「ツイ廃」の意味とは。どこからツイ廃と言うのか&特徴を解説
「ツイ廃」は「ツイッター廃人」の略語です。詳しい意味やどのような人のことを指すのか解説します。
みなさんはTwitter(以下ツイッター)を使っていますか? ツイッターは短文で気軽に投稿でき、「今」の情報が簡単に収集できるツールです。
数あるSNSのなかでも中毒性が高いといわれるツイッター。
本記事では、このツイッターにハマってしまう人、「ツイ廃」についてご紹介します。
どんな人をツイ廃というのか、ツイ廃から抜け出すにはどうすればいいのかを解説するので、あなたもSNSとの関係性を考えてみてはいかがでしょうか。
ツイ廃とは?
ツイ廃とは「ツイッター廃人」の略語で、ツイッターの利用頻度や依存度が高いために日常生活にまで支障をきたしている人のことを指します。
この「廃人」という言い方はツイッターに限らず、SNSやネット上ではよく使われる言葉。ツイ廃の他にネットゲームに夢中になりすぎている人を「ネトゲ廃人」などと呼ぶこともあります。
「ツイ廃」と「ツイッタラー」の違い
ツイッターに関する言葉で「ツイッタラー」という言葉を聞いたことはありますか? こちらの意味はツイッターを利用する人のこと。
ツイ廃と似ているように思えますが、大きな違いは「日常生活に支障をきたすレベルかどうか」。
普段からツイッターをSNSの1つとして楽しく情報交換する程度であれば「ツイッタラー」、ツイッターへの依存度が高く、生活の中心になっているようであれば「ツイ廃」といえるでしょう。
どこからをツイ廃というの? ツイ廃の特徴4つ
それでは実際にどういう人を「ツイ廃」というのでしょうか。
実はどこからを「ツイ廃」というのか、という明確な基準はありませんが、「ツイ廃」といわれる人に見られる特徴をいくつか紹介しますので、参考にしてみてください。
(1)1日のツイート数が多い
「ツイ廃」はとにかくたくさんツイートするというのが大きな特徴。ツイート内容も無意味な場合が多く、思ったことをそのままツイートする傾向にあります。
例えば、普通なら「寝坊して仕事遅刻しそう」と一文で終わるツイートの内容を、「げ」「今起き」「やば」「これマジ」「遅刻やん」「最悪」「まじむり」などと細かく区切って投稿します。
(2)気づくとツイッターを開いている
何か調べようとしてスマホを手にしたはずなのに、気づくとツイッターを開いている……。
ひとまずツイッターのタイムラインを見終わったので、アプリを閉じたはずが数分たたずにまた開いている……。
このように無意識のうちにツイッターを開いていることが多い人はツイ廃に近いといえるでしょう。
(3)ネタがない・反応がないと不安になる
「この写真バズりそう」「このネタ使える」など日常生活のあらゆる場面をツイッター中心に考えているのもツイ廃の特徴。
しかし、ここで問題になってくるのは良いネタが見つからなかったり、自分の投稿に対して他のユーザーからの反応が薄かったりするとひどく不安になってしまうこと。これは依存度がかなり高くなっているということなので注意が必要です。
(4)複数のアカウントを持っている
ツイ廃の人は複数のアカウントを持っている場合が多く、趣味用やリアルな友人用など、あちこち渡り歩いてツイートします。
また、ツイッターでは1日2400ツイートの投稿が上限となっており、それ以上はアカウントに制限がかかります。上限に達して規制された時のために別アカウントを保持する人も。
ツイ廃やめたい。脱却する方法
ツイ廃の人に多くみられる特徴をご紹介しましたが、「もしかしたら自分はツイ廃に近いかもしれない……」と感じた人のために、ツイ廃になって生じるデメリットや、ツイ廃から抜け出す方法を紹介します。
ツイ廃になることで生じるデメリット
まずツイ廃になるとどのようなデメリットが出てくるのでしょうか。
(1)仕事や学業など大事なことに使える時間が減る
ツイ廃の人はどれだけ忙しく、やらなければならないことが差し迫っていてもツイッターを開かずにはいられません。
自分の時間をほぼツイッターに費やしているので、仕事や学業の効率が悪くなったり、本当に大事なことへ使う時間がなくなったりすることも。
(2)不必要に感情を乱される
ツイ廃になってしまうとツイッター上での反応が自分の価値基準になってしまいます。「いいね」や「リツイート」数が少ないことで絶望感に襲われてしまう、ということも。
また自分の何気ないツイートに対して他人から心無いメッセージがくることもあり、思わぬ場面で気持ちが乱されることもあります。
(3)リアルな人間関係から遠ざかってしまう
ツイッター上での交友関係が充実しすぎることで、リアルな人間関係を必要としなくなるパターンもありえます。
そうなるとよりツイッターにのめりこんでしまって、リアルな人間関係を面倒に思えてきてしまう……という負の連鎖に陥ってしまうことも。
ツイ廃から脱却する方法3つ
それではツイ廃から脱却するにはどうすれば良いでしょうか。具体的な方法について考えてみましょう。
(1)自分が楽しめる予定をたくさん入れる
手軽にできる方法の1つとしては、スケジュールを埋めるという方法。
例えば、資格取得のためにスクールに通ってみたり、あらたな習い事を始めるというものでも良いでしょう。社会人サークルに参加するなどリアルな交友関係を広げるものも良いかもしれません。
スケジュールが埋まることで、自然とツイッターに触れる時間は少なくなりますし、ツイッター以外に没頭できるものがあれば、次第に依存度は低くなっていくでしょう。
(2)ツイッター利用を制限する
意識することでツイッター利用を制限できる人もいるかもしれません。しかし自分で制限することはなかなか難しい……という人はスマホ依存対策のためのアプリを使うという手もあります。
例えば、タイマーをかけている間は他のアプリに触れないという「スマホ依存改善タイマー」や「スマホをやめれば魚が育つ」というゲーム感覚でスマホから離れられるようなアプリも。
自分に合ったものが見つけられるよういろいろ試してみるのも良いかもしれません。
(3)アカウントを削除またはアンインストールする
かなり重度のツイ廃の人は思いきってアカウントを削除、またはアンインストールしてしまうという手も。かなりの荒療治ですが強制的にツイッターをできなくすることでツイ廃から脱却できるはずです。
しかし、スマホからアンインストールしたからといって、代わりにPCやタブレットに張り付いていてはなんの意味もありません。「二度と戻らない」覚悟ができたら実行してみるのも良いでしょう。
ツイッターは節度をもって上手に利用しよう
ツイ廃について理解が深まったでしょうか。ツイ廃の人の多くは、特に目的があるわけではなく、気づくと開いている、何となくずっとタイムラインを追っているという人が多いようです。
ツイッターはリアルタイムの情報が閲覧できるので、災害時などはとても重宝します。しかし、付き合い方を考えなくては自分の大事な時間を「何となく」消費してしまうことに。
人生を豊かにするためのSNSです。あなたにとってツイッターはその役割を果たしていますか? ツイッターに支配されるのではなく、より良い距離感を保つようにしましょう。
(ひらり)
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