うざい上司の特徴とは? 付き合い方のコツと対処法
職場にうざい上司がいる場合、相手を黙らせる方法があればいいのにと思ったことはありませんか? この記事では、うざい上司の特徴と対処法についてコラムニストのウイさんが教えてくれます。
起業するか、フリーランスにならない限り会社での人間関係はつきまといます。
他人同士が集まっているわけですから、様々な人間関係があるのは当然です。もちろんすべての関係が円滑にいくかといわれればそうじゃないですよね。むしろ人間関係に問題がない職場なんかそうそうない。
そんな中でもやっかいなのは上司ですよね。
立場が上なのでうざいことがあっても嫌な顔もできないし、下手に意見すると反抗と捉えられる場合もある。かといって納得いかない指示に従い続けるのはストレスが溜まるもんです。
というわけで、今回は仕事をする限り切っても切れない存在である「上司」について書かせていただきます。
理想の上司像
『誰よりも働く。誰よりも早く帰ろうとする。自分の部下は優先して帰す。褒める時はみんなの前で大袈裟に。叱る時は2人きりでひと呼吸置いてから。部下を抱こうとしない。率先して矢面に立つ。即決する。辞めたい人に対しては一度は引き止めるけど、すぐに応援する。緊急事態でも絶対にユーモアを忘れない』
こんな上司がいたらいいなっていう理想像には個人差があって、一概に「これ!」っていうものを明確に示すのは難しいんですけど、僕が考える理想の上司像を書かせていただきました。
特に「誰よりも働き、誰よりも早く帰る」という項目は必須だと思っています。働かない上司の言うことにはなかなか耳を傾けられないですからね。
あと、「部下を抱こうとしない」っていうのも重要です。上司からの不倫の誘いを断ったら冷遇されたという相談をよく受けるので、トラブルを避けるためには抱こうとする素振りすら見せてはいけないと思います。
もちろん全部体現することは非常に難しいんですけど、こんな上司がいたら例えばその上司がどれだけ口が悪くて見た目が苦手であろうと、僕はきっとどんなに厳しい任務でも全力を注ぎ、忠実に遂行しようと思ったでしょう。いませんでしたけど。
うざい上司は人によって千差万別
「うざい」という定義ですが、ここも前述の「理想の上司」と一緒で「これがダメ!」っていう定義ができないんですよね。なんせ好みの問題がありますから。ある人によっては気にならない言動も、自分にとってはうざいと感じることもあるわけです。
僕の場合は前述の「理想の上司の反対」がうざい上司の定義です。ろくに仕事もせず、いつまでも会社にいて、おもしろいことのひとつも言えないくせに部下を抱こうと一所懸命。うざいどころか、一緒に仕事もしたくないし、できれば同じ空間の空気も吸いたくありません。
結果、会社を辞めましたけど。
うざい上司への対処法なんてない
うざい上司に悩む方に唯一できるアドバイスは、「悩むだけ損ですよ」っていうことなんですよね。
仕事に支障が出るようなモラハラやパワハラだったら、しかるべき処置をとり社会的な制裁を加えバイバイするべきなんですけど「うぜぇ」くらいの感情であれば、決して気休めではなく本当に気にするだけ損なんです。
だってパワハラやモラハラでもない限り、どれだけうざくてもその上司を呪って消し去ることはできないわけです。人事はもっと上の人が決めることだから。つまり異動や転職がない限り、付き合い続けなければいけない。ここを理解できているようで理解できていない人が案外います。
それだったらうざい上司にあなたの貴重な時間と体力を浪費したり、感情が揺さぶられたりするのって損だと思いませんか。もったいなさすぎる。
うざい上司とは「うまいことやってるぜ、私」の精神で乗り切る
もうちょっとだけ、なぜうざい上司を気にするだけ損なのか深堀りしてみます。
試しに勇気を出して、うざい上司にどこがどれくらいうざいかぶつけてみます。一時的に同僚や後輩からヒーロー扱いされるかもしれませんが、その後の仕事のことや立場を考えたら損することのほうがはるかに多いですよね。たとえあなたの意見がどんなに正論であってもです。
しかも、嫌いな人と嫌いな理由についてコミュニケーションをするわけですから、膨大なエネルギーを消費します。そんなに疲れることをして得られる結果が損のほうがはるかに大きいって、なんかすごくバカげてますよ。
しかも、ちょっと指摘したくらいで他人を変えることなんて結局できないんです。
そして、何も言わずにガマンするのだってストレスが溜まります。ストレスが溜まったら発散しなければいけない。言ってもストレス。言わなくてもストレス。うざい上司のために今この時間、この記事を読んでるのも実はもったいない。それに「争いは同じレベルの人間同士でしか発生しない」って言うじゃないですか。
それだったら気にせずヘラヘラしてましょうよ。うまくスルーできている自分に「うまいことやってるぜ、私」っていう承認を与えてあげましょうよ。そっちのほうが健全だし、ストレスも少ない。
自分が損しちゃうコミュニケーションは好きな人とだけで充分です。うざい上司に向けているエネルギーは好きな人と本気でぶつかるためにとっておきましょう。
うざい上司に対するまちがったストレス発散方法
最後に重要なことを。
後輩や同僚との飲み会でついついそのうざい上司の話になって悪口大会が開催されがちですよね。しかもうざい上司の悪口を肴に飲む酒はうまいのなんのって。
でも、ここに罠があります。本人がいない安全圏。大勢で悪口を言えば言うほど、意識が縛られてしまうんですよね。
悪口大会って、ノッてくるとみんな我先にと冗談を交えながら悪口を言うじゃないですか。まるでストレスを発散するように。そして、そこからまた自分の知らないその人の良くない一面を知ったりするわけです。何よりも自分の口で悪口を言えば再確認してしまうわけです。
そんなの全然スルーできてないし、ストレス発散しているようで、余計にストレスをため込む原因になるんです。
繰り返しますが、そこに時間を使うくらいなら、好きな人に時間を使ったほうが何倍も有意義だし健全だしストレスが発散できると思います。
そして、みんな大人なのでそれくらいの立ち振る舞いはできると思います。
スルースキルでノーストレスな楽しい社会人ライフを。
(ウイ)
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