「ゲスい」とは? 意味・使い方・類語をわかりやすく解説
「ゲスい」の意味をきちんと理解できていますか? 「何となく分かるが曖昧だ」という人も多いはず。そこで今回は、「ゲスい」の意味を解説します。使い方や類語も覚えて、若者言葉の知識を深めましょう。
「ゲスい」は、ネットに限らずテレビでもよく使われている若者言葉の1つ。
友人との会話やSNSなどで、普段から何気なく使っている人も多いでしょう。
しかし「どのような意味なのか自信を持って説明できる」という人は意外と少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、「ゲスい」とはどういう意味なのかを解説していきます。
使い方や類語も紹介するので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
「ゲスい」とは? 意味と由来を解説
まずは、「ゲスい」の意味と由来を解説します。
「ゲスい」という言葉についての知識がほとんどないという人はもちろん、うろ覚えだという人も改めて確認しておきましょう。
「ゲスい」の意味
「ゲスい」とは、「心が卑しいこと」「下品な」「はしたない」という意味の言葉です。人を対象とする場合もあれば、物事を対象とする場合もあります。
例えば「ゲスい人」といえば「下劣ではしたない人」という意味になり、「ゲスい話」なら卑しい話、下品な話という意味になります。
「ゲスい」の由来
「ゲスい」の語源は、「品がない人」「身分が低い人」を意味する「下衆」「下種」という単語です。
元々は、関西のお笑い芸人たちがトーク番組などで「ゲスい」をよく使っていたのだそう。
それが徐々に広まり、今では地域に関係なく若者言葉として浸透しています。
「ゲスい」の使い方と例文
「ゲスい」という言葉はどのように使われるのでしょうか。
ここからは、「ゲスい」の使い方を例文と共に解説していきます。
「ゲスい」の使い方
「ゲスい」は、考え方や発想が下劣な人を指して「ゲスい人」と表現したり、下品ではしたない物事に対して「○○はゲスい」と表現したりすることが多いです。
また、ひどく下劣なことや卑しいことに対して「ゲスすぎる」という言い回しをすることもあります。
ただし、「ゲスい」自体もあまり上品な表現ではないため、その言葉を発している本人が下品に見えてしまう可能性があります。「はしたない」と思われることもあるので注意しましょう。
例文
「ゲスい」は、以下の例文のような使い方ができます。
・初めはたわいもない話をしていたのに、気づいたらゲスい話で盛り上がっていた。
・「一体いくらお金がかかったんだろう」というゲスい考えが浮かんでしまった。
・ゲスい人のいうことを鵜呑みにしない方が良いよ。
「ゲスい」の類語
「ゲスい」の類語としては、「ずるい」や「卑劣」などが挙げられます。
「ずるい」とは、人よりも自分が得になるように物事を優先する、悪賢い考えという意味。「卑劣」とは、言動や人柄が卑しいこと、下品なことを指します。
どちらの単語も、「物事や人を軽蔑する」というニュアンスが含まれており、「ゲスい」の言い換え表現として使われます。
コミュニケーションの1つとしての「若者言葉」
若者言葉は年々増えていくもの。知らない言葉が多すぎて、若者言葉に対して苦手意識があるという人も少なくないでしょう。
無理に全てを覚える必要はありませんが、少しでも意味が分かる単語が増えれば、周りの人との会話についていきやすくなったり、SNSなどで見つけた情報を理解しやすくなったりするはず。
今回紹介した「ゲスい」をきっかけに、若者言葉に強い自分を目指してみてはいかがでしょうか。
(上色ゆるり)
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