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嫌われてる気がする理由と心理。本当に嫌われているか確かめる方法&対処法も解説

浅野寿和(心理カウンセラー)

職場に行ったり、友達と遊んだり。日々生活していると、みんなに嫌われてる気がして不安になった経験がある人もいるのではないでしょうか。心理カウンセラーの浅野寿和さんによると、そう思うことには理由があるのだそう。本当に嫌われているのかを確かめる方法や対処法と併せて解説してもらいました。

「何だか私、嫌われてる……?」と思う時がある人はいませんか? その理由は、自分を否定していたり、自分が報われたい気持ちが強いからかもしれません。

今回は、嫌われてる気がする理由と心理の他に、そんな時の確かめ方や対処法も解説します。

嫌われてる気がするのはどんな時?

まずは、「もしかして嫌われてる?」と思いがちなシーンを紹介します。主に他人の反応が良くない時に嫌われてる気がするものです。

(1)目を見て話してもらえない時

目を見て話すことは「好意があります」「信頼しています」などポジティブな感情を伝える効果があります。相手がシャイなだけ、という場合もありますが、いつも目を見て話してもらえないと、やはり嫌われている気がすることもあるものです。

(2)自分だけ誘われない時

自分だけご飯に誘ってもらえないことなどが続くと、「私は拒絶されているのでは」と疑ってしまうこともありますよね。他のみんなが誘われているならば、さらにそう感じやすくなります。

(3)事務的なことしか話してもらえない時

お互いの個人的な話が全くできないと、なかなか親密感を感じられません。すると「相手は割り切って付き合っているのでは」「距離を置かれているのでは」と嫌われているように感じる場合があります。

(4)SNSでつながることを拒否された時

誰とでもつながれるSNSで、つながりを拒否されることがあれば、嫌われているのかも? と思うものです。特に普段は普通に話している人から断られると大きなショックを受けますね。

(5)仕事で明らかに不当な評価を受けた時

自分の評価が明らかに低くなってしまっていると、「嫌われているから評価を下げられている」と感じてしまいがち。あまりに不当な評価を受けると自分の存在をちっぽけに感じることもあるでしょう。

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【嫌な人度診断】人に嫌われることしていない?

嫌われてる気がする理由と心理

続いて、嫌われてる気がする理由と心理について解説します。分離感、自己嫌悪、被害者意識が代表的な心理です。

(1)人と自分が違い過ぎると感じている

心理学では「分離感」と呼びますが、自分は人と違い過ぎているという感覚が強いと、何か起きるたびに孤独感にさいなまれ、嫌われていると感じやすくなります。

(2)自分のことが好きじゃない

いわゆる「自己嫌悪」です。自分が自分を嫌っていると、何か起きるたびに自分は嫌われていると感じてしまうことが増えていきます。

(3)自分の行動を否定的に見る癖がある

普段から「できたこと」より「できなかったこと」ばかり意識していると、自分を認めにくくなり自信を感じるのが難しくなります。そんな中で、人からあまりいい反応をされないことがあると、嫌われてると思いやすいです。

(4)自分が報われたい気持ちが強い

心理学で「補償行為」と呼ばれるものです。相手のために頑張ることが自分の喜びであればいいのですが、自分が報われたい気持ちが強いと、いい反応がない時に人から拒絶されていると感じやすく、自分のことを支え切れなくなってしまうのです。

(5)一時的に強いストレスを感じている

普段はたとえ人に嫌われていると感じても気にならないような人も、一時的に気持ちに余裕がなかったり何か悩みを抱えていると、つい「嫌われているかも」と被害者意識を持つこともあります。

(6)実は自分から人を信じることが苦手

人を信じることが苦手だと、人から信頼されていてもそれを感じ取ることが難しいです。その状態で人から拒絶されているような態度を取られると、深く傷ついてしまうこともあるでしょう。

嫌われてる気がする時の確かめ方

嫌われてる気がするから確かめたいという時は、勇気を出して少し行動してみるといいでしょう。当てはまったからといって、本当に嫌われていると決まったわけではありませんが、参考になるかもしれません。

(1)自分から相手に関わってみる

全てそうだとは言い切れませんが、最初は丁寧に対応してくれていても次第に距離を置こうとしている素振りが見えてきたら嫌われている可能性も考えられます。

(2)毎日欠かさずあいさつしてみる

人を無視することもつらいもの。あいさつしていれば多くの人は返してくれるものですが、もし返ってこないことが続くなら、相手に何かしらの事情があるか、もしくは嫌われていると考えられるかもしれません。

(3)自分と他の人の接し方に差がないか確認する

明らかに自分にだけ冷たい態度を取るかどうかもチェックポイントでしょう。ただ、この場合は、相手が自分のことをよく知らずに警戒している場合もあります。

(4)思い切って周りの人に聞いてみる

第三者に聞いてみると、率直な意見をもらえるかもしれません。ただ、あくまで第三者の意見だということはお忘れなく。

自分が嫌われていると感じた時の対処法

「嫌われてる?」と感じた時はつらいですが、自分を成長させるチャンスでもあると思います。対処の方法を解説していきますね。

(1)自己中心的になっていないか見つめ直す

自分のことしか考えていない人は嫌われやすいです。少し自らの言動を振り返って、悪気はなくても自分のことばかり考えていないか、見つめ直す機会にしてみましょう。

(2)自分から距離を置いてみる

波長が合わない人とは、やはりかみ合わないものです。無理に自分を人に合わせるより、合わないなと思ったら距離を置くのも1つの方法です。

(3)直接相手に聞いてみる

「どこがいけないのかご指摘ください」と言える勇気は自分を成長させるもの。嫌われることを恐れるより、相手の意見に耳を傾けてみるのも1つの方法です。自分のことを思って厳しいことを言ってくれる人は、実はあなたを嫌っている人ではないかもしれませんよ。

参考記事はこちら▼

あなたの「嫌われやすいポイント」を診断でこっそりチェックしてみましょう。

嫌われてる気がする思考を変える方法も

嫌われてる気がする思考自体を変える方法も紹介します。自分を肯定的に見つめ、なりたい自分を目指すのがポイントです。

(1)自分嫌いを手放す

自分のことが好きじゃなかったり、自分の行動を否定的に見る癖があると嫌われてると思いやすいと前述しました。この場合は今の自分を受け止めながら、同時にコツコツ自分の良いところを認めて自分嫌いを手放すことがポイントです。

(2)被害者意識を手放す

嫌われてる気がする時は、被害者意識が強い可能性もあります。

被害者意識は「自分は誰の役にも立てない」という罪悪感を隠すものです。ぜひ、人や仕事などに対して貢献意識を持ち、行動してみましょう。おのずと被害者意識が薄まり、人との関係も良好になるはずです。

(3)理想の自分をイメージして近付ける

自分がなりたい理想のイメージを持ち、近付くように心掛けてみるのもいいでしょう。特に人望がある人をモデルにするといいですね。

上手に対処していこう

嫌われている気がしている時はつらいものですが、抜け出す方法はいくつかあります。全ては自分次第です。自分を見つめ直し、なりたい自分を思い描いて、自分を大切にしてみてください。

(浅野寿和)

※画像はイメージです

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