遊ばれてる、と感じたら。「男子校系」「共学系」、2つのタイプ別攻略法

気になる相手からよく誘われはするけれど、彼氏彼女の間柄とはいえない“微妙な関係”ってありますよね。

これから本命になるのか、それともすでに遊び相手に認定されているのか、彼の気持ちが気になるところです。こんなとき、彼からの告白を気長に待つべきかどうか、教えて、ぐっどうぃる博士！

理想の女性を探す【男子校系】、自分に合う女性を探す【共学系】

「その相手が【男子校系】か【共学系】どちらのタイプなのかが関係してきます。これはぼくがan・an 2012年 7/18号の『みんなの恋愛データ』特集に載っていた【男子校系】【共学系】という言葉を気に入り使っているもので、彼が男子校出身か共学出身なのかは関係ありません。そういうイメージということです。

僕の言う【男子校系】とは、女性を異世界の人と感じる男性を指します。彼らにとって女性はよくわからない生き物で、いいときはお姫様、悪いときは性欲を処理するおもちゃになります。決して仲間ではないのです。その結果“男とはこうあるべき”“女とはこうあるべき”という固定観念を持ちます。

この【男子校系】は自分の中で“理想の女性”像が決まっていて、目の前の女性がその理想にどれだけ近いかで、相手のありなしを判断します。ですから第一印象を重視し、かなり早い段階で“本命かそれ以外か”を決めます。

いっぽうの【共学系】は、女性を仲間と思っている男性です。日常の中に女性がいて、男女をあまり区別していません。女性の下着にも男子校系ほど興奮しません。【共学系】が女性に期待しているのは、心地よさと言ってよいでしょう。だから何回も会って、その人が自分に合っているかどうか、自分の人生に必要な女性かどうかを、時間をかけてじっくり吟味していきます。

男子校系、共学系のそれぞれの傾向

【男子校系】は出会って一回から数回で恋人にしたいかどうかを決めているので、恋愛対象外と何度もデートをすることはありません。彼らが何度もデートをするということは、少なくとも体の関係を持ちたいか、つきあいたいのです。

男子校系の彼が女性慣れしていなさそうなら、あなたがもう少し積極的になってかまいません。それでもなお彼が告白してこないなら、それはつきあう気はない、つまり遊びの可能性が高くなります。

一方で共学系の場合、何度も会っているのに恋愛感情がほとんどない可能性があります。異性として強く意識していなくてもノリが合えば遊んだりするのです。そうしていく中で本気で相手を好きになる事がよくあります」。

すでに自分の中で決まっている“理想のタイプ”に合致しているかで判断する男子校系と、一緒に過ごしながら相手と合うかどうかゆっくり吟味していく共学系とは興味深いですね。告白を待つかどうかを判断するにはまず、彼がどちらのタイプかを見きわめてからですね。

彼は男子校系、あるいは共学系？　その見きわめ方

とはいえ彼がどちらのタイプなのか、よくわからないという場合、どうやったら見きわめられるでしょうか？

「たとえば彼が理想の女性像や、男女の役割について口にする人かどうかがヒントになります。“ロングヘアが好き”“下ネタに乗る女は下品だ”など、自分の好みを言うことが多かったり、“男は道路側を歩くべき”“女は手を口に当てて笑うべき”など、ステレオタイプなジェンダー観を持っている男性は、【男子校系】。それに対して、そもそも男女の違いがないが基本的な考えなら、それは【共学系】に仕分けできます」。

ちなみに恋愛経験が豊富な男性ほど、時間をかけて本命を選ぶ傾向があり、恋愛経験が浅い男性は、“見た目が美しい女性は性格もいい”と思い込んでいるので、決断が早いそう。

遊び相手に認定されやすい女性の特徴

本命と遊びの違いというのは、受験でいう“第一志望”と“すべり止め”のようなもの。本命枠に入れるのは1人だけで、その枠はかぎりなく狭いことも念頭においておくべきだとか。また遊び相手にされるのには、女性の側にも原因はあるようです。

「男心が分かっていない、自分の感情をコントロールできない、相手の言葉をうのみにしやすい人は、男性から遊び相手に認定されやすいです。

恋愛体質の人、逆に疑心暗鬼の人も、だまされやすいので格好のえじきに。また自己評価が低すぎる、高すぎる、等身大の自分の価値をわかっていない人も、遊び相手にされやすいですね」。

そうされないために大事なのが、男心を知ることと、彼にハマりすぎないこと。彼はたくさんの男性のうちの一人に過ぎない、くらいに気持ちの余裕を持ち、“手に入りそうで入らない距離”を保っておくことがポイントだそうです。

遊び相手にされているかどうかは、“3つのサイン”で判断

気づかないうちに遊び相手に認定されている場合、彼の態度や行動から判断することはできますか？

「主に“3つのサイン”から判断できます。

１つめは、優先順位が低い。何日も前から約束するのではなく突然デートに誘われるなど、ひまつぶしに使われることが多く、平気でドタキャンもします。

2つめは、あなたに労力をかけない。デートの時間やお金をなるべく使いません。

3つめは、気づかいがない。デリカシーのない発言が多かったり、向き合おうとしなかったり。この“向き合わない”というのには、彼がまったく怒らなかったり、いつもやさしいといったことも含まれます。彼女ときちんと付き合おうという気がないので、彼女が無駄遣いしようが、彼女が人としてダメであろうが気にしません。

この3つのサインを感じたら、遊び相手にされていることを疑うべきでしょう」。

思い当たる人は遊び相手にされている可能性が高いといえそう。さっさと見切って、次に行きましょう。

でも、やっぱり彼が好き！　遊びから本命に昇格するには？

たとえ今は遊び相手に認定されても、やっぱり彼が好き……。その場合に、彼の“本気スイッチ”を入れるにはどうすればいいでしょう？

「彼にとってのあなたの価値を高めるにかぎります。有効な方法のひとつが、『フリー作戦』。これはゲームの課金システムと同じようなもので、はじめは無料で遊ばせてとことんハマらせた後に、有料化する作戦です。価値を高めるために長期戦を覚悟してください。

作戦実行中は、彼から呼ばれれば飛んでいき、ほかに女性の影が見えてもなにも言わず、“彼にとって都合のいい女”になってください。もちろん『私って遊びなの？』『本命にして！』など、あなたの気持ちは一切彼に言ってはいけません。

その状態を続けて半年経ったら『やっぱりあなたのことが好き。つきあいたい』と彼に告白します。ほとんどの場合彼は困るようなそぶりを見せたり、ごまかしたりするでしょう。そうしたら、その日は楽しく過ごし、次の日に彼から離れて、一切の連絡を絶ちます。

もし彼があなたに価値を見出していたら、絶対に連絡してきます。そのときは、何度も無視した上で、きっぱりと、『ごめんなさい。もう私を振り回さないでください。私はあなたの事が好きだったけど、きちんと付き合ってくれる誠実な男性を探します。永遠にさようなら』と告げます。そして彼が『きちんとつきあいたい』と宣言するまで無視します。

LINE以外に彼の連絡方法があるなら、LINEをブロックしても構いません。この作戦を実行して、おつき合いを始めたカップルはけっこう多いです」とぐっどうぃる博士。

フリー作戦のチャンスは1回きり、しかも長期戦。精神的にもかなりハードな作戦ではありますが、“どうしても彼の本命になりたい！”ということであれば、試してみるのも一手。遊び相手から本命になりたい方は、作戦決行もご検討あれ。

（取材・文：吉祥さゆり）