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恋愛でも仕事でも。自分に自信を持つ方法

小日向るり子

自分に自信がありますか? 恋愛においても仕事においても、自分に自信を持つ方法ってあるのでしょうか? 心理カウンセラーの小日向るり子さんに教えてもらいました。

自分に自信が持てないと悩んでいませんか?

「自分に自信を持つためには自分を好きになることが大切!」と書かれている書籍やコラムも多いですが、そもそも自分を好きになる方法がわからない……と思われている方も多いと思います。

今回は、まず「自分を好きになる方法」から解説し、さらに後半は【恋愛編】と【仕事編】に分けて「自信を持つための過程」を書いていきたいと思います。

まずは自分を好きになる。自己一致させる方法

「自分を好きになる」ということは、長所を増やしていくことではありません。

エステに通って肌をピカピカに磨いても肌は加齢とともに衰えてきます。その時に自分を嫌いになっていたら意味がないということ。

「本当に自分を好きになる」ということは、「ありのままの自分を知って受け入れる」ということなのです。これを自己一致といいます。

以下、自己一致するためのひとつのやり方をご紹介します。

自己分析が肝心。自己一致する方法

1.紙に自分の特徴を思いつくままに書く(「頑固」「すぐ緊張する」「料理が得意」「髪が綺麗」「背が高い」など思いつくまま書いてOK)。

2.それぞれを長所と短所に分ける。

3.短所としてあげた項目の中で長所として言いかえることができるものがあれば長所の欄にそれを加える。その逆で、長所としてあげたものでも短所と言いかえられるものがあれば短所に加えることも行う(例:「頑固」→「決めたことはやり遂げる」、「不安感情が強い」→「事前対策が得意」等)。

4.紙に書いたものじっくりと見て自分はこういう人間なのだとそのまま受け止める。

長所が多いから良い、短所が多いからダメ、といった感情的な見方はしないでください。

このパーソナリティで今を生きている自分を愛おしむ気持ちで受け止めることが大切です。

自分に自信を持つ方法【恋愛編】

ではここからは自分を好きになって、さらに自信をつけていきたいという場合におすすめする具体的な方法をあげていきたいと思います。まずは恋愛編です。

(1)自分の恋愛を認める

恋愛の思い出には良い思い出だけでなく苦い思いとして思い出すものもあると思いますがそれらもすべて肯定的に変換してみましょう。

たとえ振られて終わった恋であっても「勇気を振り絞って告白できた自分」を認める。告白できずに別れていった人でも「打算なく一人の人を愛した自分」を認める。

すべて認めてあげるのです。

(2)外見の強みを磨く

容姿だけでなく、メイクが大好き、靴にはこだわりがある、といったこともすべて外見の強みとなります。

小さなことでも構わないので注力して磨いていきましょう。

(3)好きな人が好きなものに興味を持ってみる

好きな人が好きなものに自分も興味を持ってみましょう。

たとえば彼はマラソンが好きだけど私は運動が嫌いだから無理、ではなくて自分も自分のペースで走ってみるということです。これは恋愛におけるミラー効果(※)はもちろん、共通の趣味になれば彼にとってのオンリーワンの女性に近づきます。

また、自分自身にも新しい世界が広がることで自信がついてきます。

※「同調効果」ともいう。自分と同じことをしている相手には好意を抱きやすくなるという心理状態。

(4)提供できる特技を持つ

趣味や特技がない、という方はぜひ人に提供できる特技に挑戦してください。このときも自己一致のやり方をうまく使いましょう。

たとえば自分の長所で「細かい作業が得意」と書いた方はマスコットやアクセサリー作り、料理やお菓子作りなどもおすすめです。

(5)彼を信じる

現在お付き合いしている人は彼を信じましょう。彼を信じよう! と決意してみてください。そのためには自分自身が強くならなければならないということに気付くと思います。

こうした心の状態が自立心を促し、結果的に自分一人でも楽しみや生きがいをみつけられるようになるため自信がついてくるのです。

自分に自信を持つ方法【仕事編】

それでは次は仕事編です。

(1)自信をもって仕事をしている人の真似をする

自信をもって仕事をしているな、と感じる人をよく観察して真似をしてみましょう。たとえば大きな声でハキハキと話す人であれば自分も大きな声と滑舌を意識してみるといったことです。

(2)得意な仕事を苦手な仕事をしっかり認識する

データ分析、在庫管理、レポート作成は得意だけど、お客様との交渉、電話応対は苦手、など仕事の中で自分が得意とするものと苦手とするものをしっかりと意識してみましょう。

(3)主張する

自分がやってみたい業務、改善した方がよいと思っていることなど自ら仕事を快適にするために主張をしましょう。自分の意見を述べることは勇気が必要ですが、主張してみると案外簡単に通ったりするものです。

このように「やってみたらできた」という体験が自信につながっていきます。

(4)得意を伸ばす

(2)で得意な仕事が自覚できたと思います。その得意を伸ばしていきましょう。

もし現在の会社で自分が得意とする業務が少ないようであれば得意業務にさらに特化して仕事ができる会社がないか、転職も含めて検討するのもアリです。

(5)思いこみを捨てる

自分に自信がない人は「自分にこの業務は難しすぎる」「どうせ他の人の手柄になるだけ」などポジティブな思いこみよりもネガティブな思いこみをたくさん抱えていることが多いです。こうした思いこみを捨てていくことが大切。

ネガティブな思いこみが心を支配したら「やる前に決めつけない」と言い聞かせましょう。

本当の意味で「自信がある人」とは

「自信がある人」と聞くと長所がたくさんあって人から称賛されている人か、自己愛が強くてナルシストな人、のどちらかをイメージしがちです。

しかし、自分に自信がある人の土台は「自分の足るを知っており自然体であること」です。

そこに長所を伸ばす行動を付け加えていけばそれが自信という形で身についていきます。

漠然と頭の中で「自分はこんな人間」と思っているだけの人が多いと思いますが、実際に書きだしてみることをぜひやってみてくださいね。

きっと新しい発見があると思います。

(小日向るり子)

※画像はイメージです

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