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感じのいい人・悪い人の特徴って? 周囲に好印象を与えるポイント

小日向るり子

「感じのいい人」とは、印象や雰囲気がいい人のこと。いつも笑顔であいさつをしてくれるなど、皆さんの周りにも「感じがいいな」と思う人がいるのではないでしょうか? 今回は「周りにいい印象を与えたい」という人のために、心理カウンセラーの小日向るり子さんに、感じがいい人・悪い人の特徴、感じのいい人になるためのポイントを教えてもらいました。

誰でも人から「感じのいい人」だと思われたいですよね。

しかし、そもそも「感じのいい人」とはどのような人のことを指すのでしょうか?

今回は「感じのいい人・悪い人」の特徴から、周囲に好印象を与えるポイントまでをお伝えしていきたいと思います。

「感じのいい人」とはどういう意味?

「感じのいい」の「感じ」には、「印象」や「雰囲気」という意味があります。

つまり「感じのいい人」は、「印象や雰囲気がいい人」というニュアンスだということが分かります。

また、「人当たりがいい」といった言い方をすることもあります。こちらも「感じのいい」と同様に、人に与える印象がいいことを意味します。

いずれにしても、好感を表す言葉ですので、「あなたは感じがいいですね」と人から言われたら、それは褒め言葉として受け取っていいでしょう。

感じのいい人に共通する特徴

どのような言動が人から好感をもって受け止められるのでしょうか。

以下、具体的に挙げていきたいと思います。

(1)笑顔が多い

感じのいい人は、仕事やプライベートなど、状況を問わずに笑顔であることが多い特徴があります。

笑うことで、なぜだか自然と前向きな気持ちになれることってありますよね。

笑顔の人に親しみや話し掛けやすさを感じる理由は、まず「本人が楽しんでいる(楽しむ努力をしている)」ということにあるのかもしれません。

(2)清潔感がある

服装やメイク・髪形は個々に好みがあるので、万人に好感を与えることは難しいですが、感じのいい人には共通して清潔感があります。

特に、襟足や指先など先端は意外と目につきやすいもの。清潔感がある人は、襟が汚れていない、服の袖口が伸びていない、爪の手入れがされているなど、先端が整えられています。

(3)相手の目を見て話す

人はやましいことがある時やうそをつく時は、相手から視線をそらす傾向にあります。

人の目を見て話せる人は、相手に「正直な人」という好印象を与えますので、仕事の交渉などもうまくいきやすいです。

(4)気分にむらがない

プライベートにおいては、気分にむらがある人に対して苦手だと感じれば距離を置けばいいだけですが、仕事ではそうもいかないですよね。

先輩や上司など、仕事上でアドバイスを仰ぎたい時に、その人の気分によって素っ気ない対応をされると、気持ちが沈みますし仕事もはかどりません。

その点、感じのいい人は気分にむらがないので、いつ指示を仰いでもフラットに対応でき、後輩や部下からの信頼も厚いケースが多いです。

(5)ハキハキ話す

感じのいい人には、ハキハキとした口調で話すという特徴もあります。

「メラビアンの法則」という言葉を聞いたことはありますか?

これは、人が第一印象を判断する時に、視覚・聴覚・言語の中でどの情報を最も参考にするのかを調べた実験から導かれた法則です。

この法則によると、人が第一印象で好感・反感を判断するのは、視覚情報からが55%、聴覚情報からが38%、言語情報からが7%の割合なのだそうです。

つまり、耳から入る情報は約4割も判断材料になるということ。ハキハキと話すことは好感度に大きな影響を与えるのです。

(6)ポジティブ思考

物事をポジティブに考えられる人は、その人自身がいつも明るいだけではなく、誰かが落ち込んでいる時に前向きになれる言葉を掛けてくれたりもします。

そのため周りに人が集まりやすく、そうしたポジティブな空気感がさらに本人の好感度を上げることにもつながっています。

感じの悪い人の特徴とは?

逆に、周囲に「感じの悪い人」という印象を与えてしまいがちな特徴とは何でしょうか。

以下に特徴を紹介します。

(1)人によって態度を変える

これは主にビジネスシーンで感じることが多いかもしれません。

例えば、上司や社内人脈が広い人には愛想がいいが、自分より下の立場の人には横柄で威張っている人などが典型的です。

(2)表情に乏しい

喜怒哀楽が激し過ぎるのも困りますが、そういう人は感情が分かりやすいので、機嫌が悪い時にはなるべく近づかなければさほど被害はありません。

しかし、表情に乏しい人は何を考えているのか分かりづらく、周囲には時にそれが不気味に映ってしまうこともあり、「何となく感じが悪い」という印象を与えてしまいます。

(3)目を見て話さない

人はやましい時やうそをついている時は、目を見て話さない傾向があります。

また、視線を下に落としている様子は、ふてくされている、拒否しているといった印象を与えてしまいます。

感じのいい人になるためのポイントは?

では、感じのいい人になるためにはどんなことに注意したらいいのでしょうか。

頭では分かっているけど、そんな急に笑顔なんて作れない、目を見て話すのは苦手、という方のために、明日からできる「感じのいい人」になれるポイントを紹介します。

(1)あいさつをする

社内のあいさつが会釈だけになっていませんか? 恋人への連絡に「おはよう」「おやすみ」を省略していませんか?

心当たりのある方は、初心に帰ってしっかりとあいさつをしてみてください。周囲の印象が変わるだけでなく、自分の心も整います。

(2)気遣いの言葉を加える

いきなり本題から入るのではなく、相手の状況に配慮した一言を添えると印象もアップします。

例えば、会社で先輩にアドバイスが欲しい時「○○さん、お忙しいところすみません」と一言付けてから要件を話す。

プライベートであれば「仕事で疲れているところ悪いけど今、少しだけ話せる?」など、相手を気遣う一言を入れるといったことです。

(3)出掛ける前に鏡を見る

感じのいい人の特徴でも紹介しましたが、清潔感があるのとないのとでは、与える印象が違います。

そのため、出掛ける前には鏡を見る習慣をつけましょう。できれば全身が映る鏡をおすすめします。

鏡に映った瞬間に湧く感情が、他人から見た自分だと思ってください。

「襟足の髪が伸びてるな」「服に染みが付いてるな」など、気付くことがあるはず。鏡を見る習慣をつけると清潔感も保たれます。

自分にできそうなものから始めてみよう

今回は感じのいい人と悪い人の特徴をいくつか挙げた上で、感じのいい人になるポイントを説明しました。しかし、これらをすぐに実践するのは難しいという場合もあると思います。

「感じのいい人にならねば」と精神的に追い込んで疲れてしまわないよう、無理はしないこと。今回の記事を参考にして、できそうだと感じたものから少しずつ取り組んでみてくださいね。

(小日向るり子)

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※画像はイメージです

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