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1日中崩れないメイクのコツとは? ポイントはスキンケアとベースメイク!

中坪美左央

「メイク崩れはしかたがないこと」だと思っていませんか? 実は日ごろのスキンケアを工夫するだけで、メイクを長持ちさせることができるんです! そんな崩れにくいメイクのコツを、今回はトータルビューティサロン「アトリエはるか」の中坪美左央さんに教えていただきました。

メイク直し女性

メイク崩れの原因とは?

メイクは、「汗」でメイクが流れたり、肌の乾燥による「皮脂」の過剰分泌で崩れたりします。また、「化粧下地がキレイに塗られていない」こともメイク崩れの原因になります。汗の多い夏だけに限らず、「朝したメイクが、数時間後にはすっかり崩れてしまう」という人は、けっこう多いと思いますが、これはメイク崩れの原因が汗だけではなく皮脂が関係しているから。皮脂は、肌荒れを防止したり肌に潤いを与えたりと美肌に欠かせないものです。しかし保湿を怠ってしまうと、肌は乾燥していると判断して毛穴を開き、皮脂を過剰分泌してしまうのです。したがってメイク崩れの対策は一年中必要となります。

保湿の水

メイク崩れを防ぐには、日ごろのスキンケアが重要

メイクが崩れる主な原因は、汗と皮脂の過剰分泌(肌の乾燥)、そして化粧下地がキレイに塗られていないことなんですね。それではメイク崩れを防ぐには、日ごろどんなことに気をつければよいのでしょうか。

洗顔する女性

洗顔の仕方

朝の洗顔は、夜のうちにかいた汗と皮脂が混ざった皮脂汚れを取り除くつもりで、洗顔料をよく泡立てぬるま湯でやさしく洗います。洗うときのコツは、肌の上で「泡を“手のひら”で転がすように」すること。指先を使うと指でゴシゴシ洗ってしまいがちなので注意が必要です。

夜の洗顔は、日中のほこりや酸化したメイクなどの汚れをしっかり落とすことが大切です。十分なメイクオフ後、朝と同様に洗顔料をよく泡立てぬるま湯でやさしく洗います。

基礎化粧品の使い方

洗顔後のスキンケアは、肌質に合った化粧水で水分補給を行い、乳液などで水分が蒸発しないようにフタをします。化粧水や乳液のつけ方には、コットンでのパッティングとハンドプレスがあります。メーカーによっては、どちらかオススメの使い方がある場合もありますが、それぞれ違った効果があります。

コットンでのパッティングは、肌をクールダウンすることができます。パッティングすると毛穴が引き締まり皮脂が出にくくなります。ただしニキビや肌荒れなどがあると、コットンの繊維で悪化することも。ハンドプレスは、手のひらでつけることで、化粧水が体温ほどに温まるため肌への浸透力が高まります。摩擦で肌がひりひりしやすい人などは、コットンは刺激が強いのでハンドプレスがオススメです。

メイク崩れ対策には保湿が大切。通常のスキンケアにプラスして、パックも有効です。化粧水をたっぷりコットンに含ませてお肌に乗せる「コットンパック」は、気軽にできるのでぜひ試してみてください。また美容液を使う場合は、化粧水と乳液などの間に使用しましょう。化粧水をつけてすぐではなく、肌に馴染んでからつけるようにするのがポイントです。

毛穴ケアの方法

毛穴はぎゅっと引き締めると皮脂も出にくくなるので、美肌に見せるだけでなくメイク崩れ防止にも。毛穴を引き締めるには、毛穴の汚れをキレイに取り除く必要があります。クレンジングの後に、ホットタオルを顔の上に置いて毛穴を開かせてから洗顔すると、毛穴に詰まった汚れが落ちやすくなります。

顔の産毛の処理方法

メイク崩れの原因のひとつに化粧下地がキレイに塗られていないことがありますが、顔に産毛があることで化粧下地がムラになってしまうことがあります。産毛の処理は、必ず洗顔して化粧水を使った後、乳液やクリームを産毛が見える程度に塗って肌を保護してから。フェイス用のカミソリを毛流れに沿って、内から外、上から下にゆっくりとすべらせるようにして処理します。処理後はいつもよりしっかり保湿するようにしましょう。ただし産毛の処理は肌への負担が大きいので、肌が弱い人の自己処理はあまりオススメできません。

崩れないメイク方法とは?

メイクを崩れにくくするには、日ごろのスキンケアが重要だとわかりました。では次に、崩れにくいメイクの方法を教えていただきましょう。

ファンデ

(1)基礎化粧品で肌を整える

「崩れにくいメイクをしたい!」と思うとき、油分によるベタつきを防ごうと化粧水だけで乳液を使わず仕上げてしまう人もいると思います。しかしメイク崩れの原因は、肌の乾燥による皮脂。基礎化粧品はきちんと使って、しっとり肌に整えましょう。また化粧水と乳液やクリームが混ざってしまわないように、化粧水がしっかり浸透してから乳液をつけるようにします。

(2)5分待つ

ベースメイクは、基礎化粧品をつけて5分くらい経ってから行います。5分待つことで基礎化粧品が浸透した潤いのある肌になります。

(3)ベースメイク

基礎化粧品による余分な油分をティッシュオフしてから、化粧下地を塗ります。ティッシュは肌の表面の油分しかとらないのでオススメ。下地は肌に密着させることがポイントです。額、鼻、両頬、あごの5カ所に置いてから、肌にたたき込むように顔の中心から放射線状に広げていきます。額は生え際に向かって、鼻は額に向かって、頬とあごは外に向けて塗ります。毛穴の広がりやすい小鼻や額は、指の腹を使って毛穴を埋めるように下から上へ塗り込むと、メイクが崩れにくくなります。ファンデーションは、下地がしっかり乾いてから同じ要領で塗っていきます。その後、いつものポイントメイクをしてくださいね。

メイクが崩れるというのは、ベースメイクが崩れるということです。なので今回は、「崩れにくいベースメイクの方法」を日ごろのスキンケアによる肌の整え方から詳しく紹介しました。どの工程も特別なテクニックは不要ですが、とにかくていねいに。一つひとつの工程を雑に行わないことが大切です。化粧水、乳液、化粧下地、ファンデーションなどのアイテムには、それぞれ役割があります。混ざってしまうと十分な働きができずメイク崩れの原因になってしまうので、メイクは時間に余裕をもって行うようにしましょう。

まとめ

メイク崩れの主な原因は、汗だけでなく肌の乾燥による皮脂の過剰分泌なんですね。肌にとって保湿は本当に大切なんだと痛感しました。「崩れないメイク」というとプロのすごいテクニックが必要な気がしますが、実際は一つひとつの工程をじっくり行うことが大切。洗顔や基礎化粧品のつけ方、毛穴のケア、産毛の処理などは、つい手抜きをしがちな部分ですが、ぜひ今日からていねいにケアしてみて「一日中崩れないメイク」を手に入れてくださいね。

(監修:中坪美左央)

※画像はイメージです

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