鉄板! 面白い自己紹介のネタ15選&場を盛り上げるポイント
面白い自己紹介ができれば、会話のきっかけもつかみやすく、早くその場になじめるようになります。今回は、さまざまな業種に転職した経験のあるライターの大西みきさんに、自己紹介で盛り上がるネタ15選を徹底解説してもらいます。
進学や異動、就職などさまざまなシーンで必要となる自己紹介ですが、「正直苦手……」という人も多いのではないでしょうか。
せっかくなら相手の印象に残る自己紹介をしたいですよね。自分なりの面白い自己紹介を考えてみるのも良いものです。
この記事では、面白い自己紹介で使えるおすすめのネタ、自己紹介をする時のポイントと注意点も解説します。
面白い自己紹介をするメリット
普通の自己紹介でもあなたの事は伝わりそうですが、面白い自己紹介することでどんなメリットがあるのでしょうか。面白い自己紹介のメリットを紹介します。
(1)印象に残りやすい
「面白い自己紹介をした人」というイメージが残り、覚えてもらいやすいというメリットがあります。
初対面でそこにいる人を笑顔にできれば、心をがっちりつかみやすいはず。面白い、楽しい人という印象は、その後の付き合いでもプラスに働くでしょう。
(2)親しみやすさをアピールできる
面白い自己紹介はユーモアを感じさせ、相手に親しみやすい印象を与えます。
初対面の場では誰でも緊張するもの。「面白い人」というイメージは相手の警戒心を解き、話し掛けてもらいやすくなります。
(3)コミュニケーションが取りやすくなる
面白い自己紹介は、会話のきっかけにもなります。
初対面では、話題を探すのも難しいもの。インパクトのある自己紹介は印象に残って、コミュニケーションを取るきっかけになるでしょう。
面白い自己紹介ネタ15選
自己紹介では短い時間の中で、相手にあなたのことをしっかりと印象づけなければなりません。さっそく、面白い自己紹介をするためのさまざまなネタを紹介します。
(1)名前ネタ
自己紹介に欠かせないのは名前です。もし、あなたが珍しい名字や名前ならば、それを使わない手はありません。
名前の由来を紹介しても良いですし、読まれにくい名前なら「〇〇と書きますが、実は△△と読みます」といった形で伝えると親切です。
珍しい名前でない場合は、旬な有名人と同じ名前や漢字であることをアピールしても覚えてもらいやすいはず。
(2)出身地ネタ
いろいろな地域から集まってきた場での自己紹介なら、出身地を伝えましょう。同じ出身地の人がいれば喜ばれますし、意気投合するかもしれません。
例えば、千葉県出身ならば「チーバくんでいうと喉元のあたりから来ました」など、ユ-モアを交えて話しましょう。
地元ならではのネタを話せば、出身地と共に覚えてもらえるはずです。
(3)趣味や特技ネタ
自己紹介の定番でもありますが、今ハマっていることや特技について話してみましょう。
特に、マイナーな趣味や自分のイメージに合わないような趣味があるなら、ぜひアピールしたいポイントです。
ギャップにもつながりますし、同じ趣向の人が見つかるかもしれません。初対面でも話題のきっかけにしやすいはずですよ。
(4)ギャップネタ
自身が持つギャップは、面白い自己紹介にぴったりのネタです。周囲から意外だと思われている事があれば、アピールしてみましょう。
例えば、普段はスーツを着ていることが多いなら、「こんなふうに見えるけれど、実はバンドをやってるんです」など、見た目を逆手に取って意外性を狙うのもおすすめです。
(5)苦手な事を話す
自己紹介で、あえて自分の弱点を教えてしまいましょう。完璧な人間より、少し弱い部分がある方が親近感も湧きやすいものです。
自己紹介で緊張しているならば「人前で話すのは苦手なんです」「緊張していてうまく話せないのですが」と先に伝えてしまうのも一つの手。
苦手な事や物について話せば、親近感を抱かれやすく、一気に距離が縮まるかもしれませんよ。
(6)自分にキャッチコピーをつける
アイドルやお笑い芸人さんがよくやるイメージですが、自分にキャッチコピーをつけて自己紹介すると、ぐっと印象に残りやすくなるはず。
キャッチコピーはハードルが高いと思う場合は、友達の間で呼ばれているニックネームを紹介するのも良いです。覚えてもらいやすい上に、その名前で声を掛けてもらえるようになるかもしれません。
(7)そっくりさんネタ
芸能人や著名人に似ていると言われることが多いならば、「○○さんに似てるってよく言われます!」「横顔だけ○○さんに似ています」のような、そっくりさんネタも盛り上がるでしょう。
実際に似ていれば、「○○さん似の人ね」と認識されやすいはず。
(8)家族ネタ
家族にまつわる面白いエピソードなどがあれば自己紹介のネタに使いましょう。何気ない家族の日常が、傍から見れば実は笑える話題だったなんてこともあります。
我が家だけのルールや家族の変な癖など、ほっこりとしたエピソードを紹介するも良いでしょう。
家族構成やきょうだいの有無など、似たような人がいれば話題のきっかけにもなります。
(9)「自分を○○に例えると」ネタ
就職活動などでも、よく「自分を家電に例えてください」といった質問がありませんか? これ、意外と盛り上がりますし、自分のキャラクターをアピールできる良いネタの1つです。
また、「自分を漢字一文字で例えると~」といった自己紹介も、自分の性格や考え方を端的に伝えることができますよ。
(10)自虐ネタ
自己紹介の最後にオチをつけて笑いを取るのは、上級者テクニックの1つ。
「最近彼女に振られてしまって」「最近お酒を飲みすぎていて……」など、自虐ネタを明るく話すことで、親しみやすい人柄をアピールできますよ。
(11)自分の前に自己紹介した人の話を使う
自己紹介をする際に、前の人の話を繰り返し使うというテクニックがあります。これはお笑いで天丼と呼ばれるテクニックで、同じことを繰り返すことで、笑いをとる方法です。
面白い自己紹介が思いつかなくても前の人の言葉を真似するというお手軽なところがポイント。ただし、前の人の自虐的な自己紹介を真似すると、馬鹿にしたような印象になってしまいます。
おすすめはポジティブな自己紹介を真似して、前の人と自分の両方の良さをアピールすることです。
(12)過去のあだ名ネタ
過去のあだ名ネタは盛り上る鉄板の自己紹介です。親しみを持ってもらいやすく、あだ名を紹介したことをきっかけに、そこから周りの人に呼んでもらえる可能性もあります。
例えば「小学生の頃は〇〇ちゃんと呼ばれていました」と話してみましょう。あだ名がついた由来やエピソードも一緒に説明すると、自分のことをさらに分かってもらいやすいです。
(13)有名人の自己紹介を真似る
有名人の自己紹介ネタを真似することも、周りに受けやすいコツです。流行の芸人のネタや、有名人のネタを自分に置き換えて言い換えるなどもおすすめです。周りに気づいてもらいやすく、会話のネタにつながります。
(14)英語で自己紹介
あえて英語で自己紹介して、周りとは一味ちがう姿を見せてみるのもアリです。英語ができるというアピールになると同時に、印象に残る自己紹介になります。
(15)流行りの言葉を使う
流行りの言葉は知っている人が多く、笑いをとりやすいです。例えば流行っているマンガの決め台詞などを取り入れることで、親しみやすい印象になります。
面白い自己紹介の例文
面白い自己紹介の例として、3つのパターンをご紹介します! どのように自己紹介すれば上手に自己アピールできるのか、悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
キャッチフレーズを活用した自己紹介
・「私を表すならド根性大根です。どんな環境でも困難に負けずに成長するやる気があります」
・「私は本が友達の読書家です! 毎日最低1冊は本を読んで知識を蓄えています」
就活でも使いやすい自己紹介ならキャッチフレーズがおすすめです。分かりやすい自己紹介になり、面接官にもアピールできます。
また合コンや初めて会う知り合いとの自己紹介でも、個性をアピールできるうえ印象に残りやすいでしょう。
あだ名を活用した自己紹介
・「内田です!小学生時代はうっちーと呼ばれていたので皆さんにも呼んでほしいです」
・「昔からよっしーと呼ばれてきました! みんなのあだ名も教えてほしいです」
あだ名は親しんでもらいやすく、気さくな印象を与えられます。名前由来でなければ、あだ名がつけられたエピソードも一緒に説明すると、さらに面白い自己紹介になります。
一言付け加えた自己紹介
・「今日はよろしくお願いします! ポジティブの塊と言えば自分だと思っています! どれだけ失敗しても成功するまであきらめません」
・「〇〇です! 上京して1カ月でまだ方言が抜けていません! 東北弁を知りたい人はぜひ話しかけてください」
ユニークな一言を付け加えた自己紹介も印象的なものになります。自分のチャームポイントをアピールすれば、話しかけやすい雰囲気になります。
面白い自己紹介を成功させるポイント
面白い自己紹介のネタを考えても、相手にうまく伝わらなければ意味がありません。面白い自己紹介を成功させるためのポイントを紹介します。
(1)顔を上げて、笑顔で話す
何事も笑顔が基本です。面白いことを話そうしているのに不機嫌な顔では、聞く方も戸惑ってしまいます。
笑顔を心掛けるだけで、あなたの印象はぐんと良くなります。たとえ緊張でしどろもどろになってしまっても、明るい表情で「緊張してしまって!」と言われたら、逆に好印象。
できれば周囲の人と目を合わせながら話すと、誠実な印象を与えることができますよ。
(2)ゆっくり、はっきり話す
相手が聞き取りやすいようにゆっくり、はっきりと話すことも大切です。緊張すると声が小さくなったり、早口になったりしやすいので意識しましょう。
人が多い場面で話す時には少し大きめの声で話すなど、声のボリュームにも気をつけなければなりません。
せっかく考えた自己紹介も相手に伝わらなければ台無しです。緊張感や恥ずかしさを感じるのは仕方のないことですが、間違えずに話すことよりも、できるだけハキハキと話すことを意識しましょう。
(3)手短にまとめる
自己紹介は1分~1分30秒くらいにまとめるのが理想といわれています。どんなに長くても、3分以内には収めましょう。
長すぎると聞き手が飽きてしまい、あまり良い印象も持たれません。
いくつも話を盛り込むよりも、何を話すのか要点を絞っておくのが良いでしょう。
自己紹介をする時の注意点
自己紹介は、相手に自分のことを知ってもらうためのものです。面白ければ何でも良いということではありません。
最初の印象を悪くしてしまっては、その後の人間関係にも影響が出てしまいます。ここでは、自己紹介で注意したいポイントを3つ紹介します。
(1)自慢話をしすぎない
自己紹介での自慢話はなるべく避けたいところです。自己PRと自慢話は違います。初対面の人に自慢話をしすぎてもうんざりされてしまうだけで、印象は良くなりません。
あなたの良い所や信頼を得るのは、これからの関係や行動で示していきましょう。
(2)ネガティブな内容は避ける
自分のネガティブな面ばかりを話してはいけません。あまりにも自信がない印象がついてしまうと、「この人は暗い性格なのかな……」と聞き手も不安になってしまいます。
自虐ネタは塩梅を考え、笑いを取れる程度に留めてください。
(3)下ネタはNG
自己紹介での下ネタは、面白いどころか不快感を与えかねません。特殊な状況での自己紹介でない限り、下ネタは避けておくべきでしょう。
相手に下品な印象を与え、警戒されやすいリスキーな話題です。
自分なりの面白い自己紹介で好印象を残そう
自己紹介は自分の印象を決める大切な場です。今後の人間関係につながる大切なコミュニケーションにもなります。
短時間で自分のことを印象づけるために、いくつかパターンを考えて、使い分けると良いでしょう。
(大西みき)
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