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【6月の誕生石】ムーンストーンの石言葉・意味・秘められたパワー

誕生石

山本奈央(All Aboutパワーストーンガイド)

自分が生まれた月ごとに定められている誕生石。石にはさまざまな石言葉や意味が込められているとパワーストーンガイドの山本奈央さんはいいます。今回は、6月の誕生石であるムーンストーンについて詳しく教えてもらいました!

6月の誕生石はパールとムーンストーンといわれていますが、今回はパワーストーンとして有名なムーンストーンについて紹介させていただきます。

6月の誕生石のムーンストーンは愛を伝える力があるといわれる「恋人たちの石」。自分や大切な人に何かあった時に、危険をキャッチし守護するパワーがあるといわれています。

恋人とけんかをして仲直りしたい時や遠距離恋愛をしている人が身に着けると良い石です。

誕生石とは

誕生石とは、1月から12月まで、それぞれの月にちなんだ石のこと。

自分の生まれ月に割り当てられた石を身に着けることで幸せを招き、災いから身を守ると伝えられてきました。

それぞれの誕生石には、意味や効果(石の力)があるとされています。深く知るうちに、きっと誕生石に親近感が湧いてくるはずです。

起源・なりたち

誕生石の起源は聖書の時代までさかのぼります。

旧約聖書の「出エジプト記」にあるユダヤ教の祭司の胸当て(ブレスプレート)にはめ込まれた12の宝石を起源とする説や、新約聖書の「ヨハネの黙示録」に記された新エルサレムの城塞の12の土台に飾られた宝石になぞらえているという説があります。

それらが元となり、約1300年前のヨーロッパでは「12種類の石を月替わりで身に着ける」という文化が広がりました。

また、それぞれの月と石が結び付けられるようになったのは18世紀のことで、ポーランドに移住したユダヤの宝石商人が考案したといわれています。

宝石の交易が活発になると、各地で各月の誕生石にばらつきが出るようになってきました。そこで1912年、アメリカ合衆国ミズーリ州にあるカンザスシティーで開催された「米国宝石組合大会」において、現在のように統一されたのです。

流通している誕生石はそれをベースに、いろいろな国の風土・習慣に合わせて若干の修正が加えられています。

日本で誕生石が定められたのは1958年とまだ約60年程度の文化ですが、現代の私達にとってはとても身近なものとなっています。

石言葉とは

「石言葉」とは、それぞれの石にその特質に合った「象徴的な意味」を付けたものです。古来より石には神秘的な力が宿るとして、現代まで伝え続けられてきました。

近年のパワーストーンブームの影響によって生み出されたものも多くありますが、ここではオースドックスな「石言葉」をご紹介します。

誕生石には意味がある

古代から現代に至るまで、石には力があると考えられてきました。それぞれの誕生石には意味や効果があり、生まれ月のパワーストーンを身に着けることで幸運を呼び寄せるといわれています。

Check!
各月の誕生石一覧

6月の誕生石:ムーンストーン

6月の誕生石は「月の力が宿る石」女性をサポートする、ムーンストーン。

直観やインスピレーションを高めるといわれ、大切な人の危険を知らせ、守護するパワーがあると伝えられています。

石の特徴

ムーンストーンは長石(フェルドスパー)という鉱物の1つです。

ムーンストーンは、同じ長石グループの微晶な石がいくつもの層で重なり合ってできており、その層に光が反射してムーンストーン独特の不思議な光を放ちます。

この輝きは「シラー(きらめき)」と呼ばれ、真珠のようなやわらかい光の効果を見ることができます。

一般的に知られるムーンストーンは乳白色ですが、青白い光を帯びるものから、オレンジ、ピンク、グレーなどさまざまな色があります。

名前の由来・歴史・伝説

語源は古代ギリシャ語で月を表す「selenites(月)」。古代では「セレニテス」と呼ばれていて、ムーンストーンと呼ばれるようになったのは17世紀以降です。

月の光でムーンストーンを見ると、「月の満ち欠けに従い、ムーンストーンから発する光も大きくなったり小さくなったりする」ことに由来しています。

ムーンストーンには月の女神ダイアナが宿るとされ、月のパワーを秘めた石として大切にされてきました。

また、満月の夜にムーンストーンを口に入れたり、眠る時に身に着けることによって未来を予言できると信じられていたそうです。

古代インドでも月が宿る「聖なる石」として崇拝されるなど、世界各地で愛されてきたパワーストーンです。

石言葉

愛の予感・富貴

ムーンストーンが持つパワー

愛を伝える力がある「恋人たちの石」として人気の高いパワーストーン。

恋人とけんかをして仲直りしたい時や遠距離恋愛をしている人におすすめの石です。

万物を陰と陽の2つに分類する中国の思想「陰陽説」では月と女性は陰、太陽と男性は陽を表します。そのため、月の名前をもつムーンストーンは女性性が強いパワーストーンと考えられています。

女性が身に着けることで、月のエネルギーをキャッチして、所有者の第六感が冴えるといわれているムーンストーンですが、自分や自分にとって大切な人に何かあった時に、石に何らかの変化が現れて異変を知らせてくれるともいう言い伝えもある不思議な石なのです。

ムーンストーンのお手入れ方法

モース硬度(※)が6~6.5と比較的デリケートな上、高温や急激な温度変化に弱い石です。

※モース硬度とは鉱物の硬さの尺度の一つ。1~10まであり、10がダイヤモンドで1番硬い。

また、ムーンストーンは特定の方向からの衝撃に対して割れやすい性質を持っているため、取り扱いには注意しましょう。

お手入れ方法ですが、柔らかい布で優しく拭いてあげるのがおすすめです。その他、新月から満月までの月光、特に満月の夜に当てると浄化作用があるといわれています。

誕生石はプレゼントにもぴったり

ムーンストーンは身に着けた人を守護するパワーが高いので、大切な人とペアで持ってみてはいかがでしょうか。遠距離恋愛をされている恋人同士には特におすすめの石です。

ムーンストーンを手にされた皆さまに、たくさんの幸せが降り注ぎますように。

(山本奈央/All Aboutパワーストーンガイド

※画像はイメージです

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