「最低な女」の特徴とは? 身近にいた場合のおすすめの対処法3つ
「最低な女」って、どういう女性なのでしょうか。悪口ばかり言う人? 二股を掛ける人? それとも……? 今回は、心理カウンセラーの小日向るり子さんに「最低な女」と思われる女性の特徴を教えてもらいました。対処法も併せて紹介するので、もし付き合いの上で悩んでいる方がいたら、参考にしてください。
あなたの周りに「最低……」と感じる女性はいませんか? ひどいうそをつかれたり、浮気を繰り返していたりする女性がいると、そういった思いを抱きやすいのではないでしょうか。
今回は、「最低」と感じてしまう女性の特徴や、そうした女性への対処方法をお伝えしたいと思います。
「最低な女」の性格
最初に、「最低な女」と思われてしまう人はどのような性格であることが多いのか、具体的に挙げていきます。
(1)損得勘定が強い
まず、対人関係に「損か得か」の考えを大いに持ち込んで動く傾向があります。
例えば、自分自身はAさんとBさんのそれぞれと仲良くしているが、AさんとBさん同士は仲が悪いというような場合があるとします。
この時、Aさんの前ではBさんを悪く言ってAさんに良く思われたい、Bさんの前ではAさんを悪く言ってBさんに良く思われたいといった考えを持ち、行動する人は周りから良くは思われないでしょう。
(2)自己中心的
自分を大切にすることは、自己肯定感の醸成には重要ですので、基本的には良いことなのですが、「最低な女」は自己愛が強過ぎるあまり「自分さえよければ他人が傷ついても悲しんでも関係ない」という思考になっている場合があります。
(3)他人の迷惑を顧みない
人に迷惑を掛け、疲弊させていることに気付いているのに、相手を思いやらずに自分の気持ちを優先して周りを振り回してしまう人の場合も、ひどい人だと思われることがあります。
(4)排他的な思考が強い
排他的とは、自分と異なる価値観の人を受け入れずに退けることですが、「最低な女」はそれだけでなく、その人のネガティブなうわさを流して周囲から孤立させたり、嫌われるように仕向けたりすることもあります。
(5)他罰的な思考が強い
他罰的な思考とは、失敗などを自分ではなく周りのせいにして他人を責めたりする考えのこと。この思考が強い場合、明らかに自分が悪いことでも「私がこうなってしまったのは○○が悪い」といったように責任転嫁する傾向があります。
「最低な女」のあるある言動
次に、周りから「最低な女」だと思われる人がやりがちな言動を見ていきましょう。前述した性格の特徴とも照らし合わせながらチェックしてみてください。
(1)人の悪口が多い
まず、人の悪口が多いことが挙げられます。特に、性格の欄で挙げた「損得勘定が強い」タイプと「他罰的な思考が強い」タイプに多くみられます。
(2)平気でうそをつく
自己保身が強く、自分を守るためなら平気でうそをつくこともあります。その結果、矛盾が出てきた場合でも、相手を煙にまくような言葉の術に長けていることが多いです。
(3)自分が有利になるように操作する
友人のふりをしていても、実態は裏でその人のネガティブなうわさを流したり、恋人を略奪したりしているなど、自分の有利になるように物事を操作する言動もみられます。フレンド(友達)とエネミー(敵)を組み合わせて「フレネミー女子」と呼ばれることもあります。
恋愛編
恋愛における「最低な女」のあるある言動も多いので、詳しく紹介しますね。
(1)嫉妬や束縛が強過ぎる
嫉妬が強過ぎたりすると、相手に対して過剰な束縛をします。そして別れを切り出すと脅してきたりもして、恋人を疲弊させることがあります。そうして、別れるといった気持ちを持てないように仕向けることも。
(2)浮気を繰り返す
浮気を繰り返すのも「最低な女」と思われるでしょう。注意しても、本気で改めようとは思っていないことが多いです。なぜなら相手を悲しませることによる自責よりも、自分の快楽の方を優先するからです。
(3)何股も掛けている
これは、「損得勘定が強い」タイプに多くみられます。おいしいご飯を食べるならAくん、ドライブならBくん、寂しい時に呼ぶのはCくん、といったように、状況に応じて男性の使い分けをする傾向があります。
お金編
「最低な女」と思われる人は、お金の面でもよくみられる言動があります。
(1)借金を重ねる
まず、人に安易にお金を借りるケースがあります。頼まれると断れない相手を見抜く感度が鋭いため、周囲からすると「なぜあんなにたくさんの人から借金ができるのか?」と思われることも多いです。
(2)借りたお金を返さない
借りたお金を返さないところもあります。貸した方は「お金を返して」とはなかなか切り出しづらいものですよね。そうした心理を巧みに利用するのでしょう。
(3)何かとお金を出させる
目を付けていたお店に誘導し「これ欲しい」と甘えてきたと思ったら、「○○で食事したいな」と言ってきたりと、何かと人にお金を出させる傾向もあります。特に相手が自分に好意を持っていると分かると、その行為をエスカレートさせるでしょう。
「最低な女」の背景とは
なぜ彼女たちは、そのようになってしまったのでしょうか。考えられる主な要因を挙げていきます。
(1)周りの「最低な女」に感化された
自分の価値観や生き方の基準がなく、友人など近しい人の言動に感化された可能性があります。周囲に倫理や道徳観の欠如した言動をする「最低な女」がいて、同調心理が強く働き、次第に自分もそのような言動をするようになったのかもしれません。
(2)他人の目を気にして生活してきた
コンプレックスをネタにいじめられた過去や、厳し過ぎるしつけなどによって他人の目を過度に気にするようになってしまうことがあります。その結果、自分をより良く見せようと、うそをついたり分不相応なお金の使い方をすることも。
(3)自己肯定の感情が育たなかった
特に幼少期に家族に無条件の愛情を与えてもらうことは人格形成の上で重要なことです。それが足りないと、自己肯定の感情が育たずに、「生きること」への執着が乏しくなってしまいます。
「今が楽しければそれでいい」といった刹那的で自己中心的な思考が強くなり、結果として周囲を疲弊させる言動が多くなるでしょう。
「最低な女」と関わり続けるとどうなる?
それでは、こうした「最低だな……」と思われるような女性と関わり続けると、どんな影響があるのでしょうか。
(1)振り回される
特に恋愛において「最低な女」を好きになった場合は、振り回されて精神的に疲弊するだけでなく、お金を出すシーンが多くなって経済的にも厳しくなっていく場合があります。
(2)支配される
支配は、恋愛関係においても友人関係においても起こり得ます。「最低な女」は、他人の気持ちをあまり考えないため、強気で行動力があります。そのため、頼もしく見えてしまうことも多く、「この人についていけば大丈夫」といった気持ちになりやすいのです。
(3)自分も同類と見られる
「最低な女」に流されて行動を共にしていると、周りからは同類と見られてしまう可能性もあります。
「最低な女」への対処法
周囲に思い当たる人がいる場合に備え、最後に対処方法をご説明します。
(1)関わらない
どうしてもといった事情がないのであれば、関わらないことが一番です。「最低な女」は、たとえ倫理や道徳から外れた行動をしていても正当化する傾向があるため、関わっているといつの間にか自分までそうした思考に感化されてしまうかもしれません。
(2)反対の言動をする
「最低だな」と感じたら、その人の言動を観察して、自分は反対のことをしましょう。そうすれば、相性が合わない、付き合いが悪いと感じて、相手から離れていってくれる可能性が高いです。
(3)ポジティブを貫く
関わらないのが一番ですが、そうもいかない環境もありますよね。
そういう時は、相手の言葉の枠組みを変えて言葉を返しましょう。例えば「○○さんって飽きっぽい人だよね」と話し掛けられたら「切り替えが早くていいんじゃない?」とか、「○○ってしつこい!」と言っていたら「それだけあなたのこと好きなんだと思うよ」といった感じです。
相手のネガティブな気に巻き込まれないように、ポジティブに言い換えて返しましょう。
身近にいたらうまく対処を
いかがでしたでしょうか。全ては当てはまらなくても、何個か当てはまっている人が思い浮かんだ方もいるかもしれません。
しかし、今回は対処方法も書かせていただきましたので、ぜひご自分の状況に合わせて試してみてください。
「最低」だと感じる女性を毛嫌いするだけでなく、いっそ反面教師にして、自分自身の成長の糧にしていきましょう。
(小日向るり子)
※画像はイメージです
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