク、ストレートどちらでもおいしく飲むことができるポピュラーなブレンドティーです。

お気に入りのブレンドティーを探してみよう

ブレンドティーとは、安定した品質や飲みやすい味わいになるよう複数の茶葉をブレンドした紅茶です。

ブレンドティーにはさまざまな種類があります。

飲むタイミングや気分に合わせて、いろいろなブレンドティーを試してみてくださいね。

(marie)

※画像はイメージです

SHARE