視覚でモテる。鎖骨フェチ男性の心理とは
細く浮き出た女性の鎖骨は、いつの時代も男性に人気がありますよね。でも、そもそもどうして人気があるのでしょうか? 男性が鎖骨に魅了される心理や、鎖骨が好きな男性の特徴など「鎖骨フェチ」について、マジシャン兼催眠心理療法士の浅田さん@令和の奇術師に解説してもらいます。
「鎖骨か」
「うん。鎖骨だよね」
「やっぱ鎖骨だよ。鎖骨、鎖骨」
今日も、街のどこかの居酒屋でささやかれている会話です。たぶん。いやはや、鎖骨好きの男性って多いですよね。
ご存じのように、鎖骨とは「肩から首にかけての太い骨」のことです。それが一部の鎖骨フェチ男子(もしくは男子全員)の心にグッとくるというのです。
今回はそんな「鎖骨フェチ男子の心理」にせまります。魅力的な鎖骨を手に入れたいとお考えの貴女の参考にもなるかと思います。
男性が鎖骨に魅力を感じる5つの心理
まずは、男性がなぜ鎖骨に惹かれてしまうのか心理についてお話ししましょう。
(1)鎖骨を通して全身の形を感じるから
相手の身体を想像してしまうからです。
鎖骨を通して、見えない部分まで想像してしまう、ということです。あけっぴろげにされたものより隠されたものにこそ魅力を感じるのは人間の常です。
特に鎖骨は「他の部分がどんな形をしているか?」をイメージしやすい場所ですので、細ければ細く、肉づきがあればその肉づきが、ダイレクトに感じられるというわけです。
(2)顔とセットで目につきやすい位置にあるから
私たちは話をするときに相手の顔を見ます。鎖骨は、そのとき目に入りやすい位置にあるのです。だから、印象に残りやすい。
肖像画だって、鎖骨まで描かれていることが多いものです。やはり顔とセットで、相手の魅力として捉えやすいわけです。
(3)触れたときの感覚を想像するから
鎖骨は身体全体でも、かなり硬い部分です。そして「外から見て硬さがリアルに伝わる」のもポイントです。
他の皮膚と比べて、めちゃくちゃ硬そうなのです。異物感がある。それが触らなくてもわかるから、ついイメージしてしまうのです。
プチプチマットや、タピオカや、ふわふわカーペットみたいなものと同じ感覚かもしれません。あきらかに触ると何かありそうだから、そそられるという心理です。
(4)生物としての弱さを感じるから
ある種の動物にとって、首もとをみせるのは「降伏」のポーズです。
首は命にかかわる重要な部分です。それを差しだすということは「相手に負けを認めて保護をお願いする」というニュアンスがあるのですね。チワワが仰向けになっているようなイメージです。
人間にも、それと似たようなことがいえます。鎖骨を見せることで、男性の本能に訴えかけることになるので、守ってあげたくなるアピールになるのですね。
(5)セクシャルを感じるから
もう色気としか言いようがありません。
女性の鎖骨というだけで、そこに女性を感じるというわけです。また、男性にない形をしているというのも魅力に感じるポイントでしょう。
そもそも男性のファッションには、あまり鎖骨がでるようなものがありません。タンクトップなどの筋肉アピール系は別ですけれども。
だから、なんとなく鎖骨は女性が見せているもの、というイメージがあるわけで、いざ目にすると、なじみない骨の形に性差を感じてドキっとするのです。
鎖骨フェチの男性の特徴
次に、鎖骨フェチである男性にはどのような特徴があるのかもご紹介しましょう。
(1)守りたくなるような女性が好み
先ほど、鎖骨は生物(女性)としての弱さをあらわすものだと書きました。弱点をさらすことで本能をくすぐります。
そこにグッとくる男性はそれを守りたいと感じるわけです。いわば庇護欲求です。
男性は「自分は強い」と思いたい生き物なので、それを感じられる場所を望んでいるのです。ナイトなのか、動物的なのか、いずれにせよ男性的なタイプだといえるでしょう。
そういった男性は、華奢な女性が好みだともいえるかもしれません。
(2)むっつりである
鎖骨フェチの男性は、女性の鎖骨にたんなる骨以上のものをイメージするわけです。
間接的な部分にもセクシュアルさを感じるというわけですから、ある意味想像力が豊かだともいえるでしょう。つまりは、むっつりスケベです。
このタイプの男性は、のぞき見趣味とでもいうように「見えるか見えないか?」と想像力を刺激される感じに弱いので、「あえて隠す」という方法が有効です。
(3)本能的な面が強い
動物的な勘がするどいタイプと言い換えることもできます。
ある意味、鎖骨フェチは「女性の性格や内面ではなく、肉体に惹かれやすい性質」だともいえるので、ひとまず「ルックスでビビッとくるか」を優先させるわけです。
まさに動物的な発想に近いです。ゆったり会話して、その人間性を理解してから──というのとは真逆の考え方です。
もちろん恋愛なんて、ほとんど本能によるものなので、誰だって動物的に考えます。なかでも、こういった男性はその割合が強いということですね。
(4)モテなかった過去がある
そもそもフェチとは「身体の一部や、特定のファッションや状況に、異常な執着をみせる趣向」のことです。
このように書くとホラー映画のプロローグみたいな感じがします。しかし、そんなことはありません。誰だって「異性のこういうところが好きなんだよね」と、大なり小なり持ちあわせているものです。
こうしたフェチの一因には「異性に対するコンプレックス」があるといわれています。つまり恋愛で思いどおりにならなかった──モテなかった過去──の分だけ性癖がズレるというわけです。
もしかすると、鎖骨フェチ男子も、そんな過去があったのかもしれません。
(5)視覚で興奮する
一般に「男性は目で恋をして、女性は耳で恋をする」といわれます。
男性は女性のルックスを重視して、女性は男性の喋る内容に惹かれる、という意味です。なんとなく、ははーんと理解できるものがありますよね。
だからこそ女性はルックスを磨いて、男性は人間性やトークを磨きましょう、ということになります。
もちろん個人差はあるので、あくまで全体の傾向です。とはいえ、なかでも鎖骨フェチの男性は、より視覚で興奮しやすいタイプだといえるでしょう。
男性が魅力的だと感じる鎖骨の見せ方
最後に、男性が魅力的だと感じる鎖骨の見せ方を、男性目線でご紹介します。
(1)キレイに浮きだした鎖骨を見せる
とにかく鎖骨をキレイに見せることです。
そのためにはダイエットをしたり、リンパの流れを改善したり、首もとのあいた服を着たりといった方法があるでしょう。
なかでも、手軽で重要なのが「姿勢」です。姿勢をよくするとは胸を張ること。すると鎖骨がもっとも美しく見えるようになります。
そのためには、
1. 胸を張る
2. 顔を後ろに引く(顎だけでなく顔全体を後ろにスライドするイメージ)
この2点を意識します。
すると体全体の印象がよくなりますし、ひときわ鎖骨がキレイに浮き立ちます。
(2)露骨なアピールはしない
鎖骨フェチはちらりとのぞく鎖骨にテンションが上がるわけです。
だからこそ「鎖骨がいいんでしょう?」と言わんばかりに強調するのも考えものです。そこに、秘すれば花、という情緒が失われるからです。
例えば上着で隠しておいて、いざというときに上着をぬいでみせるといった具合です。上品に鎖骨をアピールするのはいかがでしょう。
(3)鎖骨トークをする
会話を使った心理テク。
あえて鎖骨を話題にすることで、鎖骨に意識を向けさせるという技です。何も自分(女性側)の鎖骨についてでなくてもかまいません。
何気なく「私、男子の鎖骨好きなんだよね」でもOKです。そうしてトークテーマにするだけでも男性はこちらの鎖骨を気にしはじめるでしょう。
鎖骨で魅せる女性になろう
うえにも書きましたが「男性は目で恋をする生き物」です。
これは、この町がまだジャングルだったころから変わらない本能的なものです。文句をいっても変えることはできない。ならばこそ、利用することを考えた方が有益かもしれません。
ルックスを磨いて、得することはあっても、損することはありません。男性が目で恋をするのなら、そのレベルを月にいったアポロ11号くらいにブチ抜いて、目で愛させるくらいの女性になってやりましょうぜ。少なくとも、それくらいの心意気でね。
貴女の恋が叶えられることを祈っています。
(浅田悠介)
※画像はイメージです
フェチとは何かや、他のフェチの種類と心理を専門家が解説します。