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当てはまると危険!? 浪費癖がある人の心理&直す方法5つ

高見綾(心理カウンセラー)

ほしいものがあると、自分にご褒美と言いながらつい買ってしまうなんて人も多いのでは? 軽く考えていても、もしかしたらそれは浪費癖になっているかも。心理カウンセラーの高見綾さんが語る、浪費癖がある人の特徴と心理をチェックして、自分に当てはまるところがないか見てみましょう。

買っても使っていないものが多かったり、衝動買いしてしまったりして、「もしかして自分には浪費癖があるのかな」と不安になることもありますよね。

今回は、浪費癖のある人の特徴や心理を解説し、浪費癖を直すためのアプローチ方法を紹介します。

なぜ浪費してしまうのか、その理由を知ることで浪費癖を直すきっかけにしてくださいね。

あなたは浪費癖がある? 簡単チェックリスト

まずは、あなたに浪費癖があるかどうかをチェックしてみましょう。 7つ以上当てはまった人は浪費癖があるかもしれません。

(1)口座の残高やクレジットカードの支払額を把握していない
(2)カードローンやキャッシングを使っている
(3)カード明細を見ても内容が思い出せない
(4)人よりいいものを持っていると気分がいい
(5)用がなくてもコンビニに立ち寄ってしまう
(6)お金が入ったらすぐに使ってしまう
(7)何事もなんとかなると思っている
(8)買っても使っていないものがたくさんある
(9)ネットショッピングが好きで、いいなと思うとすぐポチっとしている
(10)クローゼットに似たような洋服がたくさんある

浪費癖がある人の10の特徴

浪費癖がある人にはどんな傾向があるのでしょうか。よくある特徴を挙げてみました。

(1)買ってから一度も着ていない服がある

いいなと思って買っても、それで満足してしまい一度も着ていない服がクローゼットの中にあったりします。気づけば、似た色やデザインの洋服ばかり、なんていうことも。

(2)物欲が強い

浪費癖がある人は、高級品やオシャレな物など、物を買うことに対して強い欲求があります。たくさん物がほしいと思うので結果的にお金をたくさん使ってしまうのです。

(3)お金に無頓着

収入が多い人であっても、浪費癖のせいでいつも金欠気味になっているケースも。今が楽しければそれでいいと考え、手元にお金があればあるだけ使う傾向があります。

(4)プライドが高い

他人よりいいものを身につけたり、高級なお店で外食したりするなど、リッチな生活を送ることに優越感を持っています。自分のステータスを維持したくて浪費する傾向があります。

(5)お金の貸し借りが日常的になっている

浪費癖が強くなると、日常的にお金の貸し借りが発生していることが多いです。借りたら返せばいいやと軽く考えており、いくら借金をしているのかを把握していないケースも。

(6)整理整頓が苦手

掃除が苦手で家の中が散らかっており、自分の持ち物を把握できていない人が多いです。日用品の在庫が積みあがっていたり、買っても使っていないものがたくさんあったりします。

(7)給料などでお金が入るとすぐに使ってしまう

浪費癖のある人は、お金があればすぐに使う傾向があります。次の給料日を見越して計画的に使うということができません。

(8)用もないのにコンビニに立ち寄る

仕事への行き帰りでコンビニを見つけると、なんとなく入って、飲み物やお菓子などのちょっとしたものを買う癖があります。

1回あたりの使用額は高くありませんが、毎日のように続けていると結構な金額になります。

(9)流行に敏感

オシャレの最先端を行きたいので、新しい商品が出ると買ってしまいます。限定ものやセールにも弱く、今しか買えないと思うと飛びつく傾向にあります。

(10)外食やデリバリーをよく利用する

家で自炊するよりも楽だから、という理由もあり外食することが好きです。また、何かと「頑張っている自分へのご褒美」としていいものを食べたいと考えることも。

参考記事はこちら▼

あなたの浪費癖度はどのくらい? 10の質問で診断します。

浪費癖がある人の10の原因と心理状況

なぜ浪費してしまうのか、その原因と心理状況を解説します。

(1)買う行為自体が好き

買っても使っていない物がある場合は、買うという行為自体に快感を覚えています。

お金を使うことが気持ちいいので、「お値打ち&今だけ」などのきっかけがあれば必要のないものまで買ってしまうのです。

また、お店の人からお得意様として接客されると、その時の快感をまた味わいたくなるという心理もあります。

(2)人間関係のストレスが多い

家族や職場の人間関係などでストレスが多いと、発散の手段として買い物するケースも見られます。

欲求不満を解消する手段が他にない時に、浪費に走ってしまうようです。

(3)孤独や寂しさを紛らわせたい

人とのつながりが薄いと、寂しさや孤独感が募ります。

寂しさを紛らわせるために物やサービスを買うこともあれば、買ったものを身につけることで周りの人から注目を集めたいと思うこともあります。

(4)劣等感が強い

自分に自信がなく劣等感が強いと、ブランド物や珍しい物などを持つことで自分をよく見せて心のバランスを保とうとするケースがあります。

一度優越感を覚えると、浪費癖に拍車がかかってしまうことも。

(5)見栄っ張り

自分をよく見せたいという思いが強くなりすぎると、高級な飲食店などで後輩たちに奢るなど、自分のキャパシティを超えてお金を使ってしまうことも。

一度自分の身の丈を超える散財をしてしまうと、それが新しい基準になってしまいます。

(6)自制心がない

浪費癖のある人は、自分の欲望を抑えることが苦手です。

普通は手元にお金がなければ我慢しようと思いますが、「今月だけだから」「今しか買えないし」と、何かと都合のいい言い訳を考えて、ほしい気持ちに負けてしまいます。

(7)計画性がない

海外旅行や大型家電、高級ブランド品などの大きな買い物の場合は、年間の収支を考えるものです。

しかし、浪費癖のある人は、目先のことだけを見ているので、なんとかなるでしょ……と都合よく解釈します。

(8)貯金しようという意識がない

貯金に興味がなく、お金は使うものだと考えているので、お金があればあった分だけ使ってしまいます。

(9)面倒が嫌い

面倒なことが嫌いなので、何かと楽をしたがります。

雨が降ったらコンビニ傘、公共交通機関ではなくタクシー、自炊より外食……というように、お金で解決できるものはお金でなんとかしようとするのです。

(10)節約しているつもりが多い

お値打ち品やセール品に目がなく、浪費癖のある人は「お得だから」と思っています。

しかし必要のないものまで大量に買っていることが多く、結果的に無駄になっていることもあるのですが本人にその自覚はありません。

浪費癖を直す5つの方法

では、どのようにして浪費癖を直していくことができるのでしょうか。今すぐできる方法から長期的な方法まで紹介します。

(1)断捨離する

まず、どれくらいの物を持っているのかを把握しましょう。

断捨離をしてみると、余分な物をたくさん買っていたことに気づくのではないでしょうか。断捨離は1回だけではなく、半年に1回など、定期的に行うことがポイント。

最初はもったいない精神からなかなか捨てられませんが、何回も繰り返すことで持ち物が減り、自分にとって本当に必要な物が見えてきます。

(2)支出額を把握する

浪費癖のある人は、支出額を把握していないことが多いので、何にいくら使ったのかをアプリなどを使って見える状態にしましょう。

1カ月の支出額を見ると、自分の癖が客観的にわかるようになります。

(3)誘惑のある場所に行かない&見ない

お店に行ったり、ネットショップを見たりすると買いたい欲求が出てきてしまうので、誘惑のあるところには行かない&見ないのが基本です。

具体的にほしいものがある時だけ行くようにしましょう。

(4)買い物以外のストレス解消法を見つける

ストレスから買い物してしまう人は、買い物以外のストレス発散方法を見つけることが大切です。

オススメは体を動かすこと。散歩でもジムでもいいので体を動かすと余計なことを考えずにすみますし、体が疲れると気持ちよく眠れるので生活リズムも整います。

(5)人とつながる

寂しさから買い物してしまう人は、長期的に見ると人とのつながりを取り戻すことが大切です。

友達に連絡しておしゃべりする時間を持つことで、精神的に満たされると買い物欲求が収まってくるかもしれません。

浪費癖のある人にならないために

予定よりつい多くお金を使ってしまうことは誰にでもあるものですが、そのレベルがひどくなると浪費癖になります。

自分が使っている金額を十分に把握しないまま、その時の欲求で買っていることも多いので、まずは収支をきちんと把握することが大切です。

そうすると、本当に必要な物は案外少ないということがわかるでしょう。

また浪費癖にはストレスや精神的な欲求不満も関係していることがあるので、そういった場合は買い物以外で心を満たしていくことが必要です。

(高見綾)

※画像はイメージです

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