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くるりんまつ毛を作る、ビューラーの上手な使い方

西田美穂(カラーアナリスト/美容研究家)

メイクの要となるアイメイク、しかもまつ毛は印象を左右する重要ポイントです。今回は自分のまつ毛に合ったビューラーでキレイなカールを作る方法を、美容研究家の西田美穂さんに教えてもらいました。

ビューラーを使うタイミングと上手な使い方

メイクのとき、ビューラーはどのタイミングで使用するのが最適なのでしょうか? ビューラーの上手な使い方と、理想的なまつ毛の仕上がりについて紹介します。

ビューラーを使うタイミング

ビューラーを使うタイミングは、ベースメイク→ビューラー→アイシャドウ・アイラインという順番がオススメです。アイシャドウ・アイラインの後にビューラー、という方もいらっしゃるかと思いますが、それだとビューラーに付着してアイメイクが薄れてしまいます。

ビューラーの上手な使い方

(1) 鏡の正面で顎を突き出し、左手でまぶたの皮膚を上に軽く引っ張ります。

(2) 右手でビューラーを開いたらフレームをまぶたにぴったり当てましょう。まつ毛の根元ギリギリ上を挟むイメージです。皮膚を挟まないか、根元に当たって痛くないか、確認してからきゅっと挟み、約1mm押し上げ2~3秒静止させます。

(3) 力をゆるめてビューラーを離したら手首を少し前に移動して、今度はまつ毛中間部を挟みます。

(4) 再び力をゆるめて、最後に毛先を挟みます。

根元はやや強く、中間は弱く、毛先はさらに弱く、という3段階の力加減で挟みます。3段階にすることで、まつ毛全体にカールがついて、下がりにくいくるんとした仕上がりになります。

理想的なまつ毛の仕上がりとは?

まつ毛が根元から立ち上がり、正面からは扇形に広がって見え、横からは緩くカールがかかって見えるように仕上げると、どこから見てもキレイです。ビューラーを使うタイミングや使い方のポイントに気をつけて、この仕上がりを目指しましょう。

ビューラーの選び方

今使っているそのビューラー、自分の目に合っていますか? 一般的なビューラーでもカーブの形、深さ、横幅の長さ、ゴムの硬さなど種類はさまざまです。そこで、ビューラーの選び方と、目のタイプ別のオススメ商品を紹介します。

ビューラーを選ぶポイントは2つ

基本的な選び方のポイントは「目の幅とビューラーの幅が合っていること」と、「目のカーブとビューラーのカーブが合っていること」の2つです。

ここでいうカーブとは、まぶたの丸み、眼球の突き出し具合を指します。自分の目の形にフィットしないと、皮膚を挟んでしまったり、端まで挟むことができなかったり、変なところにカールをつけてしまったり……などトラブルの元になってしまいます。

まぶたに当てたときにサイズがフィットしないもの、うまく挟めないものなどは無理に使用しないほうがいいでしょう。

目のタイプ別オススメ商品はこちら

●彫深タイプ(まぶたの丸みが強いタイプ)

アイラッシュカーラー(ANNA SUI)
カーブが深く、丸みのあるまぶたにフィットします。外資系メーカーはカーブが強い傾向にあります。

●彫浅タイプ(まぶたが厚めでフラットなタイプ)

マキアージュ エッジフリー アイラッシュカーラー(マキアージュ)
カーブが緩めで、支柱がフレームの外側についています。支柱が刺さって痛い……ということがないのが、嬉しいですね。

●目幅狭めタイプ

キッカ パーフェクトアイラッシュカーラー(CHICCA)
幅が狭く、カーブは緩めに設計されています。つかみにくい目尻も、しっかり立ち上がります。

ゴムの硬さについて

ビューラーのゴムは、硬めで弾力のあるほうが軽い力でカールを作ることができ、まつ毛を傷めにくいです。あまり柔らかいと力が入ってしまい、その分まつ毛に圧力がかかり直接的なダメージになってしまうので注意が必要です。

知っておきたい「部分ビューラー」とは?

部分ビューラーの種類と使い方

大きく分けて2種類あります。普通のビューラーの形のまま幅が狭く小さくなったタイプと、ピンセットのような形のタイプです。

使い方は全体用ビューラーと基本的に変わりませんが、目尻や目頭のまつ毛を上げきれなかった箇所、または、黒目の上中央部のまつ毛カールを「補強するもの」というポジションです。

根元をキュッと挟むだけで細かい毛も上がって仕上がりに差が出ます。

ビューラー使用時の注意点とお手入れ

目元というとてもデリケートな部分に使用するビューラー。力を入れすぎたり不衛生な状態で使うと、まつ毛や皮膚にダメージを与えてしまいかねません。そこで使用時の注意を伺いました。

ビューラー使用時は手首を動かさない!

ビューラー使用時に注意してほしいのは、まつ毛を挟む瞬間に手首を動かさないことです。手首を必要以上に返すとまつ毛を引っ張ってしまい負荷をかけるので、痛いだけでなく抜け毛の原因になってしまいます。

また、1回のメイクで何度もビューラーを使用したり、ビューラーを温めて使用すると、まつ毛に直接的にダメージを与えることになるので注意しましょう。

お手入れのポイント

ビューラーは1回使用するごとに、除菌タイプのウェットティッシュで拭いておくと、汚れや雑菌がたまりにくく衛生的です。

また、ゴム部分は金属のエッジに押さえつけられるため、日に日に磨耗して弾力が弱まっていきます。毎日必ず使う方ならば2〜3カ月に1度交換するのがオススメです。

ビューラー自体の寿命は、正しい使用方法で約1年とするメーカーがほとんどです。使えるからと何年も使ってしまいがちですが、新品に比べるとガタつきなどが出てカールが決まらなくなってきます。まつ毛のためにも、消耗品だと思って新しいものにしたいですね。

「ビューラーの上手な使い方」のまとめ

ビューラーの上手な使い方、選び方からお手入れ方法までを教えていただきました。メイクのどのタイミングで使用するかで、アイメイクの仕上がりも変わってしまうのですね。部分ビューラーなども駆使して、キレイなくるりんまつ毛を目指しましょう!

(監修:西田美穂)

※画像はイメージです

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