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彼氏に「大切にされる女性」と「されない女性」のちがい

仁科友里

いつも彼氏に大切にされないと感じていませんか? 「大切にされる女性」と「されない女性」のちがいとはなんなのでしょうか? 彼氏ではなく自分に問題がある場合もあるようです。ライターの仁科友里さんに聞いてみました。

こんにちは、仁科友里です。

婚活中の女性からよく受ける相談として、「最初は彼から追いかけられていたのに、いつのまにか立場が逆転した」というものがあります。

彼氏から「大切にされる女性」とそうでない女性のちがいについて、一緒に考えてみましょう。

彼氏に大切にされる女性の特徴

みなさんの多くは、彼氏という存在を「ロマンチックなもの」と解釈しているのではないでしょうか。

私は悪いオトナなのではっきり言いますが、社会人になったら、こういう考え方は捨ててください。

彼氏は「人間関係の一種」であり、職場の仲間となんら変わりありません。職場で仕事の成果をまったく上げられない人が重く用いられないのと同様に、相手にとって「大切にしたい」要素がなければ、大切にされないと思います。

多くの女性が「男性に大切にされるためにすること」というと、食事を作ってあげるなど身の回りの世話を思い浮かべることでしょう。けれど、男性がその女性を「大切にする」かどうかは、最初に出会った時点で決まる部分もあるのではないかと私は考えています。

仁科仮説による「大切にされる女性」の特徴を見ていきましょう。

(1)自分とつりあっている

売れない芸能人が、売れるとそれまでに支えてくれた一般人の彼女、もしくは奥さんを捨て、芸能人と交際したり結婚したりすることはよくあります。

お金がない、売れる保証もない日々を一緒にいてくれた女性を捨て、芸能人を選んでしまうことからわかるように、恋愛や結婚には社会的地位という要素が絡んでいます。

相手との間に格差があるほど、相手から大切にされる可能性は低くなるでしょう。

(2)きちんと仕事をしている

昭和や平成中期であれば、「仕事か恋(結婚)か」は二択であり、「私は仕事に生きるから、恋(結婚)はいらない」「仕事よりも、恋(結婚)」という生き方もアリでした。

しかし、現代では女性の経済力を重視する男性も増えています。経済力という生活の基盤があることが、恋愛や結婚生活にプラスに働く時代なのです。

(3)出会ったときの外見をキープしている

扶桑社が運営するニュースサイト「女子SPA!」が2013年に実施した「『この妻と結婚するんじゃなかった』と思ったことがあるか」アンケートによると、妻への不満の1位は「容姿の劣化」です。

おいおまえ、自分を鏡で見てみろと言いたいところですが、それはさておき、男女関係において、外見は重要な要素です。彼氏ができたからといって、手を抜いていいわけではありません。

(4)メンタルが安定している

日ごろから、精神状態のアップダウンが激しい人が恋愛をすると、さらに不安定になることがあります。

嫌われたと思いこんだり、相手が浮気しているのではないかと不安になったりすることも少量であれば恋愛のだいご味といえますが、あまりに頻繁だと相手を疲れさせる、もしくは自爆のもとになります。

(5)不安が少ない

不安は出来事によって生み出されるものですが、無意識に自分で不安を作り出してしまう思考回路の人がいます。

何かはっきりした証拠やもめ事があったわけでもないのに、「彼に嫌われた」と思うタイプの人は、その典型です。

こういうとき、「私を不安にさせる彼が悪い」と相手を責めてしまいがちですが、一度立ち止まって自分の不安のツボについて考えてみてください。

男性に大切にされない女性の特徴

続いては、反対に「男性に大切にされない女性」の特徴を挙げてみたいと思います。

(1)貞操観念が「緩そう」

芸能人の不倫騒動を見ているとわかるように、オトコ社会の日本では、男性の浮気は甲斐性といわれますが、女性が同じことをするとバッシングされます。一般人の世界であっても、あっちこっちで簡単に体を許す女性は、男性に大切にされないでしょう。

が、ここでのポイントは、貞操観念が本当に緩いかどうかではなく、緩そうに「見える」かどうかです。

仮に男性経験が多かったり、遊んでいたりする過去があっても、言わなければいいだけの話ですから、安心してください。

(2)浮気しなさそう

(1)と矛盾するようですが、男女ともに絶対に自分のそばから離れていかないだろうと油断させてしまうとナメられます。

犯人が最初からバレバレの推理小説はおもしろくないですよね? わたし、わたしと自己アピールするのではなく、自分だけの時間、領分を持ちましょう。

(3)だらしない

時間や金銭にルーズだと、相手のテンションは下がるもの。「親しき仲にも礼儀あり」を心がけましょう。

(4)余裕がない

金銭的に余裕がないとか、家族とのトラブル、もしくは家族が病気になったなど、あなた自身が精神的に余裕のない生活をしていると、つい依存的になり、相手にとって負担になってしまいます。

恋愛や婚活はある程度プライベートが満たされたときにするものではないでしょうか。

(5)自分がかわいそうだと思っている

30年近く生きていれば、何かしら心の傷はあるものです。傷自体は悪いものではありあません。その傷を忘れろという意味ではないのです。

「私ってかわいそう」と思っていると、どんどん自分のことばかり考えてしまって、人の話が耳に入らなくなってしまいます。

相手の言うことを聞けばよいということではなく、人の話を聞くのはコミュニケーションの基本です。それができなくなると、関係性もよくはならないでしょう。

彼氏に大切にされる女性になるには

婚活相談を受けていると、「結婚もしたいけど、とりあえず、やさしい彼氏に甘やかしてほしい」という意見を耳にすることがあります。

私にだって若いころがありましたから、その気持ちはわからないでもありません。しかし、わかるからこそ、言わせてほしい。

彼氏があなたを「甘やかす理由」とはなんでしょうか? 彼氏だから? それだけの価値があなたにはありますか?

男女問わず、自分の恋人の話をしたときに「そんな人でいいの?」と言われるより、「そん恋人がいてうらやましい」と言われたいでしょう。何がうらやましさのツボかは人によって異なりますが、自分が相手にとって「価値ある存在」であるか、振り返ってみてもいいと思います。

彼氏は財布でもなければ、おもしろい話をしてくれるエンターテイナーでもありません。悩みを聞いてくれるカウンセラーでもないのです。

恋愛に決まりはありませんが、原則として「自立した2人が、2人でないとできないことをする」をルールに加えてみたらどうでしょうか。

いつも大切にされないなら自分に原因があるのかも

高度成長期からバブル、ロスジェネ世代にとって、恋愛は「一人前の人間と認められるための必須アイテム」でした。

しかし、現代はそういう時代ではありません。恋愛はひとつの選択肢であり、してもしなくても個人の自由です。だからこそ、男女とも「価値ある人」にならないと成立しないのではないでしょうか。

他人を思いやる気持ちは、余裕のあるときでないと生まれないものです。そのために、女性として社会人としてしっかり自分の足で立つことが大事なのではないでしょうか。

(仁科友里)

※画像はイメージです

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